ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(6月21日~6月25日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今週は漫画「インベスターZ」(著者はドラゴン桜と同じく三田紀房先生)の作中に出てくる言葉を紹介します。

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「感情を捨てる」「戦略と法則」

 トレードをする上で大事なことだとは分かっていても、継続して実行することが中々難しいと感じる方が多いのではないでしょうか?

 かく言う私は皆さんの何倍も欲まみれで、感情の浮き沈みが激しい人間であるため(笑)「欲を出さないこと」「恐怖に耐えること」ができる方法を日々模索していますし、感情をコントロールできないがために自分のルール(戦略や法則)を破ってトレードしてしまう時が多々あります。

  

 トレードを続けていく上でこの2つは私にとって永遠のテーマだなと感じたため、自分への戒めとしてこの場を借りて紹介しました。

 

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 今週は26週線を割れて寄り付き、一時的に28,000円を下抜ける場面が見られたものの、下落時の買いの強さは健在で週足としては長い下髭陽線(勢力線)を形成しました。

 先週のローソク足と合わせると「陰陽の切り込み線」を形成しており、来週は上昇を期待させる組み合わせとなっています。

 上下に動く週ではありましたが、終値で見ると依然として13週線と26週線の105円の値幅内に収まる形となっており、2本の移動平均線が収斂する来週には上下のどちらかに動きが出そうな雰囲気となっています。

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日足

 先週の「アイランドリバーサル」および「下放れ二本黒」のローソク足の組み合わせが示唆した通り、今週は25日線を割れて大幅に下落して寄り付き、一時的に28,000円を割り込む週明けとなりました。

 しかしながら「下落した後には大幅な反発が入る」傾向は1月末以降継続しており、先週末の終値から見ると「行って来い」の一週間となっています。

 今週のローソク足の組み合わせを振り返ってみると、

 火曜日:「陰陽の行き違い線」で買いサイン(トレンド転換)

 となっており、月曜日の下落からトレンドが変化したことを示唆する組み合わせが形成されました。

 週末の終値ベースでは75日線を僅かに下回っていますが、来週以降、75日線をサポートにして29,000円で値固めをするのか、再び25日線を割れて高値切り下げのトレンドが継続していくのかをしっかり確認していきます。 

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 2月以降、短期的に急落した場合は約5日の日柄で下げ止まる傾向が見られます。

 今回も6/15高値から5日目である月曜日に株価が下げ止まる可能性があると、日柄の傾向から予測が可能であったと考えます。

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 月曜日に下げ止まったと仮定して、次に考えるのは高値までの日柄であり、これまでの傾向から「10日」「24日」という日柄で高値を付けることが想定できるため、6/21から10日目の7/2、24日目の7/22は意識するべき日にちと考えます。

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 大局としては2/16高値~5/13安値の範囲でのBOXを想定しており、半値の29,000円を基準に「29,000円以下が買いのゾーン」「29,000円以上が売りのゾーン」と想定します。

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 ボリンジャーバンドを見ると月曜日の終値が上向きの-2σをサポートにしていたことから「下げ止まる」可能性があると考えることができました。一方で金曜日は+1σに上値を抑えられていることから、-2σ~+1σの弱いBOX相場に移行するシナリオも想定しておきます。

 各バンドが収斂し始めて次の動きが出る前段階にありそうですが、バンドが拡大する動きが見られるまでは-2σ~+2σの範囲での動きに留まると考えています。

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  今週の売買ポイントを振り返ると、節目の28,400円に近付いた月曜日の寄り付きおよび、1/29安値や5/13安値に近付き-2σがサポートとなった月曜日の大引けは「買う動作」を行う場面であったと考えます。

 一方、6/18→6/21に空けた窓を埋めきれず上髭陰線(塔婆)を形成した水曜日の大引け、6/16→6/17に空けた窓の下限に近付いた金曜日の寄り付きは「売る動作」を行う場面であったと考えます。

 来週のポイントとして、上値に関しては6/16→6/17に空けた窓を埋められるか、6/15高値を抜けられるかを意識し、下値に関しては6/24→6/25に空けた窓を埋められるか、節目の28,800円を維持できるかを意識します。

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TOPIX

 TOPIXは25日線と75日線がゴールデンクロスして再び上値追いの期待が出てきました。
 目先は6/16高値を上抜けるか否かに注目をしていきます。

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 6/16高値を上抜けられずに下落した場合には、トリプルトップ(三尊天井)を形成してく可能性もあるため、6/16高値を上抜ける展開になるのか、6/21安値を割った後に5/13安値のネックラインも割ってトリプルトップ完成の展開になるのか、2つのシナリオを想定しておきます。 

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指標

 騰落レシオは100前後の心地よい水準に留まっています。買われすぎ水準(上昇)、売られすぎ水準(下落)のどちらにも動ける状態となっているため目線をフラットにして相場に臨む必要があります。

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 空売り比率が50を超えると数日以内に株価が下げ止まる傾向が過去から見られるため、1月末振りに50を記録した月曜日は「買い場が近い」と判断するべきであったと考えます。

 50の大台を記録したため、週後半にかけては空売りの買戻しが重なって株価が上昇したと考えられます。

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 先週の投資主体別売買状況は、海外勢、個人共に買い越しとなっています。

 週足で勢力線を形成した今週に海外勢が「安値から買い上げているのか」「安値を売り叩いているのか」を来週確認していきます。

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来週の戦略

 来週もBOX相場をメインシナリオとして立ち回ります。

 来週の上値と下値の目途は以下を想定してポジションを建てていきます。

 上値29,197円および29,263円(6/17→6/18の窓の上限および下限)、29,480円(6/15高値)、29,530円(4/19→4/20の窓の上限)、29,685円(5/10高値)、+1σおよび+2σ

 下値28,935円および28,992円(6/24→6/25の窓の上限および下限)、28,800円28,400円(過去のBOX下限)、-1σおよび-2σ

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意識する日柄

・6/21安値から9日目の7/1

・5/13安値から33日目の6/28

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