今週の日経平均株価分析(11月16日~20日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
コロナウィルスの感染が再拡大している昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもありますので、体調管理には十分注意してお互い日々を過ごしていきましょう!
それでは早速、今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
米モデルナ社がコロナウィルスワクチンの有効性を発表したことを受けて、週前半は日経平均株価がさらに上昇する展開となりました 。
しかし、ワクチン期待で上昇した後は更なる上昇要因となる材料もなく、週末に向けては軟調な展開になりました 。
ローソク足は高値圏にて長い上髭を形成する陰線が出現し、上昇一服および短期的な調整の警戒を示唆されます。ローソク足の実体は先週のローソク足に触れておらず、組み合わせとしては「陽陰のあて首線」を形成しており、弱気のレベルとしてはそれほど高くはありません。
また、今週の高値26,057円は値幅として意識されやすい水準に達しました。26,000円の節目ということもありますが、2016年6月安値(14,864円)→2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)とした時のN値=25,942円に到達しています。上昇トレンドであることに変わりはありませんが、13週線とローソク足との乖離が大きいため、乖離を埋めるために一旦調整してから再上昇する展開も来週以降、十分に考えられます。
したがって現段階で大きく買うことには注意が必要です。
日足
窓を空けて寄り付いた今週ですが、火曜日に高値を付けてからは週後半に向けて調整する展開となっています。
金曜日に窓の下限25,456円をザラ場で埋める動きは見せましたが、終値ベースでは埋めておらず、「窓を埋めたくない」という意思が感じられるローソク足の動きとなりました。
窓が節目として意識される傾向のある今年の相場では、考え方によっては金曜日が「買い場 」になった可能性もあります。
もし、来週以降に調整する展開が見られるようであれば、フィボナッチの半値押し水準の24,500円付近が窓や25日線とも重なってくるため、節目として意識されやすそうです。
上昇を前提とした場合、今後想定される展開を2パターン用意しておきます。
先週の金曜日→今週月曜日に空けた窓の下限を下値サポートとして再度高値を目指すパターン。
直近の窓の下限が下値サポートとして機能せず、次なる窓および25日線まで押して上昇に転じるパターン。
TOPIX
TOPIXも調整はしましたが、日経平均株価よりも調整幅は小さい結果となりました。TOPIXに関しては2020年の高値に近付いたこと、8月安値→9月高値→10月安値のN値に近付いたことで目先の達成感が出て利益確定の売りが出たと考えられます。
指標
25日騰落レシオは依然として過熱感は見られず、100付近の心地よい水準に留まっていあす。日経平均株価が高値を付けた11/17は「値下がり銘柄数>値上がり銘柄数」となっており、指数の動きと個別銘柄の動きに歪みが感じられました。
先週同様に空売り比率は低水準であり、大きく売り崩す動きは感じられません。
先週の投資主体別売買状況は、2週連続で海外勢が大幅買越し、個人が大幅売越しとなっています。
海外勢と逆の動きをとっている個人には、苦しい展開が続いていることが想像できます。
来週の戦略
今週も押し目買いがメイン戦略となります。現在は窓の下限が下値の目途でありますが、その他にボリンジャーバンドの+1σも下値の目途として意識したいと思います。
この2つの節目を割れてくるようであれば、買いは一旦ロスカットし、次なる下値の節目である窓や25日線を押し目買いポイントにしようと考えます。
意識する日柄
・11/17から9日目付近の11/27
・10/30から17日目の11/25