今週の日経平均株価分析(12月14日~18日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
全国各地で寒波が到来した今週、気温の急激な変化で体調は崩されていないでしょうか?
地域によっては降雪により交通障害や事故も発生しており、雪の怖さを改めて思い知らされる今日この頃です。
コロナウィルスのニュースも連日途絶えることなく流れ、気持ちが暗くなってきてしまいますが「冬来たりなば春遠からじ」という言葉があるように、辛い時期を乗り越えるからこそ、次に来る幸せを噛みしめることができると思いますので、我慢の時期は続きますが何とかコロナウィルスが終息に向かってほしいものです。
それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
「陰陰の包み線」の組み合わせを形成したことで、高値圏での下落に警戒が必要であった先週末でしたが、今週の寄り付きは窓を空けて下で始まることはなく、結果的に先週のローソク足の実体の範囲での小動きに留まりました。
ローソク足は「陰陽のはらみ線」を形成し、下げへの警戒は一旦和らいだ形にも見て取れます。
先週の分析では、日足ベース見るとで2016年11月の米大統領選後のチャートと動きが類似している可能性があると記載しました。
日足とは別に週足ベースでチャートの形を見てみると、現在は2017年9月からの急騰後の、11月の保ち合いと類似しているかもしれません。
2017年は年末まで保ち合いが継続し年明けに上放れるという展開でしたが、果たして今回はどのような展開になるのでしょうか?
日足
価格帯で見ると26,600円~26,800円の小幅なレンジでの一週間でした。
ローソク足が保ち合いを継続する中、25日線が接近してくる日柄調整の動きとなっており、来週もローソク足と25日線の絡みに注目していくことになります。
現在の動きは「グランビルの買い➂」がメインシナリオとなりますが、25日線を一旦割り込んで上昇する「グランビルの買い➁」のシナリオも想定した方が良さそうです。
短期的に見ると、今週は三角保ち合いの中での動きでもありました。来週には三角保ち合いを放れる動きが見られるので、上放れした時、下放れした時、それぞれの節目を意識して相場に臨んだ方が慌てずに済みそうです。
今週はボリンジャーバンドの+1σが上値抵抗として機能していましたが、2016年11月~2017年4月、2017年5月~2017年9月の保ち合いの動きも参考になりそうです。
傾向としては、一度25日線まで押した後に再度直近高値を目指す動きが見られるので、今回の保ち合いも25日線まで押した時が一つのポイントとなりそうです。
TOPIX
TOPIXは2018年10月に空けた窓を終値ベースでようやく埋めてきました。25日線の接近を待ってから再度高値を更新して上昇する展開があれば、2018年10月高値の1,838ポイントも視野に入りそうです。
指標
25日騰落レシオの過熱感は一旦収束し、100前後の心地よい水準となっています。今後、再度上昇に転じるために売られ過ぎ水準である80前後まで騰落レシオが下がる展開が無きにしも非ずなので、想定しておいて損はなさそうです。
空売り比率は依然として低水準で推移しています。大きな空売りが入っていないため下値も限定的で、買い場という買い場が今週はありませんでした。
先週の投資主体別売買状況は海外勢が買い越し、個人が売り越しとなっていますが、個人の信用は2週続けての買い越しとなっています。海外勢が売り越しに転じていないことも下値が固い要因ではありますが、売り越しに転じた時には値幅調整が起こる可能性もあるため、毎週の海外勢の動きには注意を払っておく必要があります。
来週の戦略
BOX相場を前提としつつ、25日線まで押して一旦反発することをメインシナリオとします。
ただし、ボリンジャーバンドの+1σが上値の抵抗にもなっているため、25日線で反発しても+1σを回復して上昇が継続する展開がなければBOX相場継続の可能性が強いと判断します。
その場合、狭い値幅ではありますが25日線を買いのポイント、+1σを利益確定ポイントとします。
今後想定するシナリオを3パターン用意しておきます。
1つ目は25日線の接近を待ち、年末に向けて再上昇するパターン。
2つ目は25日線の接近を待って反発するも、上昇に入らずBOX相場が継続するパターン。
3つ目は25日線で留まれず値幅調整に入るパターン。
どのパターンが来ても良いように、週末のうちに節目の確認と建玉のイメージを忘れずに行っていきます。