今週の日経平均株価分析(11月8日~11月12日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
時が経つのは早いもので、このブログでアウトプットを開始してから1年が経過しました。
週末にこのブログ上でアウトプットすることが習慣になってしまっているため、疲れていたり、仕事で帰宅が遅くなって時間がなかったりする時でも眠い目をこすって書き続けているのですが「継続は力なり」を実感している今日この頃です。
年明けからは仕事も変わり、資格試験に向けての勉強も本格化していくことになるため、今よりもブログの書き方を簡素化することにはなると思いますが、可能な限りアウトプットは続けていきます。
一時期増加傾向にあったアクセス数もすっかり元通りになってしまいましたが(笑)、懲りずに読んでいただけるとモチベーションになります。
それでは今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
衆議院選挙の結果を受けて10/20の高値を上抜けた先週末から続伸が期待される今週でありましたが、30,000円の壁は大きく先週の高値を超えられないまま週末を迎える今週となりました。
今週は一旦下に押す場面が見られたものの、下値は上向きの13週線がサポートとなって週足としては長い下髭を付ける陰線(たくり線)を形成しました。
ローソク足の形から下値の固さを感じることができ、来週は上昇を期待したい場面ではありますが、30,000円の壁も厚いため保ち合いが継続することを前提に立ち回る方が無難かもしれません。
来週の保ち合いの範囲としては29,000円~29,900円を想定します。
日足
今週は10/6安値→10/25安値を結ぶトレンドラインの下値支持線を割れ、10/6を起点とした短期的な上昇が一旦終了したことを示唆する動きとなりました。
金曜日はこのトレンドラインが上値を抑える形で週末入りする形となっています。
ローソク足を振り返ってみると、月曜日に陰線を形成した時点で高値圏での「黒三兵(三羽烏)」となり、翌日の続落は想定しやすかったと感じます。
水曜日、木曜日の2日間で「陰陽のはらみ線」を形成し、短期的な底入れを示唆する組み合わせが現れました。両日の安値は10/29→11/1の窓の下限を埋めることがなかったことから「窓を埋めたくない=下に行きたくない」という意思も同時に感じられる値動きとなっており、底入れの可能性を根拠が重なるポイントであったと感じます。
移動平均線は25日線と200日線が再びゴールデンクロスをしています。
トレンドラインの下値支持線を割れたことで、次なる動きはトレンドラインが抵抗となり上昇して跳ね返される展開が想定されます。
一方、トレンドラインの引き方によっては三角保ち合い継続中の見方もできます。
10/6安値→10/29安値を結んだ場合、今週の安値はこのトレンドラインでサポートされる形となっています。
9/14高値→11/4高値を結んだ上値抵抗線と合わせると、三角保ち合いは煮詰まってきており、来週にも上下のどちらかに放れるという展開も想定できます。
その他に10/6安値→10/29安値を結んだ下値支持線と10/20高値→11/4高値を結んだ上値抵抗線で見ると下降ウェッジを形成中という見方もできます。
1つのフォーメーションに固執しすぎずに、どのフォーメーションの中で動いているかを日々確認していきます。
ボリンジャーバンドでは+1σをサポートとしたバンドウォークに発展する値動きにはなりませんでした。
+2σ、+3σが上向きから下向きに転じたことで、ボリンジャーバンドはBOXを示唆する形となっています。
来週の上値の目途としては+2σを意識したいところです。
今週の売買ポイントを振り返ると
・11/4および11/5の高値に近付いた月曜日の寄り付き:「売る動作」
・10/29→11/1の窓の下限に近付いた水曜日の大引けおよび木曜日の寄り付き:「買う動作」
・10/6安値→10/25安値を結ぶトレンドラインに近付いた金曜日の大引け:「売る動作」
を行う場面であったと考えます。
TOPIX
TOPIXも日経平均株価と同様に窓の下限や移動平均線が重なるポイントで下値がサポートされ、反発する動きとなりました。
移動平均線は安定的な上昇トレンドの並びを維持しており、11/4高値を抜けるか否かが目先の焦点となりそうです。
指標
25日騰落レシオは100に近付き、心地良い水準に戻ってきました。
再び80割れを起こすこともできるし、120を目指すこともできるため、上下どちらに振られてもいいようにシナリオを複数想定する必要があります。
空売り比率は40台で推移しており、低下しない空売り比率が続伸できない要因となっています。
先週の投資主体別売買状況は海外が買い越し、個人が大幅に売り越しとなっています。
海外勢に大きな動きが見られていないことが、トレンドが形成されずに保ち合いが続く裏付けにもなっています。
来週の戦略
短期的には29,000円~29,900円のBOX相場を想定します。
BOX相場を前提としたうえで、前述のトレンドラインやフォーメーションを意識し、トレンドの変化に少しでも早く気付けるように対応していきます。
対局では27,000円~30,700円のBOXの想定は変わらず、30,000円を超える場面があるならば、30,700円を明確に超えるまでは売りで利益を狙うポジションをとっていきたいと考えています。
来週意識する上下の節目は以下の通りです。
上値:、9/28→9/29の窓、9/27高値(30,414円)、11/4高値(29,880円)、+2σ
下値:下値支持線(10/6安値→10/25安値)、11/11安値(29,040円)、10/25安値(28,472円)、10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、25日線、75日線、100日線、200日線、+1σ
意識する日柄
・11/4高値から9日目の11/16
・9/14高値から42日目付近の11/15
上値目途(値幅計算)
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途(値幅計算)
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し