ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(2月15日~19日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 日経平均株価が1990年の8月以来、実に30年半ぶりに30,000円台を記録しました。 

 1990年はバブル崩壊が始まった年。そして私が生まれた年(笑)。

 バブル当時、世の中がどんな状況だったか体験していないので分かりませんが、当時の写真を見てみると物凄く活気に満ち溢れている時代だったことが伝わってきます。

 今の日本も一日も早くコロナウィルスが収束して、バブル当時とはいかないまでも活気に満ち溢れた世の中が訪れてほしいと切に願っています。

 

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 先週に引き続き、今週も上昇の勢いは止まらず、日経平均株価は30年半ぶりに30,000円台を記録しました。

 30,000円台を記録したことで達成感による利益確定が出たためか、ローソク足は長い上髭を形成しており上値の重さを感じる週足となっています。

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日足

 窓を空けて直近高値を上抜けた月曜日の寄り付きは「買う動作」を行う必要がある場面となりました。結果的に直近高値を上抜けたことで上昇に弾みがつき30,000円台に乗せる動きとなりましたが、週末にかけては利益確定売りも重なって、株価としては「行って来い」に近い値動きとなっています。

 火曜日、木曜日に比較的長い上髭を形成していることから上値の重たさを感じ取ることができますし、火曜日水曜日で「陽陰のはらみ線」、水曜日木曜日で「陰陰のたすき線」の組み合わせとなっていることから一旦の売りが出やすい状況も見て取れます。

 また、木曜日安値:30,140円、金曜日高値:30,169円、金曜日終値:30,017円で厳密には窓は空いていませんが、終値ベースで窓を埋められなかったことから、「アイランドリバーサル」に近いフォーメーションを今週は形成しています。

 今後の株価の動きとしては、終値ベースで窓を埋められるか否かに注意する必要がありそうです。

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 月曜日の寄り付き時点でボリンジャーバンドの+2σを回復したことも「買う動作」を行う理由の1つになっています。 

 火曜日は+3σで綺麗に上値を抑えられ、週末にかけては+2σを割ってきたことから+2σをサポートとしたバンドウォークのシナリオはなくなりました。

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 今週の株価の動きを5分足で辿ってみると、月曜日から火曜日にかけて空けた窓の上限である30,200円付近が下値サポートとして機能していたことが分かります。

 30,200円を割った金曜日には窓の上限が上値抵抗として意識されている動きが見られ、来週以降は30,200円が意識される節目の1つと考えられそうです。

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 また火曜日高値→木曜日高値を結んだトレンドライン(上値抵抗線)の傾きで綺麗なチャネルラインを引くこともでき、一旦反発する場面があった場合、30,200円の価格以外に上値抵抗線で上値を抑えられるか否かも同時に注目する必要があると考えます。

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 ただし、現時点で上昇トレンドは完全に崩れているわけではないため、+1σをサポートとしたバンドウォークが継続することをメインシナリオとして来週は立ち回ります。

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値幅の傾向

 昨年の10/30を起点とした上昇過程で押し目を作る際の値幅の目安をフィボナッチから探ってみます。

 11月に押し目を作った時は約23.6%の調整

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 1/29に押し目を作った際も同様に23.6%程度の調整

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 仮に来週以降、短期的な調整をする局面があった場合にこれまでと同様に23.6%の押しで止まると考えると28,900円程度までの下げは十分に考えられそうです。

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 また、短期的な上昇過程での調整をフィボナッチで探ってみると、昨年12月安値→1月高値の50%押しで調整が完了し今回の急上昇に繋がっています。

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 1/29安値→2/16高値として同様に50%の調整をした場合の価格は29,172円となり、先程の28,900円と価格帯が類似してきます。

 値幅調整を挟む場合には29,000円前後が大まかな目安となりそうです。

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日柄の傾向

 10/30を起点とした上昇過程で25日線まで押す「底→底」の日柄の傾向を探ってみます。

 10/30→12/22は36日、12/22→1/29は26日となっており、値幅調整(グランビルの買②)をする場合には短期的な日柄である17日や26日が意識される可能性がありそうです。

 一方、日柄調整(グランビルの買③)をする場合には33日の日柄が意識される可能性も視野に入れて立ち回ります。

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TOPIX

 日経平均株価とは対照的にTOPIXアイランドリバーサルを形成しました。2018年高値の1,911ポイント付近が下値支持となって再度反発するの見極めていくことになりますが、個別株の勢いが弱まってきたことがTOPIXの動きから感じ取れます。

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指標

 25日騰落レシオは再び心地良い水準である100に戻ってきました。日経平均株価が急騰する中で値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、騰落レシオが下げていることもTOPIXの弱さ(=個別株の弱さ)の裏付けとなっています。

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 空売り比率は依然として低水準を推移しており、空売り比率が特に低かった月曜日、火曜日は空売りの買戻しも相まって急騰したと考えられそうです。

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 先週の投資主体別売買状況は海外勢が大幅に買い越し、個人が大幅に売り越し(信用は買い越し)となっています。

 依然として海外勢と個人の動きが正反対となっていますが、引き続き海外勢の動向に注目して相場の転換点を探る参考にしていきたいと思います。

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 来週の戦略

 前述の通り+1σをサポートとしたバンドウォークが継続していることをメインシナリオとして押し目買いの戦略で立ち回ります。

 +1σを割れた場合は25日線や先週金曜日から今週月曜日にかけて空けた窓を押し目買いのポイントとして狙っていきます。

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意識する日柄

・1/29安値から17日目の2/24

・1/6安値から33日目の2/24

・12/22安値から42日目の2/24

・12/8安値から51日目の2/22