今週の日経平均株価分析(3月29日~4月2日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
新年度がスタートし、気持ち新たに毎週の分析(アウトプット)にも取り組んでいきます。
会社では新入社員が入社し、職場の雰囲気も少しばかり明るくなったような気がします。
今の私が入社した当時の私自身にかける言葉があるとすれば
です。(※サボれということではありません)
私自身メンタルの不調で休職した期間もあったため、無理しすぎず、マイペースでキャパシティオーバーにならない程度に自分にできることを1つずつこなしていけばいいのかなと今では思っています。
話が逸れてしまいましたが、今週の日経平均株価を振り返っていきます。
月足
3月は上下に長い髭を形成する陰線のコマ足となり、方向感のないローソク足となりました。実体ベースでは2月の終値よりも上昇して引けているものの、髭ベースでは2月の高値を上抜けることはできず上値の重さを感じます。
一方で下落したら押し目買いが入る底堅さを下髭から感じ取ることもできます。
4月は3月の終値よりも高く寄り付いてのスタートとなっていますが陽線を形成して2月の高値を抜けるのかに注目していきます。
週足
13週線まで押した後に「たくり線」を形成した先週のローソク足の流れを引き継ぐように今週は上昇に転じ、ローソク足としては「陽の大引け坊主」を形成しました。
2週間前→先週に空けた窓を埋めて、再度高値を目指しやすい環境に入ったように感じます。
今後、2月および3月の高値を明確に上抜けて上昇するのであれば、13週線を押し目としたWボトムを形成して上昇、と考えることもできます。
心理的節目の3万円を回復して上昇し、高値を目指せるか来週は注目していきます。
日足
今週は3/19→3/22に空けた窓の下限付近で寄り付き、木曜日にかけて窓埋めを試す動きが見られたものの、窓が抵抗帯となって上値を抑える動きが続きました。
上値が重いように感じられたものの、金曜日の寄り付きで窓の上限を突破したことから、再度直近高値を目指しやすい環境に変化しました。
移動平均線は下向きだった25日線が再度上向きに転じ、「上向き→下向き→上向き」と波打つ形となっており、BOX相場の条件が整ったように考えられます。
BOX相場の場合、目先の上値の目途は3/18高値になります。
金曜日は2/16高値から33日目であり「33日」の日柄が意識されるのであれば転換点となる可能性があります。
しかしながら3/24安値からは「8日」であり「9日」の日柄が意識されるのであれば、来週の月曜日、火曜日まで上昇する余地は残っているとも考えられます。
前回の3/5安値→3/18高値の日柄が「10日」であり、対等数値で考えると来週以降も上昇する場合3/24安値から10日目である4/6のローソク足の形や価格帯を意識する必要がありそうです。
来週以降の上値目途として最初に意識したいのが過去に上値抵抗、下値支持として機能してきた30,040円付近です。
ここを上抜ければ3/18高値や2/16高値→3/18高値を結んだトレンドラインの上値抵抗線を意識していきたいと考えています。
ボリンジャーバンドを見ると木曜日までは各バンドが収束に向かう動きを見せていたものの、金曜日の上昇で+1σを回復し、下向きだった+1σ~+3σが上向きに転じました。
ボリンジャーバンドから想定される来週以降の展開として2パターンを考えておきます。
1つめは+1σをサポートとしたバンドウォークが再開するパターン。
2つ目は+2σが上値抵抗となり、再び+1σを割って各バンドが波打ち、BOX相場が継続するパターンです。
どちらのパターンになるかは+1σがサポートとなるか否かを判断材料としていきます。
過去チャートの傾向
今週リバウンドしたことから、75日線に押した後に値幅を伴ってリバウンドするパターンを過去チャートから探ってみます。
2020年のコロナショックの前は75日線押しから直近高値まで急騰をした後に、移動平均線が収束していく保ち合いの動きとなっています。
2017年も直近高値に近付いては上抜けし切れず、移動平均線が収束するまで保ち合う展開となっています。
2015年のチャイナショック前も直近高値に近付いては上抜けし切れず、移動平均線が収束するまで保ち合う展開となっています。
一方で2006年は75日線押しでWボトムを形成した後に直近高値を上抜けして上昇しています。
これらのチャートに見られる傾向としては「直近高値に近付く動きをする」ということで、上昇相場にしろ、BOX相場にしろ、3/18高値、2/16高値まで上昇していくシナリオを想定しておくと良さそうです。
TOPIX
日経平均株価が強く上昇する一方で、TOPIX月曜日の寄り付きを高値に5日間全て陰線を形成する弱い動きとなっており、日経平均株価が上昇しても恩恵を受けていない個別株が多かった一週間であったのではないかと考えます。
TOPIXとしては上値切り下げ、下値切り上げ型の三角保ち合いを形成しており、4月中旬までは上下に放れない展開もありそうです。
指標
騰落レシオは130台に突入し過熱感を示す水準に滞在しています。
強い上昇相場が発生しているのであれば120を超える状態が継続してもあまり気になり暗線が、BOX相場を想定しているのであれば、BOX上限に近付いていると考えることもできるため建玉には注意する必要があります。
空売り比率は依然として40前後の水準で推移しており、大きな売り圧力は今週はありませんでした。
先週の投資主体別売買状況は海外勢が大幅に売り越し、個人が大幅に買い越しています。
海外勢と個人の動きが正反対の状況が続いており、今後も高値や安値を付けた週の双方の動きをしっかりと確認していきます。
来週の戦略
BOX相場を前提として立ち回ります。
BOXの上限は2/16高値ですが、その前に3/18高値も意識されるため、2つの高値を上値の目途として売買していきます。
3/18高値を超えた場合は2/16のBOX上限を目指す動きがメインシナリオとなりますが、Wボトムの可能性も出てくるため売買には注意が必要です。
意識する日柄
・3/24安値から9日目の4/5
・3/18高値から17日目の4/9
・3/5安値から26日目の4/9