ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(4月5日~4月9日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

   

 LINEで友達登録している「ZUU online」の公式アカウントの配信ニュースで興味深い内容がありましたので紹介いたします。

 内容としては「2020年」に株式投資で損をしている個人投資家の割合はどのくらい?という結果です。

 アンケートを集計した個人投資家の母体数が713名と少ない数ではありますが、昨年は「70%がプラス」「30%がマイナス」の収支だったそうです。

 

 コロナショックの急落時に買い向かった結果が高パフォーマンスに繋がったということですが、私はあの場面で買い向かう勇気はありませんでした(汗

 

 また記事の中盤には

株式投資で勝てない人の明らかな傾向として(投資の)勉強をしないこと」

 と書いてありますが、私自身を振り返ってみると

「勉強をしても、【ある程度勉強している】レベルに達すると初心者の頃よりも勝てない」

 という、傍から見れば「何言ってんの?」状態(泥沼)に陥りました(笑 

 泥沼に陥った原因は色々とありますが、要するに

「素直に正しいことを継続する」

 ことが一番の近道なんだと今になって感じます。

 

 前置きが長くなりましたが、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 13週線に押して「陽の大引け坊主」を形成した先週の流れを引き継ぐように、今週は再び3万円台を回復して寄り付くも、上昇の勢いは継続せず陰線を形成する一週間となりました。

 今週の陰線の実体は先週の陽線の実体に僅かに触れる程度で強い売りサインにはなっていないものの、同時に上昇の強さも感じないローソク足の組み合わせとなっています。

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日足

 今週は「窓」を意識する必要がある一週間だったと感じます。

 3万円を回復して寄り付いた月曜日は、3/24安値からの上昇の過程で「三空踏み上げ」を形成しました。BOX相場を前提としているのであれば、三空を形成し、3/18高値に近付いて迷いの十字線を形成した月曜日の大引けや火曜日の寄り付きは「売る動作」が必要な場面であったと考えられます。

 大きめの陰線を形成した火曜日は4/2→4/5に空けた窓は埋めたものの、4/1→4/2に空けた窓は埋めずに窓の上限で下げ止まっており、窓がサポートとなる動きをしました。

 また、水曜日、木曜日のザラ場は4/1→4/2に空けた窓を埋めようとする動きが見られたものの、終値ベースでは埋めることができず、「窓を埋めたくない=下落したくない」という意思が感じられるチャートとなっています。水曜日、木曜日の2日間で「毛抜き底」を形成し、買いサインとなっていることから木曜日の大引けは「買う動作」をする必要がある場面であったと考えます。

 SQ日の金曜日は寄り付き直後に3万円を試す動きが見られたものの、依然として3万円が近付くと上値が重くなり、ローソク足としては上髭を形成する「陰の大引け坊主」となっています。

 木曜日→金曜日にかけては、僅か24円ではありますが窓が空いており、来週の月曜日に窓を空けて下で寄り付いて陰線を形成すると「宵の明星」が完成して売りサインとなるシナリオも考えられます。

 上下に動く一週間ではありましたが、前回高値や窓が節目として意識されている動きが顕著に現れたため、「節目に対して逆張り」ができるかできないかで結果に大きく違いが出た様に感じます。

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 5分足で見る今週の株価の動きが非常に興味深いものとなっています。

 月曜日、火曜日に30,200円付近でWトップを形成し、ネックラインの30,040円を割れて下落が加速しています。

 一方で水曜日、木曜日は窓の下限をサポートとしてWボトムを形成し、金曜日の寄り付きでネックラインの29,800円を上抜けして上昇が加速しました。

 また、金曜日の終値はWボトムのネックラインで下げ止まっているようにも見え、リターンムーブを形成しているのであれば来週は上昇するというシナリオも想定できそうです。

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 結果的に今週は火曜日に高値を付けましたが、3/5安値→3/18高値の日柄が10日であることから、安値→高値周期の対等数値や3/24安値から「9日」の日柄を意識しているのであれば、9日目である月曜日、10日目である火曜日に高値を付ける可能性があることを事前に想定できたと考えられます。

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 高値を付けた後は「安値を付けるのはいつか?」を想定する必要が出てきます。

2/16高値→3/5安値の13日、3/18高値→3/24安値の5日の対等数値で考えるならば、4/6高値から5日目の4/12、13日目の4/22を意識したいですし、基本数値の9日目、17日目も同様に意識したいところです。

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 水曜日、木曜日に株価が下げ止まる動きが見られましたが、各曜日の安値は3/24安値→4/6高値の値幅に対して38.2%押しの水準で綺麗に下げ止まっています。

 来週以降も上昇するのであれば4/6高値を上抜けていく展開がセオリーとなります。

 上昇する場合は4/6高値を上抜けるか否か、下落する場合は終値ベースで4/2→4/5の窓を埋めるか否かに注目していく来週になりそうです。

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 また価格帯の節目として、3万円付近が抵抗、支持となる動きが今週も見られました。トレンドラインの上値抵抗線や直近高値と共に、この価格帯も上昇した際の節目として来週も意識していきます。

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 ボリンジャーバンドの+1σを回復した先週の金曜日ではありましたが、火曜日の陰線で早々に+1σを割ってきたことから、+1σをサポートとしたバンドウォーク再開のシナリオはなくなりました。

 水曜日、金曜日は+1σが上値抵抗になっており、ボリンジャーバンドでは-2σ~+2σのBOX相場がメインシナリオとなっています。

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 拡大しかけた-1σ~-3σは再び収束に向かう動きとなっており、BOX相場が継続しているのであれば+2σや+3σも収束に向かう動きも見られそうです。

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TOPIX

 TOPIXは三角保ち合いを下抜けし5日線と25日線がデッドクロスしそうな週末となっています。

 三角保ち合いは下抜けましたが、1,950ポイント付近がサポートとなっている動きにも見え、ここを完全に下抜けると下落が加速(=個別株全体が下落)しそうな雰囲気にも感じられます。

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指標

 騰落レシオは依然として過熱感を示す120台の水準を維持しています。

上昇するために、過熱感を一旦冷ます展開も想定されるため、騰落レシオが減少する動き(=値下がり銘柄数の増加)には注意を払っていきます。

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 空売り比率は先週と変わらず、大きな動きは見られませんでした。

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 先週の投資主体別売買状況は海外勢が僅かに買い越し、個人が売り越しとなっています。

 先週は5日間の内4日間が保ち合いだったため大きな動きは見られませんでしたが、SQ週で上下に乱高下した今週の動きの中で海外勢が買い越したのか売り越したのか気になるところです。

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来週の戦略

 2/16高値を上限、3/5安値を下限としたBOX相場の想定を継続して立ち回ります。

BOX相場であるものの、2/16高値を境に上値を切り下げている動きが継続しているため、トレンドラインの上値抵抗線も意識していきます。

 株価に動きが見られない場合には、木曜日安値~3万円の小さなBOX相場になる可能性もあるため、来週も「節目に対して逆張り」の動きをしていきます。

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意識する日柄

・4/6高値から9日目の4/16

・3/24安値から17日目の4/15

・2/16高値から42日目の4/15