ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(5月31日~6月4日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 毎日コロナウィルスや東京オリンピックの開催可否に関するネガティブなニュースばかりで気が滅入ることが多くなってきたので、気分転換に今日は漫画「ドラゴン桜」の作中で出てくる言葉を紹介します。 

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人に教えることが自分の勉強にもなる

 私が日経平均株価の分析を毎週欠かさずに書いている理由が正にコレです。

 私の場合は人に教えている訳ではありませんが、「人に教える、説明する」心構えでチャートを分析し、文章を書いていると自然と頭の中が整理されて、来週以降の相場で自分が取るべき行動、意識する節目が明確になってきます。

 

 もちろん、想定と異なり相場が反対方向に動くことは少なからずございますが、自分が取るべき行動が明確になっているため痛手を負う前に対処、修正できるようになってきているとここ最近は感じています。

 この先も長く相場の世界に居続けるために、どんなに忙しくても毎週の分析だけは欠かさずに行っていこうと思います。

 

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

月足

 5月は急落する場面が見られたものの、結果として長い下髭陰線を形成する1ヶ月となりました。

 4月のローソク足と合わせると「陰陰のはらみ線」を形成し、一旦の下げ止まりを示唆する組み合わせとなっています。

 また、3月から3ヶ月連続して月足陰線を形成しています。過去に月足上昇トレンドの中で3ヶ月連続陰線を形成した年は「2006年」「2018年」があり、いずれも3ヶ月目の陰線で12ヶ月線まで押して長い下髭を形成し、翌月は反発するという傾向が見られます。

 6月の月足が陽線になることを期待しつつも、12ヶ月線まで押してはいない現状から下への警戒も怠ってはいけない6月相場だと考えています。

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週足

 先週の大陽線から続伸が期待される今週ではありましたが、今週も先週同様に下向きの13週線に上値を抑えられ、上値の重たさを感じる一週間となりました。

 先週のローソク足と合わせると「陽陰のはらみ線」を形成して、5/13底値からの反発上昇の一服が示唆される組み合わせとなっています。

 しかしながら、26週線を押し目として下髭を形成していることから、下値の固さを感じることもでき、株価の動きとしては「13週線の上放れ」もしくは「26週線の下放れ」のいずれかの方向についていくことになると現時点では考えています。

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日足

 今週は先週金曜日の終値を高値、5/27→5/28に空けた窓の下限を安値とした600円幅の中で株価が動く一週間となりました。

 ローソク足の組み合わせを振り返ってみると、

 月曜日:「陽陰のたすき線」で売りサイン

 火曜日:「陰陰のたすき線」で売りサイン

 水曜日:「陰陽の切り込み線」で買いサイン

 木曜日:「陽陽のたすき線」で買いサイン

 金曜日:「陽陽のはらみ線」で買いサイン

 となっていますが、600円幅の中でBOX相場の動きをしていたため、順張りで玉を建てるトレードは中々難しい相場であったと考えます。

 

 先週の分析で今週の下値の目途の1つとしていた5/27→5/28に空けた窓に関しては、水曜日にザラ場ベースで窓埋めをする動きが見られたものの終値ベースでは埋めることができませんでした。

 火曜日および水曜日の下髭は「窓を埋めたくない=下へ行きたくない」という意思の表れと考えることができ、窓の下限に近付いたポイントは「買う動作」が必要であったと考えられます。

 一方で木曜日は横向きの75日線や先週金曜日の高値を超えられずに上髭を形成していることから「売る動作」をしても良いポイントであったと考えることもできます。

 小動きの中で売買する場合はポジションを建てた翌日に手仕舞うことは頻繁にあるため、トレードスタイルによってはポジションの整理で忙しない一週間であったと考えられます。

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 移動平均線を見ると25日線、75日線が共にを打ち、それぞれの移動平均線を下値支持および上値抵抗とする動きとなっています。

 前述の週足と同様に「75日線の上放れ」もしくは「25日線の下放れ」のいずれかの方向についていくことになると現時点では考えます。

 75日線を上放れした場合は4/19→4/20の窓の上限(29,530円)5/10高値(29,685円)を目指す動きとなりそうです。

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 25日線を下放れした場合は節目の28,400円5/20→5/21の窓(上限:28,193円、下限:28,176円)を目指す動きとなりそうです。

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 ボリンジャーバンドでは-3σ~+3σまでの全てのバンドが波打ち→横向きに転じ、BOX相場の動きとなりました。

 先週同様に今週も+1σに上値を抑えられていますが、+1σを上抜けて+2σに向かう場合は29,500円や5/10と価格帯が重なってくるため意識されやすいポイントになってきそうです。

 逆に-1σに向かう場合には、28,400円の節目や5/20→5/21の窓と価格帯が重なってくるため、下値として意識されやすいポイントになってくると考えられます。

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日柄から見られる傾向と来週の展開の想定

 日柄の傾向から上昇する場合、下落する場合の展開を想定してみます。

 2/16高値以降の高値→高値および安値→安値の周期を見てみると概ね「14日前後」もしくは「20日前後」の周期で動いている傾向が見られます。

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 現在のチャートに当てはめて考えてみると、来週の相場が上昇する場合は5/13安値から「15日目(6/2)」で安値を付け、5/10高値から「約20日目」に向かって高値を付けにいく展開が想定されます。

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 逆に来週の相場が下落するのであれば、5/10高値から「15日目(5/28)」で高値を付け、5/13安値から「約20日目」に向かって安値を付けにいく展開が想定されます。

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 周期の傾向からは上下のどちらにも動ける展開が想定されるため、移動平均線およびボリンジャーバンドの上放れ、下放れの動きと合わせて総合的に考えていく必要がありそうです。

TOPIX

 TOPIXは節目の1,950ポイント、上値抵抗線、5/10高値を同時に上抜けし、堅調な展開で推移しています。

 25日線と75日線が再びゴールデンクロスすれば再び3月高値を目指す展開が想定されますし、ゴールデンクロスせずに25日線が再び下向きに転じれば1,860ポイント~2,010ポイントでのBOX相場入りが想定されます。

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指標

 騰落レシオは適正水準の100まで回復しました。

 株価が上昇する(BOX上限を目指す)のであれば120を目指し、下落をする(BOX下限を目指す)のであれば再度80を目指す展開が想定できそうです。

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 月末売りで5/31に空売り比率が上昇しました。

 40を下回る日は2営業日に留まっており、41以上の比較的高い水準で推移していることが上値が重い要因の一つとなっていると考えられます。

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 先週の投資主体別売買状況は、海外勢が大幅に買い越し、個人が大幅に売り越しとなっています。

 株価が保ち合いだった今週も海外勢が買い越し、個人が売り越しているのであれば株価の一段高が期待できるため、引き続き来週発表の投資主体別売買状況も注視していきます。

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来週の戦略

 今週もBOX相場をメインシナリオとして立ち回りつつ、移動平均線をどちらに放れるか(13週線と75日線の上放れ、26週線と25日線の下放れ)に注意していきます。

 上値、下値の目途は前述の通りで

 上値:29,530円(4/19→4/20の窓の上限)や29,685円(5/10高値)

 下値:28,400円(過去のBOX下限)や28,193円および28,176円(5/20→5/21の窓の上限および下限)

 を想定し、ポジションを建てていきます。

意識する日柄

・5/28高値から9日目の6/9

・4/21安値から33日目の6/10

・4/6高値から42日目の6/8

・3/24安値から51日目の6/8