ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(6月28日~7月2日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今週も漫画「インベスターZ」の作中に出てくる言葉を紹介します。

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「物事には出口戦略が必要」

 毎回のトレードでポジションを「建てる」ことはすんなりできても「手仕舞う」ことがすんなりできず、含み益だったポジションが±0もしくは含み損に転じてしまうことが多々あります。

 その原因を考えた時に、私が辿り着く答えが

出口を決めていないから

 です。

 出口を決めていないから利益確定ができない、出口を決めていないから欲や恐怖に負けてしまう。

 ポジションを持った時には「利益確定」「損切り」の2つの出口を設定するだけで劇的に結果も変わってくると思いますので、私自身が忘れないためにもこの場を借りて紹介しました。

 

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

月足

 6月も5月同様に長い下髭の陰線を形成する1ヶ月となりました。

 月足としては4ヶ月連続陰線で高値が切り下がる形となっています。

 5月のローソク足と合わせると「陰陰のたすき線」を形成しており、下髭から見られる下値の固さと共に、高値を更新できない上値の重さも感じる状況となっています。

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週足

 先週の「勢力線」から今週は上昇が期待されたものの、寄り付き時点で先週の高値を更新できず、結果として上昇の勢いは続きませんでした。

 先週のローソク足と合わせると「陽陰の被せ線」を形成しており、高値圏では下落の警戒サインとなっています。

 移動平均線を見ると2020年3月以来、13週線と26週線がデッドクロスしました。

 13週線と26週線がデッドクロスし、ローソク足が陰線で26週線を割って引けたことから、来週は下への動きがはっきりと出るのかを見極める一週間となりそうです。 

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 現時点では26週線が完全に下を向いている訳ではないため、1988年の様な26週線近辺での保ち合いの可能性もあることを想定しておく必要もあります。

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日足

 今週は75日線の上で寄り付くも、終値ベースで75日線を維持することができず強さを感じない週明けとなりました。

 火曜日以降は25日線がサポートとして意識されることもなく、BOX相場の動きが継続しています。

 今週のローソク足の組み合わせを振り返ってみると、

 月曜日:「陰陰のたすき線」で売りサイン

 木曜日~火曜日:「アイランドリバーサル」で売りサイン

 水曜日:「陰陰のたすき線」で売りサイン

 木曜日:「陰陰のたすき線」で売りサイン

 火曜日~木曜日:「黒三兵(三羽烏」で売りサイン

 金曜日:「陰陽のはらみ線」で買いサイン(下げ止まり示唆)

 となっており、下落は加速しないものの、同時に強さも感じない状況となっています。

 また、下向きの75日線と触れるのを避けるように25日線が再び下向きに転じた週末が気になるところではあります。

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 今週は過去にサポートおよびレジスタンスとして機能していた28,800円が意識される動きとなりました。

 28,800円を挟んで上下400円の価格帯(29,200円および28,400円)に意識される節目があるため、上昇した場合、下落した場合、両方の節目の想定を今のうちにしておきます。

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 短期的な日柄を見てみると、6/15高値を起点に、「高値→安値」「安値→高値」が「5日」の対等数値で動いていることも分かります。

 今週木曜日が短期的な安値となるのであれば、来週水曜日に高値をつけるシナリオも想定できそうです。

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 ボリンジャーバンドでは-1σ~+1σの狭い範囲での動きとなりました。

 ただし、-3σ~-1σが再び下向きに転じていることから、株価が下落した際に各バンドがサポートとならず、下落が加速するという展開も考えられるので注意が必要です。

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 今週の売買ポイントを振り返ると、先週の高値を超えられず、6/16→6/17の窓の下限に近付いた月曜日の寄り付きは「売る動作」をするポイントであったと考えます。

 また、6/28→6/29の窓の上限を埋められなかった水曜日も「売る動作」をするポイントであったと考えます。

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TOPIX

 TOPIX終値ベースで25日線を回復し陽線を形成しての週末入りとなっています。

 6/16高値に近付くと上値が重くなる展開であるため、引き続き6/16高値を上抜けるか否かを注視していきます。

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指標

 騰落レシオは先週に引き続き100前後の心地よい水準に留まっています。買われすぎ水準(上昇)、売られすぎ水準(下落)のどちらにも動ける状態となっているため目線をフラットにして相場に臨む必要があります。

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 今週は全ての曜日で空売り比率が40を超えました。

 40台を記録すると株価が上がりにくい(=上値が重い)傾向が今年は見られるため、今週の上値の重さを空売り比率が示している形となっています。

 空売りの買戻しがあれば上昇する展開も期待できるため、空売り比率が40台を記録するか否かを引き続き確認していきます。

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 先週の投資主体別売買状況は、海外勢、個人共に売り越しとなっており、行って来いの先週の相場の中で海外勢は「安値を売り叩いた」形となっています。

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来週の戦略

 来週もBOX相場をメインシナリオとして立ち回ります。

 来週の上値と下値の目途は以下を想定してポジションを建てていきます。

 上値:28,951円および28,984円(6/28→6/29の窓の上限および下限)、 29,197円および29,263円(6/17→6/18の窓の上限および下限)、29,480円(6/15高値)、29,530円(4/19→4/20の窓の上限)、29,685円(5/10高値)、

 下値:28,400円(過去のBOX下限)、27,600円

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意識する日柄

・6/25高値から9日目の7/7

・6/15高値から17日目の7/7

・5/13安値から42日目の7/9

・4/21安値から51日目の7/6

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