今週の日経平均株価分析(8月2日~8月6日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
早速ですが今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
「陰の大引け坊主」を形成し下落の可能性が示唆された先週から一転、今週は小反発する一週間となりました。
ローソク足は「陽の寄り付き坊主」となり、先週のローソク足と合わせると「陰陽のはらみ線」を形成し、52週線を目前に下げ止まりを示唆する形となっています。
来週反発した場合、下向きの13週線が走る28,400円付近(過去のBOXの下限の水準)が抵抗となるかが注目するポイントとなりそうです。
下落した場合には依然として52週線が目先の注目ポイントとなります。
日足
「月末大陰線後、週明け反発」の傾向は7月も当てはまることになり、今週は先週末の大陰線から反発する一週間となりました。
今週は先週の下落から反発した印象があるものの、移動平均線をみるとローソク足は200日線を一度も回復することができず、7/27→7/28に空けた窓も終値ベースで埋め切れていません。
また、月曜日に「陰陽のたすき線」で底入れ反発を期待させる組み合わせとなるものの、上値追いの勢いは続かなかったことから「本格的な底入れ反発」と判断することは難しい状況です。
移動平均線を見ると25日線と200日線が28,000円の水準に収斂してきています。
反発した場合に28,000円水準が上値の抵抗となるのか、75日線が走る28,400円付近(過去のBOX下限の水準)まで試す展開となるのか、来週は上値の節目を1つずつ確認していくことになります。
ボリンジャーバンドは-1σを回復し、-3σおよび-2σが横向き→上向きに転じたことから、下へのバンドウォークのシナリオは一旦なくなりBOX回帰を示唆する形となっています。
「弱いBOX」であればTP(=25日線と同水準)や+1σ(=75日線と同水準)が上値の抵抗になるため、反発した際には各バンドも上値の目途として意識していきます。
今週の売買ポイントを振り返ると、7/27→7/28に空けた窓を埋めきれず、窓の上限および下限が抵抗となった月曜日と金曜日の大引けは「売る動作」を行うポイントであったと考えます。
過去チャートから見る傾向
先週の分析では2006年のチャートを参考に今後の展開を想定しました。
今現在は200日線を下回るものの、下落は加速せずに200日線付近で株価が停滞しています。
今週は200日線付近で株価が停滞した後の動きの傾向を過去チャートから探ってみることにします。
2014年は200日線まで押した後に25日線や75日線まで反発し、その後再び200日線を割れる展開となっています。
2017年は200日線に押した後に25日線まで反発し、再び200日線を割れています。
現在のチャートに当てはめると、近々下向きの25日線までの反発していく展開は十分に考えられ、25日線のみならず75日線(+1σと同水準)までの反発する展開も想定できそうです。
TOPIX
TOPIXは25日線と75日線が収斂し次なる動きが出そうな形となっています。
200日線までの調整となるのか、上値を追っていく上昇となるのか、来週の動きに注目です。
指標
騰落レシオは80台前半を記録するものの、売られ過ぎの水準には達していない中途半端な位置にあります。
上値追いの勢いがない現状からすると、80を割れて売られ過ぎの水準になる展開がもう一度あっても不思議ではないように考えます。
先週に比べて今週の空売り比率は低かったですが、依然として40台を継続しており上値の重たさの原因となっています。
また今週の反発は、40台後半を記録した先週末の空売りの買戻しによるものだと考えられます。
先週の投資主体別売買状況は海外勢、個人共に薄商いでした。
オリンピック明けに大きな商いで上下に動く可能性もあるため、ポジションを片方に寄せすぎてしまうことには注意が必要です。
来週の戦略
下へのバンドウォークのシナリオが消えたため、来週は「弱いBOX」をメインシナリオとして立ち回ります。
200日線割れ後の反発の傾向として25日線や75日線を試す展開も十分に考えられるため、しっかりと節目を意識してポジションを建てていきます。
来週意識する上下の節目は以下の通りです。
上値: 27,809円および27,862円(7/27→7/28の窓の上限および下限)、28,240円および28,201円(7/15→7/16の窓の上限および下限)200日線、25日線、75日線、+1σ
下値:27,500円、27,272円(7/30安値)、27,196円(1/6→1/7の窓の下限)、26,500円~27,000円
意識する日柄
・7/30安値から9日目の8/12