ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(2月28日~3月4日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今週の日経平均株価を振り返っていきます。

月足

ローソク足

 2月のローソク足は陰線を形成した。

 1月のローソク足を合わせると「陰々のたすき線」を形成し、下落に注意する形となっている。

 12月、1月の「陽陰の包み線」の直後なだけに、非常に嫌な陰線である。

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移動平均線

 2月は24ヶ月線がサポートとなり下げ止まった。

 しかしながら、3月に入って24ヶ月線を再び割れてきているため、下落には注意が必要である。

トレンドライン

 2012年を起点としたチャネルラインの下限まで近づきつつある。

 チャネルラインまでの調整を考えると24,000円~25,000円に3月中に到達しても何ら不思議ではない。

週足

ローソク足

 先週は「たくり線」を形成して底入れを示唆するローソク足であったが、今週は上髭陰線となっており、先週の底入れ示唆の可能性が薄れてきた。

 3週連続で陰線となっており、長期目線で見ると商いの薄い真空地帯(25,000円~26,000円)に突入してきている。

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移動平均線

 移動平均線の状況は先週と変わってらず、短・中・長全ての移動平均線が下向きであり、上値を追っていける環境にはない。

 今週の反発場面では13週線にすら到達することができておらず、非常に弱い状況にある。

トレンドライン

 今週はネックラインである2021年8月安値への戻りで綺麗に売られて上髭を形成している。

 ダブルトップが完成している形になので、ネックラインへの戻りは絶好の売りポイントとなっている。

日足

ローソク足

 月曜日~水曜日にかけて「宵の明星」を形成し、下落警戒サインとなっている。

 上昇した火曜日ですら上髭陰線となっており、下落の意識強い今週一週間であった。

 金曜日は大陰線を形成したものの、先週の安値が意識され、終値ベースでは安値を更新することなく週末入りとなっている。

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移動平均線

 25日線を回復できない状況では「弱い」と言わざるを得ない。

 依然として25日線は下げ続けており、横向きになるまでは底打ちしたと判断できない状況である。

トレンドライン

 先週記載した通り、今週はネックラインと25日線が重なるポイントで売り圧力が強くなって叩かれる結果となった。

 ネックラインや25日線を回復しない限りは弱い状況が続き、先週の安値を割れたらいよいよ24,000円台が見えてくる環境となるであろう。

ボリンジャーバンド

 金曜日の下落で再びバンドが拡大方向に動き始めた。

 週末は-2σをギリギリで維持しているが、週明けから下への強いバンドウォークが始まるシナリオも警戒しなければならない。

 非常に嫌な形であるため、バンドウォーク始まった際には24,000円台も覚悟をしなければならないと考えている。

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日柄および値幅

 2/24安値を実体ベースで割れた場合の下値目途をE値計算で求めてみる。

 1/27安値(26,044円)→2/10高値(27,880円)で見た場合:24,208円

 2/24安値(25,775円)→3/1高値(27,013円)で見た場合:24,537円

 となり、24,500円前後が値幅の目途となる。

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 長期足のチャートから見ても24,000円台への調整が自然に見え、値幅計算からも24,000円台へ調整する可能性がある根拠があることが分かる。

今週の売買ポイント

 ・ネックラインおよび25日線に到達し上髭を形成した火曜日の大引:「売る動作」

 ・2/24安値に並んだ金曜日の大引:「買う動作」

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TOPIX

ローソク足

 TOPIXは再び最終防衛ラインを試しに来ている。

 昨年5月から割れない最終防衛ラインを割れた時には、日経平均株価が24,000円を目指す展開に移ると考える。

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移動平均線

 75日線と200日線がデッドクロスし、完全な下落トレンドの並びとなった。

 この状況を脱して再び上昇トレンドに映るには相当な時間を要すると考える。

指標

25日騰落レシオ

 相場は下落しているのに、25日騰落レシオは下げない。

 25日騰落レシオから判断すると、まだまだ下げる余力があることになる。

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空売り比率

 空売り比率は一貫して40台を維持している。

 空売り比率が高いため、簡単に上値を追っていける状況ではない。

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投資主体別売買状況

 先週の投資主体別売買状況は「海外勢:大幅に売り越し」「個人:買い越し」となっている。

 個人の買いが報われる展開になるのか?本格的な下落で個人が退場する展開になるのか?この先数週間の株価の動きには要注目である。

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日経VI

 金曜日の下落で日経VIは再び30%に近づいた。

 このまま何もなければ急騰した日経VIの解消で株価は反発局面に入るだろうし、更に30%を超えてくるようならば、株価は急落することになる。

 30%付近での日経VIの動きには要注目である。 

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来週の戦略

 下値25,700~上値27,000円を想定し、27,000円に近付けは売りを狙っていく。

 25,700円を割れたら下落は加速するため、買い玉をロスカットして売り玉を引っ張る。

 目途は明確なので、目途に近づくまではゆっくりと待つことにする。

上値の節目

 8/20安値(26,954円)、3/1高値(27,013円)、3/1→3/2の窓、25日線、75日線、100日線、200日線、-1σ

下値の節目

 3/4安値25,774円、-2σ、-3σ

意識する日柄

 ・2/24安値から9日目の3/8

 ・3/1高値から9日目の3/11

 ・2/10高値から17日目の3/8

 ・1/27安値から26日目の3/7

値幅計算

上値目途

30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値

30,66810/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値

31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値

32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値

32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し

34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値

34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値

下値目途

26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値→1/27達成

25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し→2/24達成

25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し

24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値

23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値

23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し

23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値

21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し