今週の日経平均株価分析(1月4日~1月7日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
2022年もよろしくお願いいたします。
2022年は転職して環境が変わったり、資格試験の勉強が本格的になったりとバタバタしてくるので、毎週の分析も簡易的に行っていきたいと思います。
これまでとブログの構成が変わってきますが、引き続き読んでいただけると嬉しいです。
それでは今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
ローソク足
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線に抑えられて陰線を形成。
先週のローソク足と組み合わせると「陽陰の包み線」を形成し、下落を示唆する形となっている。
移動平均線
13、26、52週線の各移動平均線が収束。未だトレンドは発生していないが、大きなトレンドが発生する前の収束の動きと考えられる。
ローソク足は各移動平均線がサポートとならずに下落する嫌な状況である。
トレンドライン
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線と2021年8月安値を起点とした下値支持線の中での保ち合いを依然として継続中。
大局ではこれらの移動平均線を意識する。
日足
ローソク足
4年ぶりに上昇となった大発会の上げは「行って来い」となった。
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線で綺麗に叩かれる動きとなっており、上値抵抗線に到達した水曜日は「リスク・リワード」の観点からも「売り」を入れやすい場面であったと考える。
移動平均線
上向きの25日線、下向きの75日線、横向きの200日線で週足同様に方向感に迷っている状況である。
金曜日の大引けで25日線を割れたものの、現時点では25日線が上向きであるため、下落を目指すか否かは連休明けの火曜日に見極める必要がある。
トレンドライン
大局は三角保ち合い継続中で値幅が狭まってきている。
大幅に下落したように感じる今週であるが、保ち合いが煮詰まる中での値幅であるため下落幅は小さいレベルであった。
短期的には「下降フラッグ」形成中と見て取ることもできる。
「三角保ち合い」「下降フラッグ」いずれのフォーメンションであったとしても見るべきトレンドラインは明確であるため、来週以降もトレンドラインと株価の位置関係には注意を払う必要がある。
ボリンジャーバンド
各バンドは拡大に移行する動きを見せるも、週後半の下落で再び収束に向かっている。
現時点で明確なトレンドは出ておらず-2σ~+2σのBOXである。
今週は+2σが上値抵抗となった。次は-1σおよび-2σを試しに行く動きに警戒をしたい。
上昇した場合でもバンドの向きが収束に向かっている限りは+1σや+2σが上値抵抗になることを想定する。
日柄および値幅
今週の下落を2021年12月末の下落と同じ日柄や値幅で推移すると想定してみる。
2021年12月は3日で約1,150円の下落。その後、11日で約1,500円の上昇。
1/5高値を起点に考えると、金曜日は「3日目」で「約1,100円の下落」となっているため、ここが一端の底になる可能性は十分に考えられる。
金曜日の安値を割らずに連休明け上昇するのであれば「11日目」や「1,500円」という上昇期間や値幅を意識してみる。
次に上値抵抗線に到達した日を起点とした下落日数で考えると、2021年9月は「15日」、11月は「13日」の日柄で底打ちしている。
1/5高値を起点として考えると、「14日前後」まで下落が続く可能性もあるため、上昇のシナリオと下落のシナリオの双方を想定する。
今週の売買ポイント
・トレンドラインの上値抵抗線に到達した火曜日の大引:「売る動作」
・上値抵抗線を明確に突破できなかった水曜日の大引け:「売る動作」
・上向きの25日線に到達した木曜日の大引け:「買う動作」
過去チャートからみられる傾向
現在は2014年以降の2月相場の「2年周期」の傾向を気にしている。
2014年は2月SQに向けて株価は下落。
2016年も2月SQに向けて株価は大幅に下落。
2018年も2月SQに向けて株価は大幅に下落。
2020年は3月MSQに向けて株価は大暴落。
「2年」という周期と「2月」という季節の傾向を考えると2022年の2月SQは株価の調整を警戒して損はないと考える。
TOPIX
ローソク足
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線突破は騙しとなり、再び三角保ち合いの中にローソク足が戻ってきた。
日経平均株価同様にTOPIXも下降フラッグ形成中と見ることもできる。
移動平均線
上向きの25日線、下向きの75日線、ほぼ横向きの200日線という構図は日経平均株価と変わらないが、各移動平均線の位置関係は異なる。
75日線と200日線、どちらを放れるかが注目ポイントである。
指標
25日騰落レシオ
高値を付けた水曜日に騰落レシオは過熱水準手前まで増加した。
週末の下落で再び適正水準に戻ってきており、上下のどちらにも動ける状況である。
空売り比率
木曜日、金曜日に空売り比率が急増し40台後半を記録した。
平常時であれば、底打ちが近い水準になるため、空売りの買戻しによる急反発の展開も頭に入れておきたい。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:買い越し」「個人:売り越し」となっている。
大発会で上昇して行って来いとなった今週の相場で海外勢がどのような動きをしたか来週発表の投資主体別売買状況は注目したい。
日経VI
大発会を含む2日間の上昇で日経VIは18%まで低下し、市場は楽観モードが漂った。
楽観の市場を狙ったかのように、木曜日、金曜日に日経VIが急騰して急落したものの、平常時の底となる30%には程遠い水準であり、恐怖感が足りていない。
次に30%を目指す場合には2021年の安値付近もしくは安値を割れる急落になるのではないかと考えている。
来週の戦略
メインシナリオは戻り売りである。
前述のトレンドラインやフォーメーションを意識してトレンドが変わった否かを逐一確認していくこととする。
上値の節目
トレンドライン(9/14高値を起点とした上値抵抗線)1/5高値(29,388円)、12/28高値(29,121円)、11/16高値(29,960円)、5日線、25日線、75日線、100日線、200日線、+1σ、+2σ
下値の節目
トレンドライン(8/20安値を起点とした下値支持線)、12/20安値(27,893円)、12/3安値(27,588円)、10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、-1σ、-2σ
意識する日柄
・12/3安値から26日目の1/12
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し