今週の日経平均株価分析(3月14日~3月18日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
ローソク足
急落の後の急反発は毎回のパターンであり、今週は「陽の丸坊主」に近い大陽線を形成した。
先週のローソク足と合わせると「陰陽のたすき線」で反転上昇の局面に入ったことを示唆する組み合わせとなっている。
移動平均線
移動平均線の向きや並びは先週と変わらないが、13週線との乖離が狭まってきている。
週足レベルで見た時に13週線が一端の高値になるか否かを来週は見ていくことになる。
トレンドライン
今週の終値は2021年8月安値のネックラインで綺麗に止まっている。
ネックラインは一端の戻り売りポイントとして意識されやすいが、週明け早々にネックラインを上抜けた場合は下落からの本格的な戻りの局面に入ったと考えることもできそうである
日足
ローソク足
5営業日中4営業日が陽線の強い一週間であった。
ローソク足としては25,700円を境に「アイランドリバーサル」を形成しており、底打ちが濃厚となるローソク足の組み合わせが出現している。
急落局面で売り叩いた投資家は非常に苦しい状況になっていると考えられる。
移動平均線
依然として25日線は下向きであるが、2営業日連続の陽線で25日線の上に出ていることから、これまでの25日線と株価の絡み(陰線を形成)とは違う雰囲気が出てきている。
25日線の角度も緩やかになってきており、横向きに転じる日も近いと考えられる。
トレンドライン
1月高値を起点としたトレンドラインの上値抵抗線を大陽線で抜けてきたことから、年明けから始まった下落が一旦終了した可能性が出てきた。
3/1高値を終値ベースで超えられれば、下落が終了したことがより明確になると考えている。
ボリンジャーバンド
-1σを明確に回復し、-3σ、-2σが上向きに転じたことから、急落が終了し、BOXに入りつつあることがボリンジャーバンドからは伺える。
来週は+1σや+2σが上値の目途になる可能性があることに注意する必要がある。
日柄および値幅
日柄で見ると金曜日は3/9安値から「8日目」、2/10高値から「25日目」であり、「9日」「26日」が意識されるのであれば、一旦の高値を付ける可能性がある。
来週、調整をするのであれば3/9安値を割れない前提で積極的に買っていくことができそうである。
今週の売買ポイント
・直近安値を割った月曜日の寄付:「売る動作」
・2/10高値から18日、1/5高値から43日の日柄に達した水曜日の大引:「買う動作」
・反発後に押した金曜日の大引:「買う動作」
過去チャートから見られる傾向
先週の分析で2018年以降の急落後の株価の反発局面が参考になることを記載したが、今回は日柄および値幅からもう少し詳細に考察してみる。
2018年3月~5月は38日で約2,700円の上昇。
2018年12月~2019年3月は43日で約2,900円の上昇。
2015年9月~12月は43日で3,100円の上昇。
これらのチャートから、反発上昇は「42日」の意識される日柄で2,700円~3,000円上昇する傾向が見られる。
現在のチャートに当てはめて考えてみると、GW明けくらいまでに27,600円前後まで株価が戻る可能性が考えられる。
この日柄と値幅は丁度、2021年9月高値を起点としたトレンドラインの上値抵抗線とも重なってくる。
TOPIX
ローソク足
TOPIXもアイランドリバーサルを形成し、25日線を明確に回復してきている。
日経平均株価よりも一早く、3/1高値に並んで上抜け目前の状態である。
移動平均線
移動平均線の並びに変化はないが、75日線との乖離が狭まってきている。
25日線を明確に回復してきているため、75日線到達後に押した場合は買いのポイントになる可能性が考えられる。
指標
25日騰落レシオ
短期的には買われ過ぎているため、一端の調整が入っても不思議ではない。
ただし、25日騰落レシオで判断すると中立な位置にいるため、下落を狙っての売りには注意が必要である。
空売り比率
先週末に増加した空売り比率の解消によって今週は大幅に反発したと考えられる。
30%台の空売り比率で推移すれば株価は堅調な動きになると考えている。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:大量に売り越し」「個人:買い越し」となっている。
これまで一貫して強気の買い越しだった個人(信用)がようやく売り越しとなっており、追証によって投げざるを得なくなったのかもしれないと考える。
日経VI
急騰した日経VIの解消によって今週は株価が堅調に推移した。
売りを入れるなら20%を割る水準であると考えているため、今売り上がるのは得策ではない。
来週の戦略
押し目買いをメイン戦略とする。
25日線や5日線、水曜日→木曜日の窓など、意識されるポイントがあるので調整した場面では積極的に買いを狙っていきたい。
上値の節目
8/20安値(26,954円)、3/1高値(27,013円)、3/4→3/7の窓、3/1→3/2の窓、75日線、100日線、200日線、+1σ、+2σ
下値の節目
3/9安値(24,681円)、25日線、5日線、-1σ、-2σ
意識する日柄
・3/9安値から9日目の3/22
・3/1高値から17日目の3/24
・2/10から26日目の3/22
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値→1/27達成
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し→2/24達成
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
→3/7達成
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値→3/9安値(24,681円)
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し