トレーダーズアカデミーを卒業しました!
こんにちは、ヤマちゃんです!
去る9月30日を以って、3年7ヶ月在籍した株式投資のカルチャースクール「トレーダーズアカデミー」を卒業しました。
正式には卒業ではなく「休会」なのですが、師匠や先生の下で株式投資を学び、自分自身の判断に基づいて売買できるようになったこと、株式投資以外にエネルギーを注いで学びたいことができたため一区切りとしました。
今回は私が株式投資を学んできたトレーダーズアカデミーについて、忖度なしに感想を綴っていきたいと思います。
この記事が株式投資を勉強できる学校を探している方、トレーダーズアカデミーが気になっている方の参考になれば幸いです。
- トレーダーズアカデミーとは
- 授業に関して
- テキストに関して
- 講師に関して
- いつ入学しても大丈夫?
- 勉強期間に関して
- トレード方法に関して
- 売買の指示はある?
- トレーダーズアカデミーは儲けられる?
- トレーダーズアカデミーに入って良かったこと、悪かったこと
- おわりに
トレーダーズアカデミーとは
2007年に東京・銀座での開校を皮切りに、現在は全国各地に14校を展開している老舗の株式投資スクールです。
年金2000万円問題やコロナショック以降の在宅時間の増加によって資産運用、株式投資が身近になっている昨今ではありますが、資産運用や株式投資が世の中の脚光を浴びる前から、トレーダーズアカデミーは資産運用や株式投資を学びたい方達のために精力的にセミナーを開催していたようです。
一早く株式投資に取り組んでいたということもあり、普段のニュースで日経平均株価が話題になる時(~年ぶりに20,000円回復!といったニュース)には、度々メディアにも出演しています。
その他に雑誌(日経WOMAN等)の取材を受けることもあるなど、株式投資の業界の中では知名度が高いスクールなのではないかと思います。
授業に関して
授業は「対面(WEB参加可)」と「オンデマンド(録画映像)」の2種類があり、主に銀座校の先生方が講義をしてくれます。
週1回代表(私の師匠)による講義が必ずあり、リアルタイムで現在のマーケットに対する見解を聞くことができます。それ以外にも銀座校の先生による授業が定期的に開催され、地方校に在籍する生徒もオンデマンド配信(1ヶ月程度の配信期限あり)で各先生の授業を聞くことができます。
仕事の都合上、リアルタイムで授業に出られない方も多いため、講義の映像を自分の好きな時に何度も見直せるのは大変ありがたいシステムです。
アカデミーはテクニカル分析に重きを置いているため、授業の内容としては現在の日経平均株価のテクニカル分析がメインとなります。
ですが、テクニカル分析の他にマーケットに影響を及ぼす要素であるファンダメンタル(政治や金融政策等)の内容も織り交ぜてお話もしてくれます。
また、入学して間もない方にとっては専門用語や授業の内容自体が難しく感じることもあるため、株式投資を始めたばかりの生徒に向けた「初心者用講座」のオンデマンド配信や「スタートアップ動画」もあります。
最初に「言葉(株式投資の専門用語)の障壁」を感じることもありますが、初心者にとって難しい用語やテクニカル分析方法も基礎からしっかり学ぶことができる環境が整っているのではないかと思います。
その他、銀座校以外の地方校には毎月1回、代表が赴いて対面授業を実施します。
対面授業でも日経平均株価の分析が主な講義内容となりますが、個別銘柄や市況状況で気になるものがあれば質問してその場で疑問を解決することもできます。
私は地方校に在籍していましたが、本部校や首都圏の校舎に在籍していないからと言って、学習や理解の進捗度に大きな差は出ないと感じます。
テキストに関して
入校時にテクニカル分析のテキストをもらえます。
内容に関しては基本的なもの(ローソク足や酒田五法、移動平均線、トレンドライン、フィボナッチ等)で勉強する順序はありません。
テキストの内容を覚えることも大事ですが、本当に大切なのはテキストに書いてあるテクニカル分析を「実際の相場で活かす」ことであるため、アカデミーは勉強(インプット)よりも実践(アウトプット)に力を入れていると考えてください。
講師に関して
全国各地の地方校に担当の先生もいます。
授業(オンデマンド)は銀座校の先生がメインではありますが、地方校に在籍している場合は担当の先生と個別面談をしたり、必要があれば本部校(銀座校)の先生とWEB面談をしたりすることもできます。
私自身も地方校に在籍していましたが、銀座校の先生(師匠)と2回ほどWEB面談をしたことがあり、自分自身のモチベーションを上げるきっかけにもなりました
いつ入学しても大丈夫?
入学(退会および休会)のタイミングはいつでも大丈夫です。
テキストの内容は授業で何回も繰り返し説明してもらえますし、会員専用のHPにはテキストの項目ごとに勉強用動画が設定されているため、好きな時に何度も学習することができます。
学習塾の様に決まったカリキュラム(テキストの勉強の順序)がある訳ではありませんので、入学のタイミングは気にしなくて問題ありません。
勉強期間に関して
前述の様にカリキュラム(~ヶ月コース、~回コース等)が存在しないため、好きな時に入学し、好きな時に卒業することができます。
故に、勉強期間(在籍期間)に期限はありません。
好きなタイミングで卒業(休会)できる制度となっているため、1年程度で卒業する人もいれば、5年以上在籍している生徒もいます。
本部の銀座校には開校時(2007年)から在籍している生徒もいるらしく、それだけ日々刻々と変化する相場の情報を一早く手に入れたいという個人投資家のニーズがあるのではないかと思います。
また、大体の勉強とトレードの上達期間の目安を入校時に先生から説明されます。
入校~半年:専門用語を覚える(言葉が難しくて退会した生徒は過去に1人もいないとのこと)。
入校(半年)~1年:実際に売買してみる。
1年~3年:悩みながら利益を出したり、損を出したりの繰り返し。時に大きな成功や失敗をする。
3年目以降:自分の根拠・ルールに従って売買できるようになる。大きな損(コツコツドカンのドカン)をすることが殆どなくなる。コンスタントに利益を積み上げられるようになる。
※あくまで目安です。
ただし、一人ひとり生活スタイルや性格、学習速度は異なるため、「~年で大丈夫」という明確な期間はないと感じます。
また、トレーダーズアカデミーで学べるのはあくまで、
であるため、卒業(休会)した後も、日々刻々と変化する相場状況に合わせて自分なりにトレードをアレンジしていく必要があるとは思います。
株式投資を引退(目標金額達成もしくは資金が無くなり退場)するその日まで、勉強は続くものだと考えて良いでしょう。
トレード方法に関して
アカデミーで推奨されているトレードスタイルはスイングトレードです。
また売買では信用取引が推奨されています。
ただし、信用取引は「レバレッジをかける(手持ち金以上のお金をかけてポジションを持つ)」ことが目的ではなく、「空売り(下げ相場でも利益を上げる)」をすることが目的です。
スイングトレードを基本としていますが、基礎を学んだ上で自分流にアレンジし「デイトレード」や「FX(外国為替証拠金取引)」にテクニカル分析を活かしている生徒も沢山いらっしゃいるそうです。
売買の指示はある?
投資顧問業の様な売買(エントリー&エグジット)の指示や銘柄の推奨はありません。
※トレーダーズアカデミーは投資顧問ではありません
気になる個別銘柄を質問すれば、先生の見解(株価のトレンドや節目)を教えてはくれますが、最終的に売買の判断をするのは私達自身なので「買え」とも「売れ」とも指示はありません。
売買の指示や優良銘柄の情報を期待している人は根本的な目的が違ってくるため、
・銘柄の情報を知りたい人
・相場での必勝法を求めている人
・一攫千金を狙っている人
にはトレーダーズアカデミーは推奨できないでしょう。
トレーダーズアカデミーは儲けられる?
最終的に儲けられるようになるか、ならないかはその人次第だと感じます。
アカデミーの目的自体が「自分自身の根拠で売買をし、利益を出せるようになること」であるため、「欲のコントロール」を含めて最終的に儲けられるようになるか、ならないかは自分次第になります。
講師の先生方は毎回の授業で、私達が売買の技術(株価のトレンドの見極め、節目の見極め、建玉)を上達させるための手助けをしてくれる、と考えれば良いでしょう。
例え話になりますが、大学受験の予備校で「東大合格コース」に在籍したからと言って全員が東大に合格できるわけではありませんよね?
東大合格コースに在籍していても、最終的には授業の内容を自分自身で咀嚼し、トライアンドエラーを繰り返すことができなければ成績は伸びず、合格にも繋がりません。
同じ様に、トレーダーズアカデミーも学ぶことを怠らず、日々の売買の振り返りを継続して同じ失敗を繰り返さないように行動しなければ、最終的に自分自身の判断でトレードして儲けられるようにはなりません。
参考までに以前先生に聞いた話にはなりますが、在籍する全国各地の生徒に
「今年1年の損益はプラスかマイナスか?」
のアンケートを取ったところ
・およそ半数(約50%)の生徒が「プラスだった」
・それ以外の生徒が「マイナスもしくは±0に近い」
との回答だったとのことです。
半数近くの生徒が利益を上げられるという結果を多いと思うか少ないと思うかは個人の感覚にもよりますが、私は「多い」と思っています。
トレーダーズアカデミーに入って良かったこと、悪かったこと
良かったこと
・情報に振り回されなくなった
→インターネット(掲示板やSNS)で盛り上がっている銘柄情報に興味が無くなりました。
・情報を精査できるようになった
→ニュースや雑誌、インターネット上で色々な銘柄の情報が流れてきますが、チャートの形を優先しているのでまともなことを言っているのか、言っていないのかが精査できるようになりました。
(勿論、インターネット上には抜群の分析をしている人は多々います。)
悪かったこと
・臆病になった(笑)
→良いことでもあるのですが、恐る恐るポジションを取るようになったため勝負処でも思いっきりポジションを持てなくなりました。
予定していた資金量の60%のポジション(100万円のポジションを持つ予定であればせいぜい60万円分のポジション)を持てれば御の字です。
おわりに
いかがでしたか?
私が3年半在籍して感じたことを思うままに綴らせてもらいました。
正直、私も入学当初は半信半疑で「トレード=ギャンブル」という考えから中々脱することができませんでした。
しかしながらしっかりと勉強をし、数多くの失敗(笑)を経験することで「トレードはギャンブルではなく、立派な投資(仕事)になる」と考えが改まりました。
トレードを仕事として成立させるためには
これに尽きると感じています。
トレーダーズアカデミーは無料体験授業を実施しているため、気になった方は一度実際の授業を受けてみて「株式投資の考え方や相場に対する取り組みが自分に合うか、合わないか」を判断すれば良いと思います。
先生方は「本気で勉強したい方はいつでも歓迎する」という「来るもの拒まず、去るもの追わず」のスタイルなので強引な勧誘もありません。
私もまだまだ未熟で勉強の日々が続きますが、皆さんと一緒に株式投資の技術を上達させていければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。