今週の日経平均株価分析(3月22日~3月25日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
ローソク足
先週の大陽線の流れを引き継ぐように今週も続伸した。
ローソク足は「陽の寄り付き坊主」となり2月高値を回復した。
移動平均線
今週の上昇で13週線を回復し、52週線まで到達した。
高値は52週線、終値は26週線が抵抗となる動きとなり、短期的な急反発の利益確定ポイントとして意識されたことが伺える。
トレンドライン
結果的に2021年9月高値を起点とした上値抵抗線および2021年8月安値を起点とした下値支持線が交わる三角保ち合いの終点付近に戻ってくることになった。
三角保ち合いの終点付近が抵抗となって反落するのかどうかを来週以降見極めていくことになる。
日足
ローソク足
2019年以来の9連騰を記録する強い1週間であった。
先週のアイランドリバーサルから「四空」を形成しており、売り方が盛大に踏まれていることが伺える。
移動平均線
200日線が利益確定のポイントとして意識され、金曜日は陰線を形成した。
今回の急騰によって下向きだった25日線および75日線が上向きまたは横向きに転じ、下落→BOXになる局面に移りつつあることが伺える。
トレンドライン
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線と200日線が重なるポイントが意識されている。
この上値抵抗線を明確に上抜ければ、昨年9月から始まった6ヶ月間に渡る下落が終焉した可能性が大きくなる。
ボリンジャーバンド
+1σを回復し、+2σに到達した。
+2σを超えて+2σ~+3σの間で株価が動く強烈なバンドウォークには発展していないが、+1σ~+2σのバンドウォークに入った可能性は残す週末となっている。
来週は+2σおよび+3σが下向きに転じるか否かがバンドウォークなのかBOXなのかを判断する材料となる。
日柄および値幅
9月高値→3月安値の61.8%近くの戻り幅となっており、上昇が一服する水準に来ていると考える。
もう一段高があった場合は28,500円付近まで高値は想定しておく。
昨年8月末からの急騰は18日間で3,800円の上昇となっている。
今回は底値から12日間で3,700円の上昇となっており、日柄は不十分だが、上昇幅としては十分な値幅を達成している。
ここからの追っかけ買いはいつ梯子を外されるか分からないため注意が必要である。
今週の売買ポイント
・2月高値に並んだ水曜日:「売る動作」
TOPIX
ローソク足
TOPIXは「五空」を形成している。
今週のローソク足の動きとしては日経平均株価と同じであり、TOPIXも2021年9月高値を起点とした上値抵抗線で上値を押さえられている。
移動平均線
日経平均株価と異なり200日線を回復し、25日線や75日線が上向きに転じている。
この後25日線が波打ってBOXになるのか、そのまま上向きが継続して上昇していくのかを見極めていくことになる。
指標
25日騰落レシオ
短期的には買われ過ぎているが、25日騰落レシオで判断すると先週と同様に中立な位置にいる。
短期的な過熱感から売った人は今週の上昇で苦しめられている。
空売り比率
空売り比率が久しぶりに30台を記録した。
安定的な上昇をするためには30台を継続する必要があるが、週末には再び40台に突入しており上値が重くなる要因となっている。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:売り越し」「個人:大幅に売り越し」となっている。
下落局面で買い向かった個人(現金)の利益確定がある程度入っているのかもしれない。
日経VI
日経VIがやや高めであることから今週はザラ場の値幅もそれなりに大きかった。
20%を割らないと売りは期待できないため、現在は中立のポジションが適切であると考える。
来週の戦略
押し目買いをメイン戦略とする。
ただし、ここまで上昇のスピードが速かったため値幅を伴ったスピード調整には注意をしたい。
大局では1月高値~3月安値のBOXを想定する。
上値の節目
1/5高値(29,388円)、200日線、+2σ
下値の節目
2/10高値(27,880円)、3/1高値(27,013円)、100日線、75日線、25日線、5日線、+1σ、各窓
意識する日柄
・3/9安値から17日目の4/1
・2/10高値から33日目の3/31
・1/27から42日目の3/30
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値→1/27達成
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し→2/24達成
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
→3/7達成
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値→3/9安値(24,681円)
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し