今週の日経平均株価分析(2月14日~2月18日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
ローソク足
「陽陽のたすき線」を形成した先週の流れを引き継ぐことはできず、今週は一旦の調整となった。
ローソク足は下髭陰線(からかさ)となっており、調整局面では買いが入っているが、本格的な買いが入っているとは言い難い状況である。
移動平均線
13週線が間近に迫ってきている。現在、13週線は28,000円付近であるため、来週反発する局面があたっとしても28,000円水準では上値が重くなることが想定される。
13週線に達した場面は一旦の「売り」と想定を立てておくと良いであろう。
トレンドライン
2021年8月安値の水準が意識されている動きとなっている。
2021年8月安値を起点とした下値支持線まで到達する動きが見られないため、一旦試しに行く反発があっても良いようには考えている。
日足
ローソク足
今週は25日線が抵抗となる動きが見られた。
火曜日に安値を付けて以降は、火曜日安値が下値目途として意識され、金曜日は火曜日安値に近づいた場面では買いが入って陽線を形成している。
また、月曜日、火曜日で「下放れ二本黒」を形成して続落が警戒されたが、翌日の水曜日に株価が上昇したことから、結果として騙となった。
移動平均線
下向きの25日線に到達した先週末は分かりやすい「グランビル売②」となり、週明けに教科書通り下落した。
25日線の下向きは今週も継続しており、日足レベルでは25日線が上値を抑える要因となった。
2021年10月、12月のように25日線が下向き→横向きになるためには、ある程度の値幅を伴った反発が必要になる。
トレンドライン
上値は12/20安値および1/4安値のネックライン、下値は8/20安値が節目として意識されている。
ボリンジャーバンド
バンドが収束に向かう過程で、今週は-1σが下値支持となった。
もう一段安あると-2σの26,400円程度までの下落は考えられるし、反発したとしても+2σの28,300円程度が限界であろう。
ボリンジャーバンドで見るとBOX相場対応のポジション取りが必要であると考える。
日柄および値幅
先週記載したシナリオの通り、今週は先週高値から1,000円幅程度の下落をした。
2021年10月は25日線到達後4日で底打ちし、次の高値まで8日を要した。
今週の動きと比較すると、今週は25日線到達後3日で安値を付けた。上述のシナリオと対等数値で動くのであれば、火曜日安値から8営業日程度は堅調が動きをする展開が想定できる。
来週反発するのであれば2/25の金曜日付近に次の高値を付ける可能性がある。
ただし、上記シナリオはあくまで今週火曜日の安値を割らなかった場合に限る。
今週火曜日の安値を割ってしまうようであれば、再び1/27安値を目指す展開を考えなければならず、2021年10月相場との相関もなくなる。
今週の売買ポイント
・3営業日で1,000円程度の下落をした火曜日の大引:「買う動作」
・下向きの25日線に到達した水曜日の大引:「売る動作」
・火曜日安値付近で寄り付いた金曜日の寄付:「買う動作」
TOPIX
ローソク足
TOPIXは再び三角保ち合いを下放れた。日経平均株価同様に火曜日安値が意識されており、ここを割るか否かが来週の注目ポイントである。
移動平均線
下向きの25日線に上値が抑えられる展開が継続している中、75日線と200日線がデッドクロスする時が徐々に近づいてきている。
指標
25日騰落レシオ
引き続き25日騰落レシオは中立である。
120を目指して上昇し、市場が楽観する展開が欲しいところである。
空売り比率
空売り比率の高さが上値を抑える要因となっているのは明白である。
高い空売り比率が燃料となって、踏み上げの上昇があっても不思議ではないと考える。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:売り越し」「個人:売り越し」となっている。
下向きの25日線に向かう中で共に売り越しているが、今週の下落で個人(信用)は強気の買いに出ているであろう。
日経VI
火曜日後場の急落で日経VIは30%に近づき市場は恐怖に包まれた。
1/27は30%を超えて底入れしたため、今回の30%は通常時の下げであると想定し買い迎える場面であったと考える。
金曜日も日経VIが上昇し、マーケットはまだ落ち着いていない状況である。
日経VIが20を割れてマーケットが楽観する展開(上昇)が欲しいものである。
来週の戦略
2/15安値を目途に押し目買い、2/10高値および2/16高値を目途に戻り売りのBOX対応をしていく。
上値の節目
12/20安値(27,893円)1/14安値安値(27,889円)、2/10高値(27,880円)、2/16高値(27,486円)、1/18→1/19の窓、2/10→2/14の窓、75日線、100日線、200日線、+1σ、+2σ
下値の節目
2/15安値(26,724円)、8/20安値(26,954円)、1/27安値(26,044円)-1σ、-2σ
意識する日柄
・2/10高値から9日目の2/24
・1/27安値から17日目の2/21
・1/5高値から33日目の2/22
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値→1/27達成
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し