ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(2月21日~2月25日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

ローソク足

 1月安値を割れる場面が見られものの、終値ベースでは何とか最終防衛ラインを維持しての週末入りとなった。

 ローソク足は長い下髭陰線(たくり線)を形成し、底入れを示唆する形となっている。

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移動平均線

 短・中・長全ての移動平均線が下向きであり、上値を追っていける環境にはない。

 目先、反発がある場合は13週線の走る28,000円付近が週足移動平均線から見た上値ポイントとなる。

トレンドライン

 2021年8月安値を明確に割れたことで、2021年2月高値を一番天井、9月高値を二番天井としたダブルトップが形成されたことになる。

 反発した場合、ネックラインである2021年8月安値が戻り売りのポイントと意識されるであろう。

日足

ローソク足

 25日線を回復できなかった先週末の流れそのままに、今週は一貫して下落する一週間となった。

 日足の終値ベースで1月安値を割る場面が見られたものの、翌日には回復したことで木曜日の下落はオーバーシュートの範疇であったと考えられる。

 木・金曜日で「陰陽のたすき線」を形成したことで、日足レベルで短期的な底打ちをした可能性が伺える。

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 また、木曜日の下落は2020年11月に空けた窓が意識されて安値を付けたと考えられる動きとなっている。

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移動平均線

 状況は先週と変わらず下向きの25日線を一度も回復することなく今週は下落した。

 木曜日に25日線との乖離率が4%を超えたこともあり、通常時の乖離率から見ると「下げ過ぎている」と考えることができる。

トレンドライン

 週足でも言及したが、2021年8月安値を割れたことで、この安値がネックラインとして意識されることになる。

 26,900円付近のネックラインと下向きの25日線が重なるポイントは売り圧力が強くなると考えられる。

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ボリンジャーバンド

 今週の下落によって-1σ~-3σが再び下向きに転じ、+3σが拡大方向に動き始めた。

 金曜日は-2σを回復しての週末入りとなっているが、木曜日に-3σに到達してバンドの向きに変化が表れ始めたことで下へのバンドウォークが再開した可能性がある。

 その場合-1σが上値抵抗となるため、-1σと株価の絡みには注目する必要がある。

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日柄および値幅

 木曜日が下げ止まる可能性があった判断材料として、2/10高値から「9日目」であったことが根拠の1つとなる。

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 また、1/5高値から「34日目」でもあり、「33日」の日柄が意識されている可能性もある。

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 仮に木曜日が短期的な底だと仮定した場合、戻りの範囲を過去の値幅から考えてみる。

 2021年12月安値→1月高値および1月安値→2月高値の戻りが幅がほぼ同じであることから、木曜日の安値から同値幅の戻りをすると仮定すると上値の最大は27,600円程度となり2/10→2/14の窓の上限と重なってくる。

 前述の8/20安値と同様に、窓や過去の戻り値幅と重なる27,600円付近も戻り売りのポイントとして注意しておく必要がある。

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今週の売買ポイント

 ・2/15安値に近づいた火曜日の寄付:「買う動作」

 ・2/15安値を割れた水曜日の寄付:「売る動作」

 ・陰陽のたすき線を形成した金曜日の大引:「買う動作」

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TOPIX

ローソク足

 日経平均株価と異なり、TOPIXは2021年5月安値および1月安値を維持している。

 日経平均株価の下落が加速しなかった理由として、TOPIXが最終防衛ラインを維持したことが考えられる。

 TOPIXが安値を終値ベースで割れるとなると、いよいよ本格的な下落と考えてよいだろう。

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移動平均線

 状況は先週と変わっておらず、下向きの25日線に上値が抑えられる展開が継続している中、75日線と200日線がデッドクロスする時が徐々に近づいてきている。

指標

25日騰落レシオ

 大幅な下落をしたにも関わらず、25日騰落レシオは中立の水準を維持したことから、全体相場のTOPIXが底堅く、日経平均株価のみが弱かったと判断できる。

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空売り比率

 40台後半の空売り比率が連続して記録されている。空売り比率の増加でも下げきれなかったため、溜まった空売りの解消による反発がいつ来ても良い環境であると考えている。

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投資主体別売買状況

 先週の投資主体別売買状況は「海外勢:ほぼ中立」「個人:ほぼ中立」となっている。

 中立ではあるが、やはり個人(信用)は一貫して強気の買いである。

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日経VI

 地政学的リスクによって日経VIは木曜日に急騰して30%に達した。

 木曜日にマーケットは恐怖に包まれたが、通常時の下げ止まり水準に日経VIが達した後は、急騰した分の解消が進んでいる。

 日経VIから判断すると木曜日が一端の底となった可能性が示唆される。 

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来週の戦略

 空売りの買戻しや急騰した日経VIの解消による反発には注意しつつ、戻り売りを狙っていく。

 戻り売りのポイントは前述のネックラインや、戻りの値幅の対等数値を意識していく。

上値の節目

 8/20安値(26,954円)、1/18→1/19の窓、2/10→2/14の窓、5日線、25日線、75日線、100日線、200日線、-1σ

下値の節目

 2/24安値(25,775円)、-2σ、-3σ

値幅計算

上値目途

30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値

30,66810/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値

31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値

32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値

32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し

34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値

34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値

下値目途

26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値→1/27達成

25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し→2/24達成

25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し

24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値

23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値

23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し

23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値

21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し