今週の日経平均株価分析(6月14日~6月18日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
時事ネタを探すのが面倒なので(笑)、今週も三田紀房先生の漫画「ドラゴン桜」の作中に出てくる言葉を紹介します。
この言葉を見て、私の株式投資の師匠が映画「マネーショート」の冒頭部分に出てくる言葉を紹介してくれたことを思い出しました。
共通することを要約すると
ということです。
何事においても「分からないこと=伸びしろ」だと私は考えています。
分からないことがあればある程、自分自身が成長できると思うとワクワクしてきませんか?
この先も「分からない」を口癖にせず、「分かるまでトコトン理解してやろう!」という姿勢で物事を学んでいきたいと思います。
それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
今週は先週の高値および13週線を勢いよく上抜け、5月高値を試す展開になるか?と期待させる動きの週前半でありましたが、5月高値を目前に上値は重く、結果的に依然として週足終値が13週線と26週線の間に収まる一週間となりました。
先週のローソク足と合わせると「陰陰のはらみ線」を形成し、方向感が見えづらい状況ではありますが、週足が上髭を形成し上値が重い状況が感じられることから、次は下値のサポートとなっている26週線を割っていく展開も想定できそうです。
日足
今週は下向きの75日線を上抜けて寄り付き、火曜日~水曜日にかけて節目の29,500円に近付く場面が見られました。
しかしながら上昇の勢いは一時的で、週末にかけては再び25日線と75日線の間に戻ってくる方向感のない一週間となりました。
今週のローソク足の組み合わせを振り返ってみると、
水曜日:「陽陰のはらみ線」且つ長い上髭陰線(トンカチ)で売りサイン
月曜日~木曜日:「アイランドリバーサル」で売りサイン
水曜日~金曜日:「下放れ二本黒」で売りサイン
となっており、売りサインが各所に見られます。
来週株価が下落した場合には、上向きに転じた25日線がサポートとなるのか否かを確認していくことになり、上昇した場合には、75日線をサポートに値固めをできるか否かを注視していくことになります。
月曜日は3/18高値→4/5高値を結んだトレンドラインを上抜けて、75日線の上で下髭陽線を形成しました。
節目を突破して陽線を形成したことから「買う動作」を行う場面ではありましたが、BOX相場を前提としているならば6/7高値に近付いたことから「売る動作」を行う場面でもあり、非常に悩ましい位置での値動きとなりました。
一方で火曜日は6/7高値を上抜けて寄り付いたことで「節目上抜け」と判断することができ「買う動作」が必要な場面となりました。
しかしながら火曜日の大引けは5/10→5/11の窓を埋めたものの、4月中旬に何度も下値支持として機能していた上値の節目の29,500円の抵抗帯に近付いたことから、過去の下値支持が将来の上値抵抗となると考えられ「売る動作」を行う場面でもありました。
水曜日も節目の29,500円に近付く場面が見られたものの、ローソク足が上髭陰線を形成したことから上値が重く、火曜日同様に大引けは「売る動作」が必要な場面であったと考えます。
木曜日は窓を空けて下で寄り付いたことから、「陰線を形成すればアイランドリバーサルとなる」ことを想定することができ、「売る動作」をする場面であったと考えます。
下値の目途に関しては、28,800円、28,600円、28,400円と200円刻みで節目が存在するため、来週以降下げた場面では「買う動作」を段階的に行っていく展開も想定されます。
株価の上げ下げはありますが、現時点では28,800円~29,500円のBOXをメインシナリオとして想定します。
28,800円の下値の節目を割った場合には、28,400円もしくは28,600円~29,500円の1,000円幅でのBOXを想定します。
ボリンジャーバンドでは月曜日に+1σを上抜けたものの、火曜日、水曜日は+2σを目前に上値を抑えられる形となっており、BOX相場を前提としているのならば、ボリンジャーバンドからでも+2σに近付いた場面で「売る動作」のサインを受け取ることができたと考えられます。
木曜日、金曜日は+1σに上値を抑えられる形となっており、BOX相場であれば次は-1σおよび-2σに向かうシナリオが想定されます。
株価が下落した際にTPライン(=25日線)で下げ止まるのであれば、TPライン(28,800円)~+2σ(29,500円)のBOX相場が想定できます。
28,800円を割れるのであれば、-1σ(28,400円)~+2σ(29,500円)のBOX相場も想定できます。
節目を割れた際にはボリンジャーバンドも同時に気にすると「買う動作」を行う目途が立てやすくなりそうです。
TOPIX
TOPIXは日経平均株価が高値を付けた2/16の高値を上抜けられずに下落しています。
節目の1,950ポイントで週末を迎える形となっていますが、下抜けした場合には短期的な「Wトップ」形成と考えることもできるため、個別株が軟調になる展開も想定されます。
移動平均線は75日線と25日線がゴールデンクロス間近であり、2つの移動平均線が下値支持になるか否かにも注目です。
指標
騰落レシオは買われすぎ水準の120に近付きつつあります。引き続き120に近付く場面では「売り場」の可能性があることを視野に入れてBOX相場へ対応していきます。
空売り比率が低水準であった水曜日までは株価が上昇する場面が見られました。
しかしながら、再び40台を記録した木曜日は空売り比率の増加と共に株価が下落しており、この先も空売り比率40台を上値の重たさの判断基準にしていきます。
先週の投資主体別売買状況は、海外勢が売り越し、個人が買い越しとなっています。
海外勢の売買状況を気にしつつも、現状は大きなトレンドが出ていないため、海外勢の動きに惑わされずにBOX対応を取っていく必要があります。
来週の戦略
依然としてBOX相場をメインシナリオとして立ち回ります。
6/7高値を突破したことから、上値の目途を先週末よりも上に設定し、
上値: 29,480円(6/15高値)、29,530円(4/19→4/20の窓の上限)、29,685円(5/10高値)
下値:28,800円、28,400円(過去のBOX下限)や28,193円および28,176円(5/20→5/21の窓の上限および下限)
を想定し、逆張りでポジションを建てていきます。
意識する日柄
・6/15高値から9日目の6/25
・5/10高値から33日目の6/23
・4/21安値から42日目の6/23
・4/6高値から51日目の6/21