ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

社会貢献活動~献血&募金~

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 突然ですが皆さんは日常生活で毎月決まったルーティーンはありますか?

・マッサージで体のメンテナンス

・遠出のドライブ

・神社へのお参り

etc…

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 私はルーティーンがあることで日常生活にもメリハリができ、惰性で一日を過ごしてしまうことが少なくなっていると感じます。

 

 そして私も皆様と同じように毎月決まったルーティーンがいくつかあり、学生時代からかれこれ8年以上継続しているものもあります。

 その1つとして社会貢献活動があります。

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 社会貢献活動と私自身で発言するのも可笑しなことであると重々承知していますが、今回は毎月行っている「献血」と「募金活動」について、協力している理由と共に昨年(2020年)の活動記録を振り返ってみたいと思います。

 「こんな理由で活動に取り組んでいる人もいるんだな~」という気持ちで読み進めてもらえると嬉しいです。

献血を始めた理由

 献血は学生時代に所属していたサークルでのボランティア活動の一環として協力したことがきっかけです。

 初めての献血時は「献血って時間がかかるし、注射されるから嫌だな~」とばかり思っていましたが、貧乏学生にとって「ジュース飲み放題、お菓子食べ放題、漫画・雑誌読み放題」の魅力はあまりにも衝撃的でした(笑)

 

 気が付けば次回の献血可能日が待ち遠しくなり、隙間時間を見つけては献血ルームに通うことが習慣になっていました。

 献血に一定回数以上協力すると「お礼の品」もいただけるため、「微力ながらも社会の役に立てているんだな」と実感することができます。  

献血について

 現在、私は体への負担が少ない「血小板献血」に協力しています。

 血小板献血は次回献血可能になるまでの期間が400ml献血よりも短いため、1ヶ月に1回のペースで協力することできます。

 また血小板は血液と比べて保存期間が非常に短く、常に医療現場からの需要が絶えない状況でもあり、血小板献血を行うことによって「誰かの命が救える」と実感することができます。

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 献血ルームの常連になった今では、コロナ禍で献血協力者が激減した際や、血小板が不足している時に献血の依頼がくるので、それなりに頼りにされている(社会に貢献できている)のではないかと思います。

2020年献血記録

 2020年は献血回数が節目の70回に到達し、記念品とお礼状をいただきました。

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(左から順に10回、30回、50回、70回の記念品)
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 飲み物とお菓子が無料で食べ飲み放題だから、という単純な理由で協力していた献血ですが、どこかで人の役に立っているという実感を得られてからは忙しくても必ず時間を取って協力するようにしています。

 

 2021年も健康管理に気を付けて、毎月献血に協力できるようにしていきます。

募金を始めた理由

 募金を毎月行っている理由は下記の通りです。

社会との接点を感じていたいから

 私はうつ病を発症して半年近く休職する時期がありました。

 休職して2ヶ月程は人と会うことも億劫で、自宅から外出することも殆どありませんでした。

 しかしながら、休職して3か月程度が過ぎてうつ病の症状が徐々に軽くなり、気持ちが前向きになってくると

社会・人との関わりがないことが精神的に苦しい

 と感じるようになりました。

 

 その時に仕事以外で社会・人と繋がっていることを実感するために私自身に何ができるか?を考えた結果「募金」という答えに辿り着きました。

募金記録

 一口に募金と言っても現金に限りません。

 私が行っているのは主に「ポイント募金」になります。

 Tポイントが毎月一定数貯まるのですが、私にとってはあまり使い道がないためポイントを全額 Yahoo!ネット募金に寄付しています。

 2020年に寄付した額は合計で13,548円でした。

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 毎月付与されるポイント数はそんなに多くはありませんが、1年間トータルで見るとそれなりのポイント数を寄付できているんだなと実感できます。

 

 金額が全てではありませんが、私の「人生でやりたいことリスト」の1つに

募金額50万円

 という目標もあるため、微力ながら毎月コツコツと社会のために自分にできることを継続していきたいと思います。

おわりに

 私の好きな言葉の一つに「継続は力なり」があります。

 勉強にしても運動にしても、「継続することの難しさ」「継続することの大切さ」は全てのことに共通しているのではないでしょうか?

 

 自分の決めたことは最後までやり抜く、という性格でもあるため2021年も私なりに社会貢献活動は継続していきたいと思います。

 

 この記事がきっかけで「自分も社会貢献活動をしてみようかな?」と思えた方がいらっしゃいましたら、小さなことから始めてコツコツと継続していただけると嬉しい限りです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

今週の日経平均株価分析(2月15日~19日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 日経平均株価が1990年の8月以来、実に30年半ぶりに30,000円台を記録しました。 

 1990年はバブル崩壊が始まった年。そして私が生まれた年(笑)。

 バブル当時、世の中がどんな状況だったか体験していないので分かりませんが、当時の写真を見てみると物凄く活気に満ち溢れている時代だったことが伝わってきます。

 今の日本も一日も早くコロナウィルスが収束して、バブル当時とはいかないまでも活気に満ち溢れた世の中が訪れてほしいと切に願っています。

 

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 先週に引き続き、今週も上昇の勢いは止まらず、日経平均株価は30年半ぶりに30,000円台を記録しました。

 30,000円台を記録したことで達成感による利益確定が出たためか、ローソク足は長い上髭を形成しており上値の重さを感じる週足となっています。

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日足

 窓を空けて直近高値を上抜けた月曜日の寄り付きは「買う動作」を行う必要がある場面となりました。結果的に直近高値を上抜けたことで上昇に弾みがつき30,000円台に乗せる動きとなりましたが、週末にかけては利益確定売りも重なって、株価としては「行って来い」に近い値動きとなっています。

 火曜日、木曜日に比較的長い上髭を形成していることから上値の重たさを感じ取ることができますし、火曜日水曜日で「陽陰のはらみ線」、水曜日木曜日で「陰陰のたすき線」の組み合わせとなっていることから一旦の売りが出やすい状況も見て取れます。

 また、木曜日安値:30,140円、金曜日高値:30,169円、金曜日終値:30,017円で厳密には窓は空いていませんが、終値ベースで窓を埋められなかったことから、「アイランドリバーサル」に近いフォーメーションを今週は形成しています。

 今後の株価の動きとしては、終値ベースで窓を埋められるか否かに注意する必要がありそうです。

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 月曜日の寄り付き時点でボリンジャーバンドの+2σを回復したことも「買う動作」を行う理由の1つになっています。 

 火曜日は+3σで綺麗に上値を抑えられ、週末にかけては+2σを割ってきたことから+2σをサポートとしたバンドウォークのシナリオはなくなりました。

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 今週の株価の動きを5分足で辿ってみると、月曜日から火曜日にかけて空けた窓の上限である30,200円付近が下値サポートとして機能していたことが分かります。

 30,200円を割った金曜日には窓の上限が上値抵抗として意識されている動きが見られ、来週以降は30,200円が意識される節目の1つと考えられそうです。

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 また火曜日高値→木曜日高値を結んだトレンドライン(上値抵抗線)の傾きで綺麗なチャネルラインを引くこともでき、一旦反発する場面があった場合、30,200円の価格以外に上値抵抗線で上値を抑えられるか否かも同時に注目する必要があると考えます。

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 ただし、現時点で上昇トレンドは完全に崩れているわけではないため、+1σをサポートとしたバンドウォークが継続することをメインシナリオとして来週は立ち回ります。

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値幅の傾向

 昨年の10/30を起点とした上昇過程で押し目を作る際の値幅の目安をフィボナッチから探ってみます。

 11月に押し目を作った時は約23.6%の調整

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 1/29に押し目を作った際も同様に23.6%程度の調整

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 仮に来週以降、短期的な調整をする局面があった場合にこれまでと同様に23.6%の押しで止まると考えると28,900円程度までの下げは十分に考えられそうです。

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 また、短期的な上昇過程での調整をフィボナッチで探ってみると、昨年12月安値→1月高値の50%押しで調整が完了し今回の急上昇に繋がっています。

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 1/29安値→2/16高値として同様に50%の調整をした場合の価格は29,172円となり、先程の28,900円と価格帯が類似してきます。

 値幅調整を挟む場合には29,000円前後が大まかな目安となりそうです。

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日柄の傾向

 10/30を起点とした上昇過程で25日線まで押す「底→底」の日柄の傾向を探ってみます。

 10/30→12/22は36日、12/22→1/29は26日となっており、値幅調整(グランビルの買②)をする場合には短期的な日柄である17日や26日が意識される可能性がありそうです。

 一方、日柄調整(グランビルの買③)をする場合には33日の日柄が意識される可能性も視野に入れて立ち回ります。

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TOPIX

 日経平均株価とは対照的にTOPIXアイランドリバーサルを形成しました。2018年高値の1,911ポイント付近が下値支持となって再度反発するの見極めていくことになりますが、個別株の勢いが弱まってきたことがTOPIXの動きから感じ取れます。

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指標

 25日騰落レシオは再び心地良い水準である100に戻ってきました。日経平均株価が急騰する中で値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、騰落レシオが下げていることもTOPIXの弱さ(=個別株の弱さ)の裏付けとなっています。

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 空売り比率は依然として低水準を推移しており、空売り比率が特に低かった月曜日、火曜日は空売りの買戻しも相まって急騰したと考えられそうです。

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 先週の投資主体別売買状況は海外勢が大幅に買い越し、個人が大幅に売り越し(信用は買い越し)となっています。

 依然として海外勢と個人の動きが正反対となっていますが、引き続き海外勢の動向に注目して相場の転換点を探る参考にしていきたいと思います。

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 来週の戦略

 前述の通り+1σをサポートとしたバンドウォークが継続していることをメインシナリオとして押し目買いの戦略で立ち回ります。

 +1σを割れた場合は25日線や先週金曜日から今週月曜日にかけて空けた窓を押し目買いのポイントとして狙っていきます。

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意識する日柄

・1/29安値から17日目の2/24

・1/6安値から33日目の2/24

・12/22安値から42日目の2/24

・12/8安値から51日目の2/22

今週の日経平均株価分析(2月8日~12日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 日本国内での新型コロナウィルスによる死者が初めて確認されてから明日で1年が経ちます。

 1年前の今頃は新型コロナウィルスがここまで長引くとは思いもしませんでした。

 当たり前の様に毎日出社して、当たり前の様に皆で飲み会をし、当たり前の様に家族と旅行をして…

 当たり前が当たり前じゃなくなった今、ウィルスを気にせずに生活できていた日々の有難みを身に染みて感じています。

 1日でも早くマスクが必要なく、人と人との距離が縮まる生活が戻ることを願うばかりです。

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 今週は月曜日から直近の高値および心理的節目の29,000円を勢いよく更新し、SQ日に向けて堅調な動きをした一週間でした。

 先週のローソク足の組み合わせが「陰陽の包み線」と「最後の抱き線」のどちらを示唆しているか見極める週でもありましたが、結果的に前者の包み線で買いサインであったということになります。

 移動平均線では2020年の10月以降、株価>13週線>26週線>52週線の並びの安定的な上昇トレンドが継続しています。

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日足

  月曜日の寄り付き時点で実体ベースでの直近高値を上抜けてきたことから「上抜けの可能性がある」と想定ができ、終値ベースで1/14の高値を上抜けたことで27,600円~28,800円のBOX相場の前提は崩れ、上昇トレンド継続と判断しました。

 月曜日の動きとしては、BOX相場を前提として先週末に入れた売り玉を寄り付きと大引けで各々ロスカットして買い玉を乗せる動作が必要であったと考えます。

 SQ日であった金曜日は寄り付きこそ高値を更新するものの、一日の動きとしては軟調で木曜日のローソク足と合わせると「陽陰の被せ線」を形成し上値の重たさを感じる組み合わせとなっています。

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 ザラ場高値を更新した金曜日は1/29安値から10日目、1/6安値から26日目で「9日」「26日」が意識されるのであれば目先の高値を付けた可能性が十分に考えられる日柄となっています。

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 ボリンジャーバンドを見ると月曜日に+1σをサポートにして上昇しています。ただし+2σには急角度で再上昇していく勢いが見られず、株価は緩やかな傾きの+2σに上値を抑えられている印象も受けます。

 また、週末の陰線で+3σが下向きに転じたことから来週以降、+2σ、+1σが収束に向かう動きを見せるのであれば再びBOX相場入りする可能性もあると見て立ち回る必要がありそうです。

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 しかしながら現状は+1σを割れていないことから、+1σをサポートとしたバンドウォークが継続している前提で来週は立ち回っていきます。

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値幅計算

 直近高値を上抜けたことでN値、E値、V値で上値の目途を探ってみます。

1/29安値:27,629円→2/3高値:28,669円→2/4安値:28,325円として見た時、N値=29,365円で達成済み。

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 V値=29,013円で達成済み。

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 E値=29,709円で未達成。

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 E値の29,700円付近に近付いた金曜日が目先の高値になる可能性は日柄だけでなく値幅の観点からも十分に考えられそうです。

 

 また1/14高値:28,979円→1/29安値:27,629円とした時のV値=30,329円であり、30,000円を超えた場合には30,300円付近も意識されそうです。

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 その他の中長期目線での値幅計算は過去の記事を参照ください。

過去チャートの類似点

 現在は右肩上がりの緩やかな上昇トレンドを継続しており、先週記載したように2015年4月以降のチャートと類似している可能性もありそうです。

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 2015年のチャートでは安値→高値の周期が「17日」で動いていることから、今回も「9日」「26日」だけでなく「17日」の日柄もしっかりと意識する必要がありそうです。

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TOPIX

 TOPIXは2018年1月の高値を上抜けました。先週末の時点で直近高値を上抜けていたことから日経平均株価よりも強い動きをしている様子が伺え、個別株全体に勢いが感じられる地合いとなっています。

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 上昇の勢いが継続すれば1991年戻り高値である2,020ポイント付近が意識される展開も視野に入りそうです。

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指標

 25日騰落レシオは120を超えて過熱感を示す水準に入ってきました。過熱感が出てきたことから利益確定が進み、上値が重たくなる展開も想定できそうです。

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 空売り比率は40以下の低水準で推移しているため、現在は株価が大きく下がりにくい環境であると考えられます。

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 先週の投資主体別売買状況は海外勢が大幅に買い越し、個人が大幅に売り越しており、またしても海外勢と個人の動きが反対となっています。

 今週の上昇で海外勢がどの程度買い越しているのか?反対に少しずつ利益確定が進んでいるのか?来週発表の投資主体別売買状況で確認していきます。

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来週の戦略

 前述の通り、+1σをサポートとしたバンドウォークが継続していることをメインシナリオとして立ち回ります。

 +1σを割れた時には+2σが収束に向かう動きをしていると考えられえるため、+2σを上値目途としたBOX相場に入る可能性もあるとしてシナリオを随時変更していきます。

 BOX入りした場合には28,800円(これまでの上値)~29,700円を目先の値幅と想定します。

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 その他に、28,800円付近を中央値として27,600円~29,700円の値幅で株価が動く可能性も想定しておきます。

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意識する日柄

・1/14高値から26日目の2/19

今週の日経平均株価分析(2月1日~5日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今週はアメリカの追加経済対策成立期待や米経済指標の改善で米国株が上昇したことを背景に日経平均株価も上昇しました。

 そして先ほど(20時過ぎ)アメリカで200兆円の経済対策案が可決されたと報道がありました。

 経済対策案の可決で材料出尽くしとなるのか?株価の上昇に更なる拍車をかけるのか?現時点では答えが見えていませんが、来週以降の株価の動きを追って答えを確認していこうと思います。

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

 

週足

 今週は先週の下落から一転、陽の丸坊主に近い大陽線を形成して下落分を全て取り戻す「行って来い」の一週間となりました。

 ローソク足は「陰陽の包み線」を形成し、再度上昇を期待させる組み合わせとなっています。

 しかしながら、高値圏での「陰陽の包み線」は「最後の抱き線」である可能性もあり、前者であれば「買いサイン」後者であれば「売りサイン」と考え方が正反対になります。

 来週以降、週足として高値更新をする陽線形成となるか、高値を更新せずにローソク足の実体の中で収まる、もしくは陰線形成となるのかをしっかりと見極める必要があります。

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 上昇過程における高値圏で「陰陽の包み線」もしくは「最後の抱き線」を形成した場面として2000年1月、2015年4月、2017年2月の動きが参考になるかもしれません。

 2000年は翌週にコマ足陰線を形成しましたが、上昇を継続しています。

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 2015年、2017年は翌週に大きめの陰線を形成して保ち合いが継続しています。

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 先週、今週のローソク足の組み合わせが「買いサイン」と「売りサイン」どちらになる可能性が高いかは、来週のローソク足が陰線を形成した場合、陰線の大きさが一つの判断材料になりそうです。

 陽線を形成して高値を更新するのであれば素直に「買いサイン」として判断していきたいと思います。

日足

 先週の分析に記載したように、今週月曜日は金曜日の安値を窓を空けて割らずに寄り付いたことから「続落」の可能性よりも「BOX」の可能性が高くなり、「買い」を入れる場面となりました。

 週末にかけて直近高値に近付いてきたことからも、結果的に27,600円~28,900円のBOX相場が形成されていると判断できそうです。

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 月曜日の寄り付きから株価は上昇に転じる展開となりましたが、15分足で今週の動きを見ると、過去の支持や抵抗を1つ1つ丁寧に確認している様子が伺えます。直近高値付近に近付いた金曜日は「売る動作」が必要な場面であったと考えます。

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 ボリンジャーバンドを見ると金曜日の引けにかけて+1σを回復し、-2σ~+2σまで全てのバンドが上向きに転じています。

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 +1σをサポートとしたバンドウォークが再開した可能性もあるため、来週以降は+1σを絡めた株価の動きにまずは注意する必要がありそうです。

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過去チャートの類似点

 今週特に印象的だったのは5日線と25日線の動きです。5日線と25日線がデッドクロスしかけたものの、25日線との接触を避けるように再度上昇に転じました。

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 同じ様な5日線と25日線の動きが見られた場面としては、2017年11月以降の保ち合い、2019年11月以降の保ち合いが参考になるかもしれません。

 2019年11月の場面では直近高値から1ヶ月程度、25日線を押し目とした下値切り上げ型の三角保ち合いを形成した後に上抜けし、2ヶ月程度のBOX相場を経て最終的に暴落しました。

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 2017年11月の場面でも直近高値から25日線を押し目とした2ヶ月程度の下値切り上げ型の三角保ち合いを形成した後に上抜けし、再度高値圏での保ち合いの後に暴落しました。

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 また、2019年、2017年共に三角保ち合いの最中は直近高値およびボリンジャーバンドの+2σが上値抵抗となっている傾向が見られます。

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 来週以降の株価の動きで1/14高値である28,979円を明確に上抜けない限りは、直近高値および+2σが上値の目途として意識される可能性が考えられます。

 

 その他に2015年4月の場面では右肩上がりの平行チャネルが引ける緩やかな上昇トレンドが継続しました。

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 緩やかな上昇トレンドが継続する場合は概ね-1σ~+2σの間で株価が動くことを想定し、25日線や-1σが押し目買いのポイントとなります。

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 直近高値を上抜けすることができない場合は、2020年のコロナショックや2015年のチャイナショック直前のBOX相場が形成されている可能性もあると考えることができそうです。

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 いずれにせよ直近高値を明確に上抜けられない限りはBOXを形成する可能性が高いため、1/14高値から2ヶ月~3ヶ月程のBOX相場に入ることも想定しておきます。

 また、今回参考にしたチャートでは保ち合いの後に暴落に転じていることから、今回も保ち合いの後に暴落に転じる可能性が無きにしも非ずであることをシナリオの1つとして想定し、今のうちから建玉を整理しておいても良さそうです。

TOPIX

 日経平均株価と異なる動きをしたTOPIXは直近高値を終値ベースで上抜きました。

 窓の下限を埋めることなく月曜日に寄り付いたことから「下に行きたくない」という意思が感じられる株価の動きとなっています。

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 直近高値を上抜いたことで2018年1月高値の1,911ポイントが視野に入ってきました。

 日経平均株価よりも強い動きをしていたことから、個別株の強さが伺える1週間でした。

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指標

 25日騰落レシオは過熱感を示す120に近付いてきました。TOPIXが2018年1月高値を目指して上昇すると同時に騰落レシオが120に達するというシナリオが今後は想定できそうです。

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 先週記載した空売り比率の傾向は2019年のパターンが該当する形となりました。今週の上昇理由としては空売りの買戻しも影響していると考えられそうです。

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 先週の投資主体別売買状況は2週続けて海外勢が売り越し、個人が買い越しという構図になりました。海外勢が徐々に利益確定を進めているのか気になるところなので、来週発表される2月第1週の投資主体別売買状況での海外勢の動向を確認していきます。

 一方で個人(信用)は強気で4週連続買い越しています。個人(現金)も含めて少しでも調整したら「買い」というスタンスが見て取れます。

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来週の戦略

 今週の株価が続落しなかったことから、現在の株価の位置が2018年1月に類似しているというシナリオは一旦なくなりました。

 その上でボリンジャーバンドのバンドウォークが再開して直近高値を更新していくか否かを最初に確認していきます。

 直近高値を明確に上抜けできなければ27,600円~29,000円のBOX相場が継続しているという前提で立ち回ります。

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 また2019年、2017年の様に25日線を押し目とした下値切り上げ型の三角保ち合いを形成しているシナリオもあるため、25日線まで押した場合には「買い場」になる可能性があることも想定しておきます。

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 現状は上昇トレンドが継続中であるため先週同様に「上向き対応のBOX」という形で来週は立ち回ろうと思います。

意識する日柄

・1/29安値から9日目の2/10

・1/6安値から26日目の2/12(SQ日)

前言撤回!Rakuten UN-LIMIT Vを継続します!

 こんにちは!ヤマちゃんです。

 

 1/29(金)に楽天モバイルから待ちに待った新料金プランが発表されました。

 楽天モバイルの1年無料を早期に契約した使用者の対象期間が終了する2021年4月上旬を目掛けて、キャリア大手3社が続々と月間データ容量20GBで新プランを発表し楽天モバイルからの乗り換えを促す戦略に「楽天危うし!?」と感じていましたが、やはり楽天も動いてきましたね。

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 以前の記事では、Rakuten UN-LIMITの1年無料の使用期間が終了したら楽天モバイルの契約を更新せずに他社の回線に乗り換えると書きました。  しかし、今回の新料金プランの発表を受けて私のようなライトユーザーにも恩恵があることが分かりましたので、1年無料期間が終了しても楽天モバイルを継続することに決めました。

 

 この記事では私が楽天モバイルを継続するに至った理由を綴っていきます。

Rakuten UN-LIMIT VIのコンセプト

 楽天モバイルから発表された新料金プランのコンセプトはキャリア大手3社とは一線を画すものとなっています。

 

 キャリア大手3社の新プランは

月額料金が定額でデータ使用量に上限(20GB)がある

 

 一方、楽天モバイルの新プランは

データ使用量に応じて月額料金を段階的に上げていく

 ということで、月々のデータ使用量が少ないライトユーザーにもメリットがある内容となっています。

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Rakuten UN-LIMIT VIの料金プラン

 新料金プランは月々のデータ使用量に応じて4段階設定されています(価格は税抜き)。

0~1GB:0円/月

1~3GB:980円/月

3~20GB:1,980円/月

20GB~:2,980円/月 

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楽天エリア回線以外での高速通信は5GBまで(超過後は最大1Mbpsで使い放題)

 楽天基地局接続時はデータ無制限

 

新料金プラン発表前は

楽天回線エリア内では5Gを使い放題

楽天回線エリア以外では5GBまで高速通信(超過後は最大1Mbpsで使い放題)

という条件で2,980円/月の料金体系でした。

 

 データ使用量に関係なく一律2,980円の月額料金が発生するのでライトユーザーには魅力を感じる内容ではありませんでした。

筆者のデータ使用量は?

 ライトユーザーにも魅力的ということで、私のデータ使用量を振り返ってみます。

 Rakuten UN-LIMIT V回線を開通させた2020年12月は2.28GB

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  2021年1月(ただし1/30日時点)は2.49GB。

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 回線を契約して2ヶ月が経過しましたが3GB以内のデータ使用量で収まるため、新料金プランに当てはめると支払料金は980円/月になります。

 これまではLINEモバイル(データ使用量3GBで1,480円/月)への乗り換えを検討していましたが、楽天モバイルの方が同じ使用量で500円/月(6,000円/年)安いという計算になります。

SPU+1倍も継続

 新料金プランになっても楽天市場でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)+1倍は継続されるので、楽天市場で買い物をするユーザーにとってはうれしい限りです。

 先日楽天ゴールドカードのSPUの内容が改定(+4倍から+2倍に減少)されたことで楽天ユーザーの減少が懸念されましたが、企業としてもユーザー離れは避けたいので新料金プランとSPU+1倍継続で何とか繋ぎ止めたところでしょうか。 

迷ったら1年無料を試してみよう!

 まだまだインフラ整備が必要で「十分」とは言えない楽天モバイルであるため、「使用してみたいけど通信速度や通信できる範囲が不安」と感じている方もいらっしゃると思います。

 そんな方は1年間無料を試してみてはいかがでしょうか?

 Rakuten UN-LIMIT Vは300万人限定で1年間無料キャンペーンを2020年4月から行っており、すでに220万人超の申し込みが済んでいるようです。残すは80万人弱。

 今すぐ申し込めば1年間は無料で使用できるため、楽天モバイルを継続するかどうかは使用して決めてみてはいかがでしょうか?

 私も母(月に1GBも使用しない 笑)に提案してみます。

おわりに

 いかがでしたしょうか?

 全員に楽天モバイルを使用するメリットが当てはまる訳ではありませんが、この記事が楽天モバイルの契約を迷っている方にとって少しでも参考になれば嬉しい限りです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

今週の日経平均株価分析(1月25日~29日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 日米で決算発表が本格化する中、今週はアメリカのゲームストップ社の株価急騰が話題になりました。

 アマチュア投資家集団がヘッジファンドを大損させるという映画のような出来事(映画化されたら面白いかも!?)が実際におき、改めて仕手化した株の怖さを思い知らされました。

 

 もしかしたらゲームストップで損失を被ったヘッジファンドが、損失を利益で相殺するために株を売り払ったことで日経平均株価を始め、各国の株価指数が下落したのではないか?と勝手に妄想しております。

  

 私は値動きが激しい銘柄は好きではないため、落ち着いて見ていられる日経225銘柄とこれからも長く付き合っていくつもりです。

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

月足

 前半は高値を更新する勢いが見られましたが、45日前ルールの影響なのか?中旬から月末にかけては上値が重い展開が続き、月足としてはトンカチに近い長い上髭を形成する1ヶ月となりました。

 過去に月足が高値圏で長い上髭を形成した年は2013年5月、2018年1月に見られ、いずれもその後は値幅調整を挟む展開となっています。1月が共通していることから、今後の展開は2018年1月のチャートが参考になるかもしれません。

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週足

 今週も先週に引き続き高値を更新する展開とはならず、週足としては「陰の大引け坊主」に近いローソク足となっています。

 また、先週のローソク足と合わせると「陽陰の包み線」を形成し、高値圏では下落の警戒サインが点灯しています。

 過去にも、2018年10月、2020年1月に週足が「陽陰の包み線」を形成しており、その後はいずれも大きく下落する展開となっています。

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 その他に、2007年2月、2013年5月に大陰線を伴った「陽陰の包み線」を形成した場面があり、いずれも26週線に押している傾向が見られます。

 来週以降も下落が進む展開が見られるのであれば、26週線が走る25,000円付近まで将来的に調整する可能性があることを注意したいと思います。

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 週足レベルで見た値幅調整の目安をフィボナッチで探ってみます。

 2020年6月安値→2021年1月高値で見た場合、38.2%押し=26,100円付近50%押し=26週線が走る25,000円付近となります。

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 2020年3月安値→2021年1月高値で見た場合、23.6%押し=心理的節目でもある26,000円付近38.2%押し=これまで何度も上値を抑えてきた24,100円付近となっており、週足レベルで見ると24,000円、25,000円、26,000円と1,000円刻みでフィボナッチが重なってきています。

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日足

 28,100円~28,900円のBOXを木曜日まで維持する展開ではありましたが、金曜日にBOX下限を下抜けし、下落の勢いそのままに25日線も割ってきました。

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 大陰線(陰の寄り付き坊主)でBOXを下抜けしたことで下落に転換したと思わせる週末ではありますが、金曜日の終値は年末から年明けにかけて上値を抑えていた27,600円のラインで止まっていることもあり、「過去の上値抵抗が将来の下値支持」になるのであれば「買い場」と考えることもでき、「買う理由」と「売る理由」が混在する非常に悩ましい展開となっています。

 もし来週以降も下落が続くのであれば、2020年12月に上値を抑えた26,900円水準が次なる下値の目途として意識されそうです

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 悩ましい展開ではありますが、BOX下限を下抜けした事実に変わりはないので、下落の目途をN値、E値、V値を用いて探ってみます。

1/14高値28,979円→1/18安値28,111円→1/21戻り高値28,846円とした場合、

 N値=27,978円で木曜日に達成しています。

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 E値=27,243円

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 V値=27,376円となり、続落した場合、27,300円~27,400円が目先の下値目途になりそうです。

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 27,300円~27,400円は日足レベルで見た時の12/8安値→1/14高値の61.8%押しの水準とも重なってきており、下値の目途として意識される可能性がありそうです。

 ちなみに、上述した27,600円ラインは50%押し水準とも重なっており、金曜日で調整が終了した可能性が無いとも言い切れない状況となっています。

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過去チャートの類似点

 来週以降の展開としては2018年1月のチャートが参考になるかもしれません。

 2018年1月は今回と同様に、高値保ち合いの後に陰線でネックラインおよび25日線を下抜けし、大幅な調整をしています。2018年1月は高値から16日の日柄で一旦下げ止まり、最終的には43日目で大底を打つ展開となっています。

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 今回は1/14の高値から12日の日柄であり、「17日」の日柄が意識されるのであれば日柄的には不十分となるため、来週の金曜日まで下落が続く余地が残されています。f:id:y-yamachan:20210130011952p:plain

 その他に「陰線でネックラインと25日線を同時に下抜け」した場面を過去のチャートから探ってみると2つの傾向が見られます。

 2019年5月は翌日以降も下落。

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 2012年4月も翌日以降下落。

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 2006年1月、2007年2月も翌日以降下落。

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 一方、2020年6月は翌日以降保ち合い。

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 2014年1月も翌日以降25日線に絡んだ保ち合いで、後に下落。

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 2011年1月および3月は翌日以降保ち合いで、25日線の向きが下向きになった後に下落。

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 2006年4月も翌日以降保ち合いで、25日線の向きが下向きになった後に下落。

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 これらのチャートから見られる傾向として、

陰線翌日の寄り付きがローソク足の実体の中で始まると保ち合い、窓を空けて下で始まると続落

と2パターンに分かれるため、月曜日の寄り付きの位置には注意したいと思います。

TOPIX

 上値切り下げの三角保ち合いを形成していたTOPIXは、セオリー通り下抜けする展開となりました。日経平均株価同様に、TOPIXも12月に保ち合いを形成した上値付近および窓の下限で下げ止まっているようにも見えるため、月曜日以降に窓を埋めるか否かをまずは注視していきたいと思います。

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指標

 日経平均株価が続落する中、25日騰落レシオは先週と変わらず、過熱感は見られない水準となっています。現在の水準から80に向かうのであれば、来週以降も下落する展開となりそうです。

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 空売り比率は久しぶりに50超えを記録しました。

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 空売り比率が50超えを記録した翌日以降の株価の動きの傾向を2019年、2020年のチャートから探ってみます。2019年は50超えを記録した当日もしくは翌日で株価が下げ止まっています。

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 一方、2020年のコロナショック時は1回目に50超え記録した翌日以降も株価は続落し、2回目に50超えを記録してから底打ちまで5営業日程日数を要しています。

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 2019年の傾向が当てはまるのであれば、株価は金曜日の陰線で下げ止まった可能性があると考えることもできますし、2020年の傾向を当てはめるのであれば、来週末まで下落が続くと考えることもできそうです。

  先週の投資主体別売買状況は久しぶりに海外勢が売り越し、個人が買い越しという構図になりました。10月末から大幅に買い越してきた海外勢の利益確定が徐々に進んでいると考えることもできそうです。

 一方で個人(信用)は高値圏で3週連続買い越していることから、今週の下落で苦しい展開となっていることが想像できそうです。

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来週の戦略

 月曜日の寄り付きが窓を空けて下で始まるのであれば下への意識を強めにして立ち回ります。下落入りしたとしても、一旦反発するような展開があれば、これまでのBOX下限付近が戻り売りのポイントになる可能性もあるため、25日線の向きに注意しながら玉を建てていきます。

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 月曜日の寄り付きがローソク足の実体の中で始まるのであれば、27,600円~28,900円のBOXの可能性もあるとして立ち回ります。

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 先週まで想定していた+1σを下値サポートとしたバンドウォークのシナリオはなくなり、バンドが収束に向かい始めました。

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 下落したと場合、上向きの-1σ、-2σで下げ止まることも想定されますが、2018年1月のようにバンドが収束に向かうと見せかけて下へのバンドウォークが始まる可能性もあるため急落には注意します。

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意識する日柄

・1/14から17日目の2/5

今週の日経平均株価分析(1月18日~22日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

  米バイデン大統領の就任式が行われた今週。就任式を前に武装行動等が警戒されマーケットへの影響が不安視されていましたが、就任式のイベントを無事に通過しマーケットへの影響も全くありませんでした。

 

 アメリカのマーケットではNYダウ、ナスダックともに過去最高値を更新しており、上昇の勢いは留まるところを知らない!?状況となっています。

 

 例年、1月中旬から2月中旬にかけてはヘッジファンドの45日前ルールもあり、下落を警戒する時期ではありますが、2021年はどうなるのでしょうか?

 

それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 4週連続で週足陽線となるものの、心理的節目の29,000円を前に上値の重さを感じる一週間でした。

 週足の終値ベースでは高値を更新していますが、ザラ場ベースでは高値を更新することができておらず、来週以降も29,000円を超えることができるか否かに注目していきます。

 ローソク足の組み合わせは「陽陽のたすき線」で上昇の可能性を示唆しています。

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日足

 先週の金曜日、今週の月曜日、火曜日でローソク足は「明けの明星」を形成し上昇を期待させる組み合わせとなりましたが、翌日の水曜日は高く寄り付くも29,000円を目前に上値が重く高値を更新する勢いはありませんでした。

 火曜日、水曜日の2日間でローソク足は「陽陰の被せ線」を形成し、明けの明星から一転、高値圏での下落を示唆する組み合わせとなりました。

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  金曜日は5日線の上で陽線を形成して大引けを迎えたものの、急角度で上昇していた5日線の傾きは徐々に緩やかになり、2020年12月の様な横ばいに移行しています。

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 高値更新の上昇相場がメインシナリオであることに変わりはありませんが、5日線が横ばいになったことで、月曜日の安値の28,200円付近を下限、直近高値の29,000円を上限としたBOX相場に移行した可能性もシナリオの1つとして想定する必要があります。
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  まずは来週以降、ボリンジャーバンドの+1σをサポートにしたバンドウォークが継続するか否かをしっかりと確認していくようにします。

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  短期的に見ると、今週月曜日の下落は大発会後の安値→直近高値のフィボナッチ38.2%押しの水準で止まっており、セオリー通りに株価が動くのであれば高値更新をする可能性がありそうです。

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TOPIX

 一方TOPIX日経平均株価とは様相が異なっており、直近高値に近付くことなく上値切り下げ型の三角保ち合いを形成しています。

 日経平均株価程の強さが個別株に見られず、今週も日経平均株価の上昇は値嵩株に資金が集中していたことが伺えます。

 TOPIXに関しては1,840ポイント付近を維持できるか否かを来週は注目していきたいと思います。

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指標

 今週も25日騰落レシオは100前後の心地良い水準にとどまっており、過熱感はありませんでした。

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 空売り比率も低水準で推移しており、月曜日の下落は大きな売り仕掛けが原因ではなかったことが伺えます。

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 1月第2週の投資主体別売買状況は海外勢が大幅に買い越し、個人も僅かではありますが買い越しとなっています。高値更新をできなかった今週に海外勢が売り越しに転じたのか否かを来週発表の投資主体別売買状況でしっかりと確認していきます。

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来週の戦略

 前述のとおり、上昇トレンドが継続している前提でボリンジャーバンド+1σをサポートとしたバンドウォークを想定して立ち回ります。

 +1σを割り、バンドが拡大から収束に向かう動きを見せた場合には上昇相場からBOX相場に移行したとして随時シナリオを変更していきます。

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 また、今週月曜日の安値の28,200円を割ってきた場合には更なる調整に入る可能性があることも想定しておきます。

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 仮に直近高値を上抜けられずに調整に入った場合には、2020年12月安値→2020年1月高値のフィボナッチ38.2%押しの28,000円付近、50%押しの27,600円付近が目先の下値目途となりそうです。

 38.2%押しは心理的節目、50%押しは昨年末から年明けにかけて上値を抑えていた水準と重なってきており、いずれも節目として意識される可能性がありそうです。

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 昨年10月末からの上昇幅で見た場合、38.2%押しは12月に1ヶ月程保ち合った26,700円の水準も調整の際の節目として頭の片隅に入れておきます。

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意識する日柄

・1/14から9日目の1/26

・1/6から17日目の1/29

・12/8から33日目の1/26