今週の日経平均株価分析(1月31日~2月4日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
今週もイチローさんの言葉を励みに、日経平均株価を振り返っていきます。
あれこれと知識を詰め込んでも頭がこんがらがるだけなので、私はいつものように同じパターンで同じことしか分析しませんので悪しからず。
月足
ローソク足
1月の月足は大陰線を形成。
12月の月足と合わせると「陽陰の包み線」で下落を警戒する組み合わせを形成。
安値は24週線が意識される形となっており、2021年8月安値を終値ベースでは何とか維持して終えている。
移動平均線
12週線を割れて24週線まで調整。
中長期の移動平均線は上向きを維持してサポートとなっているが、12ヶ月線が下向きとなっているため上値が重い状況は続く。
トレンドライン
アベノミクスで形成した上図の長期チャネルラインは意識したい。
チャネル下限もしくは24,000円まで調整する展開がどこかであるのではないかと警戒は常にしている。
週足
ローソク足
週足は大きめの陽線を形成。
先週のローソク足(たくり線)と合わせると「陰陽の包み線」を形成し、一端の底入れの可能性が大きくなってきた。
移動平均線
ローソク足<13週線<26週線<52週線の下降トレンドを形成中。
上値は13週線を意識する。
トレンドライン
短期的には2020年8月安値を起点とした形成していた下値支持線が上値抵抗となる展開を意識する。
同時に2020年9月高値を起点とした上値抵抗線は引き続き注目されるラインとなる。
日足
ローソク足
3営業日で陽線を記録し、先週木曜日の下落をなかったことにする一週間であった。
ただし、火曜日のローソク足から感じ取れるように12/3安値のネックラインに近づくと戻り売りが意識され、ネックラインを回復できていないままでの週末となっている。
移動平均線
先週木曜日の時点で25日線との乖離率が大きくなったこともあり、今週の反発は25日線との乖離を小さくするための動きと読み取ることもできる。
反発はしているが25日線は下向きであるため、25日線に株価が達したときは「グランビル売②」が意識されることを予め想定しておきたい。
トレンドライン
週足同様に、8/20安値を起点とした下値支持線を意識し、ここまで戻った場合には抵抗となる可能性があることを想定する。
ボリンジャーバンド
先週木曜日に底打ちした可能性を示す動きが2つ見られた。
1つ目は-1σを明確に回復したこと。
2つ目は-3σが上向きに転じたこと。
来週-2σが上向きに転じれば、より底打ちの可能性が高くなると同時に、株価が下落したとしても、-1σや-2σが押し目買いのポイントとなる。
日柄および値幅
今回の戻りの目途の最大値を過去の値幅の傾向から考察してみる。
昨年9/14高値を起点とした下落において、9/14高値→10/6安値の戻り高値は下落幅の76.4%戻しであった。
同様に、11/16高値→12/3安値の下落の戻り高値は下落幅の76.4%戻しの水準であった。
これらの傾向を1/5高値→1/27安値の下落に当てはめてみると、下落幅76.4%戻しは28,600円となり、今回の戻りの最大はこの水準を意識する。
戻り高値の最大幅の想定である28,600円とトレンドラインの上値抵抗線が重なるのは3月上旬であることから、2月相場は堅調である可能性も考えておきたい。
今週の売買ポイント
・12/3安値のネックラインに近づいた水曜日の大引:「売る動作」
・12/3安値のネックラインに近づいた金曜日の大引:「売る動作」
TOPIX
ローソク足
TOPIXは日経平均株価よりも早く三角保ち合いの下値支持線に到達し、この下値支持線が上値抵抗として意識される動きが見られる。
移動平均線
早ければ来週にも25日線に到達するため、「グランビル売②」を形成するか否かを確認していく。
指標
25日騰落レシオ
短期的には買われ過ぎているが、25日で見ると心地よい水準に留まっている。
上値を追う余地は十分にあることになる。
空売り比率
反発する一週間で合ったものの、空売り比率は高い水準で推移した。
高い空売り比率が上値の重さの原因でもあるが、裏を返せば節目を突破すると空売りの買戻しで上昇しやすくなると考えることもできる。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:大幅に売り越し」「個人:大幅に買い越し」となっている。
下落局面でも個人の強気の買いは2022年も健在である。
個人の買いの心が折れる下落が一回は欲しいところだ。
新安値数
新安値数が400を超えた先週の木曜日が結果的に底値となった。平常時の底の指標として新安値数300以上というのは今回も当てはまったことになる。
日経VI
日経VIが急騰し32%で高値を付けた先週木曜日が底となったことから、今回の下落は平常時の下落となり更なる恐怖は生まれなかった。
今週は急騰した日経VIが下げることで市場にも安心感が生まれ堅調な株価の動きにつ繋がった。
再び20%を割って市場が楽観する状態を待つことになる。
来週の戦略
調整局面では押し目買いを狙っていく。
また、25日線が目前に迫っているため、25日線と接する場面では戻り売りを狙う。
上値の節目
12/3安値(27,588円)、1/18→1/19の窓、25日線、75日線、100日線、200日線
下値の節目
8/20安値(26,954円)、1/27安値(26,044円)-1σ、-2σ
意識する日柄
・1/27安値から9日目の2/8
・1/5高値から26日目の2/10
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値→1/27達成
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
今週の日経平均株価分析(1月24日~1月28日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
イチローさんの言葉を励みに、今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
ローソク足
ローソク足は長い下髭陰線を形成し、心理的節目の26,000円付近での下げ止まりの可能性を示唆している。
また、今週の安値は2020年末に保ち合った水準で下げ止まっていると見て取ることもできるが、ここを下抜けてしまうと24,000円まで出来高の少ない真空地帯に突入してしまうため更なる下落に注意が必要である。
移動平均線
13週線と26週線がデッドクロスし完全下降トレンドの形を形成した。
週足移動平均線が収束した後にマーケットが出した答えは「下」という結果になった。
過去2週間、週足が上値を抑える要因となっていたことからも、下への意識を強めなければいけない環境であったことは明確であった。
トレンドライン
先週の三角保ち合い下放れに続き、今週は最終防衛ラインである8/20安値を割って売り転換した。
売り転換したものの下落が加速しない場合、現在の相場は週足レベルで見て2018年1月~2020年3月の相場と同じ動きを辿る可能性も考えておきたい。
注目ポイントは26,000円の節目となる。
日足
ローソク足
月曜日から水曜日にかけては10/6安値および8/20安値が下値として意識される株価の動きであった。
木曜日も前日比+で寄り付き「下値は固いのか?」と思わせる動きとなったが、ザラ場中に8/20安値を勢いよく割ったことでロスカットの売りを巻き込みながら、売りが売りを呼ぶ展開で急落した。
急落した後に反発するのは毎回のパターンであり、26,000円の心理的節目で安値を付けた木曜日の翌日は反発しての週末入りとなった。
今週は火曜日に10/6安値を終値ベースで「陽陰のたすき線」を形成して割れたことが下げの予兆となった。
金曜日は「陰陽のはらみ線」を形成しており、週明けの反発を期待させる組み合わせとなっている。
週明けは前日比+で陽線を形成するかどうかに注目していく。
移動平均線
急落によって25日線が急激に下げてきている。
木曜日の終値時点で25日線乖離率が7.4%に達しており、平常時の下落であれば底入れをしても良い水準には達している。
ただし、ショック時であると乖離率は10%近くに達するため、木曜日の安値を割れるか否かを来週は確認していくことになる。
トレンドライン
木曜日に下げ止まる要素があったかどうかを考えた時に、2020年11月の高値や、窓の上限が意識されたと考えられなくもないが、根拠は薄いように感じる。
メインの戦略は戻り売りであるため、来週以降に反発する展開があった場合はこれまでサポートとして意識されてきたネックラインが抵抗となって戻り売りの急所になる可能性があることを想定しておきたい。
また、それぞれのネックラインは1/5高値→1/27安値の23.6%、38.2%、50%戻しの水準とも重なっているため、意識されやすいのではないかと考えている。
ボリンジャーバンド
-2σ~-3σのバンドウォークが発生している。
金曜日は陽線で-2σを回復したが、水曜日の下落で各バンドが拡大方向に動き始めた。
-2σを陽線で回復した月曜日、先週の木曜日はともに売りの急所となっていることから、安心はできない状況である。
また、-2σを明確に回復したとしても、-1σが抵抗となって-2σ~-1σのバンドウォークに移行する可能性があることも警戒したい。
-3σ~-1σが上向きに転じるまではバンドウォークに警戒して損はないだろう。
日柄および値幅
値幅と日柄で考えると木曜日に下げ止まる根拠はある。
9/14高値→10/6安値の下落幅および下落率は約3,500円(11.3%)である。
1/5高値→1/27安値の下落幅及び下落率は約3,300円(11.3%)で値幅が類似している。
また、1/27は1/5高値から16日目であり「17日」の日柄が意識されるのであれば下げ止まる可能性はあると考えられる。
底入れ後の反発を想定する場合、10/6安値→11/16高値の上昇幅(上昇率)または日柄を参考にしてトレード戦略を立てておく必要もある。
今週の売買ポイント
・「陽陰のたすき線」を形成した火曜日の大引:「売る動作」
・8/20安値で反発した火曜日の大引:「買う動作」
・8/20安値で反発した水曜日の大引:「買う動作」
・8/20安値を割った木曜日のザラ場:「売る動作」
・9/14高値→10/6安値の対等数値、1/5高値から16日目、心理的節目の26,000円に達した木曜日の大引:「買う動作」
・「陰陽のはらみ線」を形成した金曜日の大引:「買う動作」
TOPIX
ローソク足
TOPIXは節目の1,880ポイントを割れて下げが加速した。
昨年5月の安値で下げ止まって金曜日は「陰陽のはらみ線」を形成して、週明けは反発を期待させる組み合わせとなっている。
しかしながら、金曜日の終値は節目で合った1,880ポイントできっちり上値を抑えられているため、売りの急所となって週明けに下落する可能性も十分に考えられる状況である。
移動平均線
25日線と200日線がデッドクロスし、弱い環境となっている。
指標
25日騰落レシオ
木曜日に安値を記録したが、騰落レシオで判断すると思ったほど売られ過ぎているわけでもない。
一段安への警戒は来週以降も持っておく必要がある。
空売り比率
木曜日に50台の大台を記録した。
依然として40台後半を維持し続けている空売り比率であるが、下げ止まって短期的に反発のターンに入っても良い水準であることは確かだと考える、。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:大幅に売り越し」「個人:大幅に買い越し」となっている。
2021年9月に日経平均株価が3万円を回復した時から一貫して強気に買い越していた個人(信用)は今週の急落で大幅な含み損となっていることが容易に考えられる。
追証による個人の信用買いが一掃され、買い方が入れ替わらないと次なる相場には簡単に移行できないであろう。
新安値数
新安値数は昨年末以来の400超えとなった。昨年は400を超えた後に一旦の反発局面に入っているため、空売り比率と新安値数から判断すると木曜日が一旦の底になった可能性は高いと考える。
日経VI
急落した木曜日に日経VIが32%を記録した。
30%を超えたことで市場には恐怖が発生したと判断できる。
平常時の急落であれば32%を記録した木曜日が底値になると判断できるが、来週以降に悪材料があるならば40%を目指す更なる恐怖が待ち構えていることになる。
来週の戦略
メインシナリオは戻り売りである。
戻り売りのポイントとしては前述のように、ネックラインとして意識されてきた昨年の各安値の水準を想定する。
上値の節目
10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)12/3安値(27,588円)、1/18→1/19の窓、5日線、25日線、75日線、100日線、200日線、-1σ
下値の節目
1/27安値(26,044円)-2σ、-3σ
意識する日柄
・12/3安値から42日目の2/3
・11/16高値から51日目の1/31
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値→1/27達成
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
今週の日経平均株価分析(1月17日~1月21日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
ローソク足
先週に引き続き13週線、26週線が抵抗となって上値を抑える。
安値切り下げは今週も継続しており、週足は陰線を形成。
今週の下げ止まりポイントでは2021年10月安値が意識されている。
移動平均線
13週線と26週線がデッドクロス間近で週足の並びが「ローソク足<13週線<26週線<52週線」の完全な下落トレンドに移行する瀬戸際となっている。
移動平均線の収束具合からみても、いつエネルギーを解放して大きなトレンドが出ても何ら不思議ではない環境となっている。
トレンドライン
2021年8月安値を起点とした下値支持線を明確に割り込んできた。
三角保ち合いは「下放れ」という結果になったが、下値を掘っていくファンダメンタル的な材料に乏しいため、現時点では2021年の安値~高値の間のBOXの範疇に留まっている。
最終防衛ラインは2021年8月安値である。
日足
ローソク足
三角保ち合いの下値支持線を維持して終えた先週末。
月曜日に反発して始まるも、火曜日は下向きの25日線の前に屈する結果となり、水曜日の寄り付きで明確に三角保ち合いの下値支持線を割れてきた。
水曜日~金曜日にかけては2021/10/6の安値が意識される動きとなっており、ローソク足の下髭が買いのポイントの節目として意識されていることを物語っている。
ローソク足を見ると、
水曜日と木曜日:「陰陽の切り込み線」で買いサイン
金曜日:長い下髭陽線(勢力線)で買いサイン
となっており、週明けの反発が期待される形となっている。
移動平均線
75日線と200日線がデッドクロスを形成。
反発上昇したとしても下向きの各移動平均線が抵抗となるため、上値が重い環境は継続している。
トレンドライン
三角保ち合いの下値支持線を明確に割れ、下への動きに警戒する環境となっている。
ただし、今週の安値が10/6安値と並んでいることから、9/14高値を起点とした上値切り下げ型の三角保ち合いを形成中と見ることもできる。
ただし、こちらの三角保ち合いだったとしても下抜けを警戒しなければならないフォーメーションである。
過去の支持線がこの先の抵抗として意識されるのであれば、2021年12月安値のネックラインが1番最初の戻り売りポイントとなる。
続いて三角保ち合いの下値支持線まで反発する場所が2つ目の戻り売りのポイントとして意識されると考えている。
なお、この水準は窓や1/5高値→1/21安値の38.2%戻しと重なっているため、多くのトレーダーが意識しているポイントだと考える。
ここも意識されないのであれば、再び三角保ち合いに入ったとして立ち回る必要がある。
ボリンジャーバンド
水曜日の下落で各バンドが拡大方向に動き始めた。
水曜日~金曜日にかけて-2σが上値抵抗となっていることから、-2σ~-3σのバンドウォークが発生していることを警戒しなければならない。
いったん、-2σを回復したとしても、-2σ~-1σのバンドウォークというシナリオもあるため、下げ止まったと安心してはならない。
日柄および値幅
結果的に金曜日は11/16高値を起点とした下落の値幅および日柄と同等の水準で安値を付けたことになる。
ただし、週明けも安値を更新するような下落がある場合には、9/14高値を起点とした下落幅を想定する必要があり、26,000円付近が目途となる。
なお、この水準を見ると2020年11月に明けた窓と重なっており、節目として意識されそうである。
今週の売買ポイント
・下向きの25日線にタッチした火曜日のザラ場もしくは包み線を形成した火曜日の大引:「売る動作」
・三角保ち合いの下値支持線を割った水曜日の寄付もしくは12/20&1/14安値を割った水曜日のザラ場:「売る動作」
・10/6安値で下げ止まった水曜日の大引:「買う動作」
・「陽陰の切り込み線」を形成した木曜日の大引:「買う動作」
・10/6安値で下げ止まり勢力線を形成した金曜日の大引:「買う動作」
過去チャートからみられる傾向
日足移動平均線の並びおよびフォーメーションから1996年~1997年初頭のチャートを引き合いに出して考察してみる。
1996年は3月安値を起点におよそ9ヶ月の三角保ち合いを形成した。
三角保ち合いの下値支持線を割れ、同時に3月安値も大陰線で割れたことで下げが加速し大暴落となった。
この三角保ち合いを別の視点で見てみると、6月高値を起点とした「上値切り下げ型の三角保ち合い」を形成していたと考えることもできる。
1996年の年末に前回安値付近で長い下髭を形成して反発する期待をさせたものの、各移動平均線が下向きで完全なる下降トレンドに入っていたことから、上値は伸びずに保ち合いを下抜けして下げていく結果となった。
上図の2回目の安値を付けた場面の動きを見てみると、下髭を形成したのちにネックラインまで短期的に株価が反発していることが分かる。
ネックラインが売りの急所となっているが、この動きは教科書通りの綺麗な下落トレンドの動きとなっている。
また、この時の値幅を見てみると6月高値→1回目の安値(9月安値)の値幅のE値で下げ止まっていることが分かる。
この動きの傾向を現在のチャートに当てはめて考えてみる。
各移動平均線は下向きで下落トレンドの並びとなっている。
金曜日の安値は9/14高値を起点とした「上値切り下げ型の三角保ち合い」の1回目の安値と並んでいることから、12/20安値および1/14安値のネックラインまでもどした後に再度下落に入るシナリオを想定できる。
この時の下落幅は9/14高値→10/6安値のE値だと想定するとおよそ24,000円となる。
24,000円は2018年~2020年にかけて三尊天井を形成した価格帯となるため、株価が調整して下げ止まるには非常に理にかなったポイントとなる。
このシナリオになるかどうかは分からないが、8/20安値の最終防衛ラインを割った場合には最悪を想定して立ち回らなければならない。
TOPIX
ローソク足
ただし、2021年3月高値を起点としたトレンドラインが下値支持として機能している動きと見ることもできる。
TOPIXの防衛ラインは1,880ポイントの節目を想定しておく。
移動平均線
各移動平均線は下向きに転じているが、25日線と200日線、75日線と200日線のデッドクロスは完成していない。
この点では日経平均株価よりも弱さは感じられないが、上値を追っていける環境にあるとは考えにくい。
指標
25日騰落レシオ
短期的に急落したものの、25日騰落レシオから判断すると売られすぎているとは言えない。
下値を掘っていく余力は十分にあると考えられるし、戻りを試しに行ける水準でもある。
空売り比率
1週間を通じて空売り比率が高かった。
40台後半を連続して記録しているため、空売り比率から判断すると来週は短期的に反発に入ってもよい水準であるように考える。
ただし、2018年の相場は1年を通して空売り比率が高く推移したため、2022年相場は同じ歴史を辿っている可能性がないとは言い切れないとも考えている。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:売り越し」「個人:買い越し」となっている。
個人(信用)の買いが相変わらず活況である。
個人(信用)の心が折れるくらいの下げが発生し、信用が一掃されないと上値を簡単には追っていけないのではないかと考えている。
新安値数
相場急落時の下げ止まりの参考としている新安値数は水曜日に300台に突入した。
平常時であれば下げ止まって良い水準に達したため、来週は戻りのターンの可能性が出てくる。
日経VI
火曜日を境に日経VIは高い水準で推移した。
金曜日には27%台に乗せており、マーケットに恐怖が発生しつつある。
買いを入れていく水準の参考となる30%までまだ余地があるため、安心させてから再び恐怖を誘い込むという展開にも注意が必要である。
来週の戦略
依然としてメインシナリオは戻り売りである。
戻り売りのポイントとしては前述のようにネックラインや三角保ち合いの下値支持線、窓を意識したいと考えている。
「売りは素早く」「買いはゆっくり」を心掛けていく相場に入っていると考えている。
上値の節目
トレンドライン(8/20安値→10/6安値の下値支持線)12/3安値(27,588円)、1/14安値(27,889円)、1/18→1/19の窓、5日線、25日線、75日線、100日線、200日線、-1σ、-2σ
下値の節目
10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、-3σ
意識する日柄
・1/5高値から17日目の1/28
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
今週の日経平均株価分析(1月11日~1月14日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
毎週ブログを読んでいただきありがとうございます!
早速ではありますが、今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
ローソク足
3本の移動平均線が上値抵抗となり、上髭陰線を形成。
先週の安値も割り込み、上値及び下値の切り下げの形が週足からも見て取れる。
移動平均線
13、26、52週線の各移動平均線が限りになく収束しており、エネルギーを貯めている。
今週の下落で13週線が52週線を割り込み、下落の初動のような動きにも見て取れる。
13週線が26週線を割り込み、26週線および52週線が下向きに転じた時には大きなトレンドが発生していると考えられる。
トレンドライン
2021年8月安値を起点とした下値支持線は何とか保っている状況。
ここを明確に割った場合には下へのトレンドが発生する可能性があると考えている。
日足
ローソク足
火曜日に12/3安値を起点とした下値支持線まで下落。
下値支持線で下げ止まって水曜日に反発するも、200日線や週足の移動平均線が密集するポイントで上値を抑えられ、木曜日は再度下落。
「陽陰のはらみ線」を形成した翌日の金曜日の寄付で下降フラッグを窓を開けて下抜けし、下へのトレンドが出る可能性が出てきた。
ただし、金曜日のローソク足は12/20安値付近で下げ止まり且つ長い下髭陰線(たくり線)を形成していることから、週明けの反発も可能性としては考えられる。
週明けに窓を開けて上で寄り付き、陽線を形成するならば「明けの明星」というシナリオも考えられる。
移動平均線
下向きに転じた200日線が上値を抑える嫌な展開。
75日線も徐々に切り下げており、200日線とのデッドクロス間近。
波を打っている25日線は再び下向きに転じ、上値を追っていける環境でないことは確かであると考える。
トレンドライン
下降フラッグを下抜けしたため、次なる下値支持線の目途は2021/8/20安値を起点としたトレンドラインとなる。
金曜日のたくり線からも、このトレンドラインが意識されていることは分かるため、ここを割れたら下への動きが強く出る可能性があると考えている。
一旦反発した場合でも、下降フラッグのこれまでの下値支持線が上値抵抗になる展開も考えなくてはならない。
また、2021/9/14高値を起点とした、上値抵抗線はこの先も意識していくことになる。
ボリンジャーバンド
木曜日に限りになく収束し、金曜日の下落で-2σに到達。
到達と同時にバンドが拡大方向に転じる動きが見られているため、下へのバンドウォークの初動の可能性も警戒しなくてはならない。
日柄および値幅
大局の値幅は「値幅計算」を参照。
下降フラッグを下抜けたことで、一段下の階層で株価が動くことも視野に入れたい。
また、9/14高値を起点とした下落の値幅、11/16高値を起点とした下落の値幅と同じ値幅だけ1/5高値から下げると想定すると、おおよその目途は26,000円~27,000円となる。
今週の売買ポイント
・トレンドラインの下値支持線に到達した火曜日の大引:「買う動作」
・200日線、週足移動平均線に到達した水曜日の大引:「売る動作」
・「陽陰のはらみ線」を形成した木曜日の大引:「売る動作」
・8/20安値を起点としたトレンドラインおよび12/20安値付近で下げ止まり「たくり線」を形成した金曜日の大引:「買う動作」
TOPIX
ローソク足
12/1安値を起点とした下値支持線も維持しており、短期的には下降フラッグを継続中。
移動平均線
200日線が株価のサポートとなっているが、瀬戸際のように見受けられる。
200日線を下抜けると、下値支持線も下抜けすることになるため、下への動きが加速するようにも考えられる。
指標
25日騰落レシオ
短期的には売られすぎの水準であるが、25日でみると平均的な心地よい水準である。
120を目指すのであれば上値抵抗線が目途になるし、80を目指すのであればトレンドライン下抜けとなるであろう。
空売り比率
金曜日に空売り比率が50の大台に突入した。
平常時であれば底入れの水準であるため、週明けは空売りの買戻しによる急反発に注意する必要がある。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:買い越し」「個人:様子見」となっている。
大発会の上昇が行って来いとなった中で海外勢および個人(信用)は買い越している。
今週の下げでも海外勢が買い越しているのか、売り越しているのかは気になる点である。
日経VI
金曜日の下落でも日経VIは23%程度であり、恐怖感は出ていない。
過去の値動きからみても、日経VIが30%を超えない限りは本格的な買いを入れる投資妙味はないと考えている。
来週の戦略
メインシナリオは戻り売りである。
ただし、8/20安値を起点としたトレンドラインが意識されていることは間違いないため、明確に割れるまではトレンドラインを下値の目途とした買いも行っていく。
上値の節目
トレンドライン(9/14高値を起点とした上値抵抗線)1/5高値(29,388円)、12/28高値(29,121円)、11/16高値(29,960円)、5日線、25日線、75日線、100日線、200日線、-1σ
下値の節目
トレンドライン(8/20安値を起点とした下値支持線)、1/14安値(27,889円)、12/3安値(27,588円)、10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、-2σ、-3σ
意識する日柄
・1/5高値から9日目の1/18
・12/3安値から32日目の1/20
・11/16高値から42日目の1/18
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
今週の日経平均株価分析(1月4日~1月7日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
2022年もよろしくお願いいたします。
2022年は転職して環境が変わったり、資格試験の勉強が本格的になったりとバタバタしてくるので、毎週の分析も簡易的に行っていきたいと思います。
これまでとブログの構成が変わってきますが、引き続き読んでいただけると嬉しいです。
それでは今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
ローソク足
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線に抑えられて陰線を形成。
先週のローソク足と組み合わせると「陽陰の包み線」を形成し、下落を示唆する形となっている。
移動平均線
13、26、52週線の各移動平均線が収束。未だトレンドは発生していないが、大きなトレンドが発生する前の収束の動きと考えられる。
ローソク足は各移動平均線がサポートとならずに下落する嫌な状況である。
トレンドライン
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線と2021年8月安値を起点とした下値支持線の中での保ち合いを依然として継続中。
大局ではこれらの移動平均線を意識する。
日足
ローソク足
4年ぶりに上昇となった大発会の上げは「行って来い」となった。
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線で綺麗に叩かれる動きとなっており、上値抵抗線に到達した水曜日は「リスク・リワード」の観点からも「売り」を入れやすい場面であったと考える。
移動平均線
上向きの25日線、下向きの75日線、横向きの200日線で週足同様に方向感に迷っている状況である。
金曜日の大引けで25日線を割れたものの、現時点では25日線が上向きであるため、下落を目指すか否かは連休明けの火曜日に見極める必要がある。
トレンドライン
大局は三角保ち合い継続中で値幅が狭まってきている。
大幅に下落したように感じる今週であるが、保ち合いが煮詰まる中での値幅であるため下落幅は小さいレベルであった。
短期的には「下降フラッグ」形成中と見て取ることもできる。
「三角保ち合い」「下降フラッグ」いずれのフォーメンションであったとしても見るべきトレンドラインは明確であるため、来週以降もトレンドラインと株価の位置関係には注意を払う必要がある。
ボリンジャーバンド
各バンドは拡大に移行する動きを見せるも、週後半の下落で再び収束に向かっている。
現時点で明確なトレンドは出ておらず-2σ~+2σのBOXである。
今週は+2σが上値抵抗となった。次は-1σおよび-2σを試しに行く動きに警戒をしたい。
上昇した場合でもバンドの向きが収束に向かっている限りは+1σや+2σが上値抵抗になることを想定する。
日柄および値幅
今週の下落を2021年12月末の下落と同じ日柄や値幅で推移すると想定してみる。
2021年12月は3日で約1,150円の下落。その後、11日で約1,500円の上昇。
1/5高値を起点に考えると、金曜日は「3日目」で「約1,100円の下落」となっているため、ここが一端の底になる可能性は十分に考えられる。
金曜日の安値を割らずに連休明け上昇するのであれば「11日目」や「1,500円」という上昇期間や値幅を意識してみる。
次に上値抵抗線に到達した日を起点とした下落日数で考えると、2021年9月は「15日」、11月は「13日」の日柄で底打ちしている。
1/5高値を起点として考えると、「14日前後」まで下落が続く可能性もあるため、上昇のシナリオと下落のシナリオの双方を想定する。
今週の売買ポイント
・トレンドラインの上値抵抗線に到達した火曜日の大引:「売る動作」
・上値抵抗線を明確に突破できなかった水曜日の大引け:「売る動作」
・上向きの25日線に到達した木曜日の大引け:「買う動作」
過去チャートからみられる傾向
現在は2014年以降の2月相場の「2年周期」の傾向を気にしている。
2014年は2月SQに向けて株価は下落。
2016年も2月SQに向けて株価は大幅に下落。
2018年も2月SQに向けて株価は大幅に下落。
2020年は3月MSQに向けて株価は大暴落。
「2年」という周期と「2月」という季節の傾向を考えると2022年の2月SQは株価の調整を警戒して損はないと考える。
TOPIX
ローソク足
2021年9月高値を起点とした上値抵抗線突破は騙しとなり、再び三角保ち合いの中にローソク足が戻ってきた。
日経平均株価同様にTOPIXも下降フラッグ形成中と見ることもできる。
移動平均線
上向きの25日線、下向きの75日線、ほぼ横向きの200日線という構図は日経平均株価と変わらないが、各移動平均線の位置関係は異なる。
75日線と200日線、どちらを放れるかが注目ポイントである。
指標
25日騰落レシオ
高値を付けた水曜日に騰落レシオは過熱水準手前まで増加した。
週末の下落で再び適正水準に戻ってきており、上下のどちらにも動ける状況である。
空売り比率
木曜日、金曜日に空売り比率が急増し40台後半を記録した。
平常時であれば、底打ちが近い水準になるため、空売りの買戻しによる急反発の展開も頭に入れておきたい。
投資主体別売買状況
先週の投資主体別売買状況は「海外勢:買い越し」「個人:売り越し」となっている。
大発会で上昇して行って来いとなった今週の相場で海外勢がどのような動きをしたか来週発表の投資主体別売買状況は注目したい。
日経VI
大発会を含む2日間の上昇で日経VIは18%まで低下し、市場は楽観モードが漂った。
楽観の市場を狙ったかのように、木曜日、金曜日に日経VIが急騰して急落したものの、平常時の底となる30%には程遠い水準であり、恐怖感が足りていない。
次に30%を目指す場合には2021年の安値付近もしくは安値を割れる急落になるのではないかと考えている。
来週の戦略
メインシナリオは戻り売りである。
前述のトレンドラインやフォーメーションを意識してトレンドが変わった否かを逐一確認していくこととする。
上値の節目
トレンドライン(9/14高値を起点とした上値抵抗線)1/5高値(29,388円)、12/28高値(29,121円)、11/16高値(29,960円)、5日線、25日線、75日線、100日線、200日線、+1σ、+2σ
下値の節目
トレンドライン(8/20安値を起点とした下値支持線)、12/20安値(27,893円)、12/3安値(27,588円)、10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、-1σ、-2σ
意識する日柄
・12/3安値から26日目の1/12
値幅計算
上値目途
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
今週の日経平均株価分析(12月27日~12月30日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
大納会を迎え、全てのポジションを手仕舞って私の2021年相場は終了しました。
毎週拙い文章を読んでくださった読者の皆さん、今年1年大変お世話になりました。
皆さんのお陰で「ちゃんとした分析をしよう!」という気持ちを維持し続けることができたので、懲りずに来年も読んでいただけると嬉しいです。
資格試験の勉強が本格的になり、来年からの分析は簡易化することになりますが、節目や値幅計算、過去チャートの類似点など私自身にとって重要だと思われるポイントについては引き続き掲載していきたいと思っています。
「継続は力なり」2022年も毎週の分析だけは欠かさずに行っていきます。
それでは今年最後の日経平均株価を振り返っていきます。
年足
2021年の年足は陽線となるものの、長い上髭を形成し上値の重さを感じるローソク足となっています。
長い下髭陽線(勢力線)を形成(2019年)した後の上髭陽線は2014年→2015年と類似しており、2016年は年明けから急落して2月に底打ちをする動きとなっています。
2022年の1月~2月相場は2016年初頭のような動きをする可能性も視野に入れて、上昇した際の追っかけ買いには注意が必要だと考えます。
月足
12月は陽線を形成しました。11月の月足と合わせると「陰陽のはらみ線」を形成しており、年明け1月の続伸を期待させる組み合わせとなっています。
終値ベースで12ヶ月線を維持しており、月足ベースでは引き続き12ヶ月線がサポートとなるかを見ていくことになりますが、12ヶ月線を明確に割れ、且つ8月安値を割った場合には24ヶ月線までの調整を見る必要が出てくると考えています。
週足
週足は迷いの十字線を形成しての年越しとなりました。
ローソク足は綺麗に26週線と52週線の間に収まっており、方向感が出ないままでいます。
各移動平均線が約200円の値幅に収束しており、2022年には上下のどちらかに方向が出ることが期待できる環境となっています。
週足の各移動平均線が収束した場面としては2015年12月、2018年12月、2019年9月があり、いずれもその後の株価の動きとしては上下に大きく値幅が出ています。
12月という季節を考えると現在は2015年や2018年が参考になると考えられ、どちらも下へ大きな値幅が出ている動きとなりました。
日足
米国の最高値更新という外部の好環境の影響を受けて29,000円を回復する場面が見られたものの、下向きの75日線および11/11安値のネックライン、12/16高値に並んだ節目では上値が重くなり結果として方向感が出ない一週間となりました。
移動平均線は25日線および75日線が下向きを継続しており、200日線は僅かながら波打ちをしていて、どの移動平均線を見ても上値を素直に追っていける状況ではないことが分かります。
再び25日線を割れるようであれば11月の様に短期的に急落する可能性もあるため25日線の向きとローソク足の絡みには注意が必要です。
現在は8月安値を起点とした下値支持線と、9月高値を起点とした上値抵抗線で形成する三角保ち合いの中に株価が位置しており、徐々に値幅が狭まってきている状況です。
各トレンドラインを放れた方向に値幅が出ることを前提に、年明けはポジションを建てていきたいと考えています。
ボリンジャーバンドでは+1σが抵抗となった今週の相場でした。
短期的には-1σ~+1σでのBOX相場となっており、各バンドが収束に向かっています。
年明けの1月は収束したバンドが再び拡大方向に動くことが予想されるため、前述の三角保ち合いと同様に放れた方向へバンドウォークが発生することを期待したいと考えています。
今週の売買ポイントを振り返ると
・下向きの75日線および11/11安値のネックラインに到達した火曜日の大引:「売る動作」
・下向きの75日線を上抜けられなかった水曜日の寄付:「売る動作」
・越年の玉を持ち越さないため木曜日の大引:「全ポジションを手仕舞い」
を行う場面であったと考えます。
今年一年の相場を振り返ると27,000円~30,700円を往復する約3,500円幅のBOX相場でした。
2022年はこのBOXを上下のどちらかに放れることに期待しつつ、節目に到達したら「買う動作」「売る動作」の基本を徹底して、いつも通り淡々と売買をしていきたいと思います。
TOPIX
TOPIXは日経平均株価とは異なり、12/16高値に届かないまま下落しています。
現在は200日線と75日線の間で迷う形となっていますが、2022年がどちらかの移動平均線を放れる動きが想定されます。
指標
年末に向けての上昇で騰落レシオは適正な水準の100付近まで戻りました。
100に戻ったことで2022年は上下のどちらにも動けるような環境が整ったと考えても良いでしょう。
最終営業日の12/30はヘッジ売りの影響もあるのか、空売り比率が増加しました。
大納会に入ったショートポジションの買戻しと大発会の期待によって年明けは上昇する可能性もあるかもしれません。
先週の投資主体別売買状況は海外勢が中立、個人が売り越しとなっています。
海外勢が中立であったため、大きなトレンドが発生することはなく、BOX相場が継続となっています。
日経VI
ザラ場中に下押しする場面が見られたものの今週は大きな値幅が出ていない一週間となっています。
急落した場面では日経VIが急騰していますが、株価が戻る局面で日経VIが低下しています。
依然として日経VIは20を割っており市場は楽観しています。
2022年は日経VIが急騰する局面に期待したいところですが、材料は何になるのか?今から楽しみです。
来週の戦略
25日線、75日線が下向きであるため、依然として戻り売りをメインシナリオとして立ち回ります。
前述の三角保ち合いの上値抵抗線および下値支持線のどちらを試しに行くかは分かりませんが、双方の線に近付いた場面は多くの投資家に意識される局面であると考えています。
来週意識する上下の節目は以下の通りです。
上値:、29,000円(ネックライン)、12/28高値(29,121円)11/16高値(29,960円)、5日線、75日線、100日線、200日線、+1σ
下値:12/20安値(27,893円)、12/3安値(27,588円)、10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、25日線、-1σ、-2σ
意識する日柄
・11/16高値から33日目の1/4(大発会)
上値目途(値幅計算)
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途(値幅計算)
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
今週の日経平均株価分析(12月20日~12月24日)
こんにちは、ヤマちゃんです!
今年も残すところ1週間となりました。
皆さん、今年のトレードの成績はどうでしたか?
上手くいった方、上手くいかなかった方、それぞれ色々な思いがあると思いますが大切なのは「同じ失敗を繰り返さないこと」であるため、時間のある年末年始に自分の失敗トレードを振り返り、自分の癖や失敗の傾向を明白にすると来年に繋がると思います。
私自身、年末年始はトレードの振り返りと資格試験の勉強の「間違いノート」の作成に時間を費やそうと考えています。
それでは今週の日経平均株価を振り返っていきます。
週足
週前半は下押しする場面が見られたものの、週後半に向けて買戻しの動きが見られ週足としては長い下髭陽線(勢力線)を形成し、来週の来週の上昇を期待させるローソク足となっています。
また、先週のローソク足と合わせると「陰陽の包み線となっており」こちらも調整からの反転上昇を期待させる組み合わせとなっています。
ただし、ローソク足自体は13週線および52週線に上値を押さえられ、尚且つこの2つの移動平均線がデッドクロス間近という状況であるため上値の重さも感じる状況ではあります。
反発上昇するためには、終値ベースでしっかりと52週線を回復することが最低条件になると考えています。
日足
ギャップダウンして始まった月曜日は28,000円を割れて大幅に下落する1日となりました。
短期的なネックラインである12/14安値を割ったことで「安値切り下げ」の形となり、12/3を起点とした上昇が一服した可能性が出てきました。
12/16高値を超えられずに月曜日(12/20)の安値を割った場合にはトレンドが再度下に切り替わったと判断する必要があります。
月曜日は調整したものの8/20安値→10/6安値を結んだトレンドライン(下値支持線)近辺で終えていることから、ここを割らない限りは保ち合いが継続していくと考えています。
火曜日は「陰陽の行き違い線」を形成し反発の可能性を示唆する組み合わせとなっています。
水曜日から木曜日にかけて下向きの25日線を試す動きが見られました。
特に木曜日には陽線を形成しましたが、下向きの25日線を素直に上抜けていくことは難しく、金曜日には下向きに転じた200日線に上値を押さえられる形での週末入りとなっています。
移動平均線を見ると75日線が明確に下向きに転じており、上昇するためには75日線や200日線を越えなければならないため、大きな買いのパワーが必要になってきます。
短期的には安値を切り下げた形となっていますが、視点をもう少し広く見ると日経平均株価は三角保ち合いが徐々に煮詰まってきて値幅が小さくなってきていると考えることもできます。
下値支持線を試した後は上値抵抗線を試す展開が考えられるため、年内は29,300円程度まで上昇する余地があると想定しておきます。
現在の株価の位置は結果的に2021年の安値→高値の半値であり、一番居心地が良い水準なのかもしれません。
半値の水準ということもあり、上と下どちらにも行ける状態であると考えることもできそうです。
ボリンジャーバンドは-3σおよび-2σが上向きに転じ、下へのバンドウォークの可能性が一旦消えました。
今週は-1σで下げ止まっているため、来週は+2σを上限に+1σに向かっての上昇していく展開は十分に考えられます。
+2σや+1σまで到達する場合、29,200円~29,600円がボリンジャーバンドを見た場合の上値目途となりそうです。
今週の売買ポイントを振り返ると
・12/14安値を割らなかった月曜日の寄付:「買う動作」
・12/14(ネックライン)を割れた月曜日:「売る動作」
・8/20安値→10/6安値を結んだトレンドライン付近で止まった月曜日の大引け:「買う動作」
・下向きの25日線にタッチして陰線を形成した水曜日の大引け:「売る動作」
・200日線に上値を押さえられ陰線を形成した金曜日の大引け:「売る動作」
を行う場面であったと考えます。
TOPIX
日経平均株価とは異なり、TOPIXは200日線を維持しています。
ただし、75日線が下向きに転じているため、2,000ポイント付近のネックラインまで75日線が下げてきた場合には、絶好の戻り売りのポイントとして狙われる可能性があります。
現在は75日線と200日線の間で迷っているため、抜けた方向のトレンドに従うことが大切です。
指標
25日騰落レシオは売られすぎ水準から回復しつつあります。
年末年始に波乱がなければ、心地良い水準である100まで回復していきそうです。
空売り比率が低下した割には、上昇の値幅が出なかった印象があります。
大陰線を形成した月曜日の空売り比率は48近くあり、通常時であれば底打ちをする水準となっています。
結果的に月曜日に安値を付けて上昇しているため、空売り比率が高まった場合は底打ちの目安として参考になると考えています。
先週の投資主体別売買状況は海外勢が大幅に売り越し、個人も売り越しとなっていますが、個人(信用)は懲りずに買い越しとなっています。
海外勢は6週続けての売り越しであり、未来に向けて何か企んでいるのではないか?と疑ってしまうような動きとなっています。
日経VI
大幅に下落した月曜日に日経VIは急騰しました。急騰したものの通常時の底値水準である30には届かず、続落があるかもしれないと警戒が必要な状況でした。
しかしながら、週末に向けて日経VIが徐々に低下し、投資家の心理が「恐怖→楽観」に傾いている状況です。
今年の相場では日経VIが16および18まで低下した後に株価急落(日経VIが急騰)しているため、18に近付いた金曜日は短期的な急落に注意が必要な水準に近付いていることを認識しておく必要があります。
「楽観」の時こそ気を引き締めておく必要があります。
来週の戦略
戻り売りをメインシナリオとして立ち回ります。
上値は下向きの75日線や29,000円のネックラインが意識されると考えています。
また、25日線の向きが下向き→横向きに転じるかどうかがトレンドの方向を見極める上で大切になってくるため、25日線の向きにも引き続き注意を払います。
来週意識する上下の節目は以下の通りです。
上値:、29,000円(ネックライン)、12/16高値(29,070円)11/16高値(29,960円)、75日線、100日線、200日線、
下値:12/20安値(27,893円)、12/3安値(27,588円)、10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、5日線、25日線、-1σ、-2σ
意識する日柄
・12/20安値から9日目の12/30(大納会)
・12/16高値から9日目の12/28
・12/3安値から17日目の12/27
上値目途(値幅計算)
・30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値
・30,668円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値
・31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値
・32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値
・32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し
・34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値
・34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値
下値目途(値幅計算)
・26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値
・25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し
・25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し
・24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値
・23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値
・23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し
・23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値
・21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し