ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(12月13日~12月17日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今年の漢字は「金」に選ばれましたが、東京都の小池都知事今年の漢字に関して少し面白い回答をしています。

 今年の漢字は「株」とのことで、「金」よりも腑に落ちる漢字だなと個人的には思います。

 

 皆さんにとって今年の漢字は何でしょうか?

 今年も残すところ2週間ですが、今年あったことを振り返りながら今週もブログを綴っています。

 

 それでは今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 「陰陽のたすき線」を形成した先週末のローソク足の組み合わせの流れを引き継ぐように、週明けは反発しての寄り付きとなりました。

 週前半は下押しする場面が見られたものの、FOMCの結果を受けて反発し一時29,000円を回復しましたが、上値は下向きの13週線に押さえられる形となっており、26週線や52週線も終値ベースで回復できないまま週末入りとなっています。

 ローソク足は上下に比較的長めの髭を付ける陰線を形成しており、方向感に迷う形となっていますが、13週線と52週線のデッドクロスが年内にも完成されそうな環境となっていることは認識しておく必要があります。

 移動平均線が28,700円に収束している状況であり、週足レベルで見ると次のトレンドが発生する直前の環境の様にも考えられます。

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日足

 週明けの月曜日は先週末の終値から反発上昇して始まるも、週半ばのFOMCに向けて株価は小動きとなり、28,400円付近で保ち合う展開となりました。

 FOMCの結果を受けて、木曜日は200日線および25日線を回復して陽線を形成するものの、75日線や11/11安値のネックライン、11/15高値→12/3安値の61.8%戻しの水準を前に上値は伸びず、金曜日には「陰陽の行き違い」を形成してFOMCの上昇が「行って来い」の相場となりました。

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 ただし、金曜日は12/15→12/16に空けた窓を終値ベースで埋めていないことから「下には行きたくない」という意思も感じられるチャートとなっています。

 今週は25日線に到達した後に再び25日線を割れてきているため、このまま下落すれば「グランビルの売➁」を作る形になります。

 「グランビルの売➁」になるかどうかは、12/14安値を割れて安値の切り下げが起こるかどうかを最初の判断基準と考えています。

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 日柄を見ると、12/16は12/3安値から「10日目」であり、「9日」の日柄が意識されたとなると、前述のネックラインや75日線と合わせて短期的な高値になる可能性があることを想定しやすい相場であったと考えます。

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 ボリンジャーバンドでは-3σおよび-2σが完全に上向きに転じていないため、まだ続落の可能性を警戒しなければならない状態です。

 +1σにも到達できずに下落している今週であるため、ボリンジャーバンドからは「強くない」と判断できる相場環境です。

 来週の注目ポイントは-3σおよび-2σが上向きに転じるか否かということになります。

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 今週の売買ポイントを振り返ると

 ・12/3安値から10日目且つ75日線、11/11安値のネックライン、11/15高値→12/3安値の61.8%戻しの水準に達した木曜日の大引け:「売る動作」

 ・12/15→12/16の窓を終値ベースで埋めなかった金曜日の大引け:「買う動作」

 を行う場面であったと考えます。

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TOPIX

 TOPIXは200日線が下値サポート、75日線が上値抵抗の動きとなっています。

 日経平均株価と同様に11/11安値のネックラインで再び上値を押さえられる形となっており、12/14安値および200日線を明確に割れてくる場合には短期的に見てダブルトップ完成となります。

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 現在、下降ウェッジを形成している可能性もあるため、12/1安値を起点としたトレンドライン(下値支持線)を割るかどうかが注目のポイントとなります。

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指標

 25日騰落レシオは回復しつつありますが、依然としてやや売られ過ぎの水準です。

 クリスマス休暇の薄商いの中、再び中立の100の水準に戻すのか、薄商いを狙って下へ仕掛けが入るのか分かりませんが、現在は売られすぎ水準から回復している段階だと考えています。

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 空売り比率に大きな動きは見られませんでした。

 今週の傾向としては、前日比プラスの日に空売り比率が低下しているため、今週の反発(特に木曜日)は本格的な買いが入ったというよりも空売りの買戻しによる反発であったと考えられます。

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 先週の投資主体別売買状況は海外勢がやや多めの売り越し、個人も売り越しとなっています。

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 そんな中、個人(信用)のみ強気の買い越しとなっており、信用買いの金額は依然として高水準にあります。

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日経VI

 FOMCの結果を受けて高値を更新した木曜日に日経VIは18を割って楽観状態になりました。

 金曜日はVIの上昇とともに下落し楽観状態が徐々に後退しています。

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 ここ半年の日経VIの動きを見ると18を割った水準(=楽観)から徐々にVIが上昇していることが分かります。

 楽観状態からの上昇は急落を伴っているため、今回の18割れからの上昇にも警戒が必要です。

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来週の戦略

 依然として戻り売りをメインシナリオとして立ち回ります。

 25日線を絡めた動きで「グランビル売り②」の完成となるのかを見極めていくことになります。

 また、75日線が下向きに転じるかどうかも注目ポイントであり、再び75日線を試しに行く展開も想定しておきます。

 来週意識する上下の節目は以下の通りです。

 上値:、29,000円(ネックライン)、12/16高値(29,070円)11/16高値(29,960円)、5日線、25日線、75日線、100日線、200日線、

 下値:12/14安値(28,309円)、12/3安値(27,588円)、10/6安値(27,293円)、8/20安値(26,954円)、-1σ、-2σ

意識する日柄

・11/16高値から26日目の12/22

上値目途(値幅計算)

30,506円:0/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のV値

30,66810/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)→10/25安値(28,472円)のN値

31,685円:10/6安値(27,293円)→10/20高値(29,489円)のE値

32,538円:2018年10月高値(24,448円)→2020年3月安値(16,358円)のV値

32,300円:1989年最高値→2008年安値のフィボナッチ78.6%戻し

34,474円:2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のV値

34,720円:2020年10安値(22,948円)→2021年2月高値(30,714円)→2021年8月安値(26,954円)のN値

下値目途(値幅計算)

26,458円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のN値

25,946円:2020年10月安値(22,948円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し

25,280円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)の38.2%押し

24,626円:10/6安値(27,293円)→11/16高値(29,960円)のV値

23,791円:9/14高値(30,795円)→10/6安値(27,293円)のE値

23,576円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)50%押し

23,113円:8/20安値(26,954円)→9/14高値(30,795円)のE値

21,873円:2020年3月安値(16,358円)→2021年9月高値(30,795円)61.8%押し