ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(3月22日~26日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

   

 東京五輪聖火リレー福島県を皮切りにスタートしました。

 7月の東京五輪開幕まで日本各地で聖火リレーのバトンが引き継がれていきます。

 

 1年越しの東京五輪が本当に開催されるのかどうか、今現在でも不明瞭ではありますが、暗い世の中に少しでも明るい話題が広がればいいなと思っています。

 

 もちろん、自分自身にできることは「コロナウィルスに感染しないように気を付ける」ことなので、気を緩めずにこれまで通り感染予防を徹底していきます。

 

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 先週の長い上髭が下落の警戒サインであったように、今週は窓を空けて下で寄り付き陰線を形成する一週間となりました。

 13週線を一時的に割る場面が見られたものの、終値ベースでは13週線を維持しており、辛うじて「ローソク足>13週線>26週線>52週線」の並びを維持しています。

 ローソク足は13週線を押し目とした下髭を形成しているように見られるものの、陰線となっていることから強い雰囲気があまり感じられません。

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 強い上昇トレンドの後の13週線を押し目とした長い下髭陰線を形成した場面として2000年3月があります。

 当時のチャートでは翌週に陽線を形成して高値を更新する展開となったものの、上昇の勢いは持続せずに大幅な調整に入っていることが分かります。

 来週の週足は「陽線を形成するか否か」を注目ポイントとして見ていきます。

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日足

 窓を空けて25日線を割って寄り付いた今週の月曜日の時点で、先週末の「25日線を押し目とした上昇」というシナリオはなくなりました。

 火曜日の高値は、先週金曜日→月曜日の窓の下限が綺麗に抵抗となっており、ローソク足としては金曜日、月曜日、火曜日で「下放れ二本黒」の組み合わせを形成して売りサインとなっています。

 売りサインの組み合わせに従うように水曜日も下落して陰線を形成しましたが、水曜日の大引けは上向きの75日線にタッチ、3/5安値に近付いたことから下値の節目に到達したとして「買う動作」を行う必要があったと考えます。

 木曜日の寄り付きも75日線上で始まり、前日の終値よりも高く寄り付いたことから続落の可能性は低くなったと考えられ、水曜日の大引け同様に「買う動作」を行う場面だったと考えます。

 下落の印象が強い一週間ではあったものの、火曜日~金曜日にかけて「アイランドリバーサル」を形成しており、再度上昇のターンに入った可能性も示唆されるローソク足の組み合わせとなっています。

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 結果的に水曜日、木曜日は「買い場」となりましたが、水曜日は2/16高値から26日目でもあり、「26日」の日柄が意識されるのであれば、日柄的にも下げ止まる可能性があると前もって準備できたかと考えます。

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 ボリンジャーバンドを見ると、水曜日、木曜日に-2σで下げ止まって-1σを回復、且つ-3σが上向き、-2σが横向きに転じてきたことから、下へのバンドウォークではなく、BOX相場のシナリオがメインとなりそうです。

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 直近高値は+1σで上値を抑えられ、水曜日は-2σで下げ止まったことから、-2σ~+1σで株価が動く弱いBOX相場をボリンジャーバンドでは想定しておきます。

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 トレンドラインとしては先週同様に、2/16高値→3/18高値を結んだ上値抵抗線を意識します。

 10/30安値→3/安値を結んだトレンドラインで金曜日は上値を抑えられているように考えることもできそうで、来週以降もこのラインが抵抗として機能する可能性も想定しておきます。

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上値と下値の目途

 一旦反発に入ったということで来週以降の上値の節目を探ってみます。

 目先で気になるのは下向きの25日線であるため、25日線で上値を叩かれて下落するのか、25日線付近で保ち合いになるのかを注視していきます。

 また、金曜日の反発は3/18→3/24の下落幅の38.2%戻しで上値を抑えられましたが、来週以降も続伸するのであれば50%戻し、61.8%戻しの水準を意識することになり、この水準は3/19→3/22に空けた窓の上限、下限とも重なってくるため25日線と共に注視する必要があります。

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 3/5安値を割った場合の下値目途は1/29安値になりますが、それ以外の値幅をN値、E値、V値で計算しておきます。

 2/16高値(30,714円)→3/5安値(28,308円)→3/18戻り高値(30,485円)とした場合。

 N値=28,079円

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 E値=25,902円。11/20→11/24に空けた窓の上限と重なってきます。

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 V値=26,131円。12月の保ち合いの水準と重なってきます。

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過去チャートの傾向

 上昇トレンドを経て上向きの75日線に陰線でタッチした後の動きの傾向を過去チャートから探ってみます。

 2006年は25日線に戻った後に再び75日線まで押してWボトムを形成してから直近高値を目指す上昇となりました。

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 2009年は下向きの25日線まで戻った後に再度調整することなく、一直線に直近高値を目指す上昇となりました。

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 2015年初頭は25日線まで戻した後に、25日線付近で保ち合い、25日線が上向くと同時に直近高値を更新する上昇となりました。

 2015年中頃は25日線を中心とし、各移動平均線が収束するまでBOX相場となりました。

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 再び75日線に押す、25日線付近で保ち合い、25日線を無視して上昇、様々なパターンがありますが、「25日線にタッチする動きを見せる」という傾向は共通しているため、来週は一旦25日線を目指す動きとなる展開が想定できそうです。

TOPIX

 先週同様にTOPIX日経平均株価よりも強い動きとなっており、25日線で下げ止まってアイランドリバーサルを形成していることから直近高値を目指す動きとなっていることが窺えます。

 仮にTOPIXが下落して2/26、3/5安値を目指す動きを見せるのであれば、日経平均株価は3/5安値を割って更なる下値を掘る展開になることが想定できそうです。

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指標

 金曜日の25日騰落レシオは130を超える過熱水準に入っています。配当取りによる買いの影響で値上がり銘柄数が増加し、騰落レシオも増加したと考えることもできそうです。

 配当権利落ち後の火曜日の動きには注意しておく必要があるかもしれません。

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 下落した月曜日から水曜日にかけて空売り比率は増加しましたが、金曜日に減少していることから、週前半に入った空売りの買戻しが金曜日の上昇の一因にもなっていると考えられます。

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 先週の投資主体別売買状況は海外勢が大幅に買い越し、個人が大幅に売り越しています。

 数字だけを見ると、今週は海外勢が梯子を外された形となっています。今週の下落で海外勢が更に買い越しているかどうか来週もしっかりと確認していきます。

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来週の戦略

 BOX相場を前提として立ち回ります。

 上値と下値の目途は前述の通りですが、まずは25日線を軸とした株価の動きに注意を払っていきます。

 続伸する場合は窓の上限および下限、下落する場合は3/5安値を目先の目途としてボリンジャーバンドも参考にしながら建玉を調整していきます。

意識する日柄

・3/18高値から9日目の3/30

・3/5安値から17日目の3/29

・2/16高値から33日目の4/2

・1/29安値から42日目の3/31