ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(5月24日~5月28日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今週は気になるニュースが流れてきました(株式投資とは関係ありません)。

 女優の深田恭子さんが適応障害の診断を受けて休養に入ったニュースです。

 

 私自身も過去に「適応障害」→「うつ病」と症状を悪化させてしまい半年ほど休職した時期がありました。

 「適応障害うつ病ではないから大丈夫」と(職場も自分も)思い込んでしまって休養を取らなかったために負荷が積み重なってしまい、体(心)の異変に気付いた時には既に手遅れで、半年間の休養を取らなければならない程に悪化していました。

 今は症状も良くなり仕事もこれまで通り行っていますが、何に対しても興味がわかず無気力状態が続く地獄の日々は二度と経験したくないと心底思っています。


 適応障害は誰にでも起こり得るので、少しでも異変を感じたり違和感を覚えたりしたら「取り返しがつかなくなる前にしっかり休む」ことが大切だと感じます。

  

 話が逸れてしまいましたが、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 「陰陽のはらみ線」を形成して、一旦の下げ止まりを示唆した先週の流れを引き継ぐように、今週は「陽の丸坊主」に近い大陽線を形成し終値ベースで26週線を回復しました。

 下向きの13週線に上値を抑えられる形での週末入りとなっていますが、5/13の安値で一旦下げ止まり、再びBOX相場入りした可能性が出てきました。

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日足

 週明けの月曜日はこれまでのBOX下限であった28,400円をザラ場ベースで上抜けてくる場面が見られたものの、終値ベースでは超えることができず依然として28,400円が意識される展開が続きました。

 火曜日に28,400円を寄り付きから上抜けたことで、次なる節目の28,800円や下向きの25日線を目指す動きが想定され、5/13から「10日目」にあたる水曜日に25日線にぶつかる動きとなりました。

「グランビル売➁」や「グランビル売➂」を想定していたのであれば、水曜日の大引けは「売る動作」を行うポイントであったと考えます。

 木曜日は前日比マイナスで始まるも、ローソク足は「トンボ」を形成し節目の28,400円や5日線が下値支持として意識される動きが見られました。

 「下に行きたくない」という意思が感じられるローソク足や株価の動きから木曜日は「買う動作」が必要な場面であったと考えます。

 木曜日の流れを引き継ぐように、金曜日は寄り付きで25日線や節目の28,800円を上抜けてきたことから、「グランビル売➁」や「グランビル売➂」を想定して建てた売り玉はロスカットする場面であったと考えます。

 波を打った75日線を目前にしての週末入りとなりますが、来週以降75日線を回復する動きが見られるか否かに注目していきます。

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 28,400円が再び下値支持として意識される動きが見られたこと、および25日線を勢いよく上抜けて陽線を形成したことから、5/10を起点とした下落は5/13で一旦底を打って再びBOX相場入りした可能性が出てきました。

 目先に関しては、

 上値:29,500円および5/10高値(29,685円)

 下値:28,800円28,400円5/27→5/28の窓(下限:28,587円、上限:28,899円)

 を上下の節目として意識したいと思います。

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 大局では5/13安値(27,385円)→2/16高値(30,714円)まではBOXの範囲として想定しておきます。

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 また、フォーメーションとしては上昇フラッグを形成しているシナリオも視野に入れておきます。

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 ボリンジャーバンドでは-3σ~-1σの全てのバンドが上向きに転じ、一旦の下げ止まりを示唆する形となりました。

 +1σに上値を抑えられる形での週末入りとなっており、来週以降+2σを試す展開が見られるのか、再度-1σまで下落する展開となるのかボリンジャーバンドでの株価の動きにも注意を払っていきます。

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 再びBOX相場入りした場合には各バンドが波打ち、株価は-2σ~+2σの範囲を動くことが想定されます。 

 上昇した場合、下落した場合の目途として-2σ~+2σおよび各バンドと重なる節目(過去の上値抵抗および下値支持)を意識していきたいと思います。

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過去チャートとの相違点

 先週までは過去の下落から戻り高値を付けるまでの日柄として「9日前後」を意識し、その後の続落を想定していました。

 今週も想定通り「10日」の日柄で25日線に到達したものの、翌日の株価の動きに過去のチャートとは違う傾向が見られたので今後のために振り返ってみます。

 

 3月以降「10日」の日柄で高値を付けた翌日(もしくは当日)は「窓空け陰線」もしくは「大陰線」を形成して下落しました。

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 2018年11月は「10日」で25日線に到達後、翌日は陰線を形成して続落しました。

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 2018年2月も「10日」で25日線に到達後、翌日は陰線を形成して続落しました。

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 2016年2月も「8日」で25日線に到達後、「宵の明星」を形成して続落しました。

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 しかしながら今回は「10日」で25日線到達後、翌日は陰線を形成せずに買いサインである「トンボ」を形成しました。

 25日線到達後の株価の動きがこれまでの「陰線」の傾向と違うことから、「続落しない可能性もある」と想定する必要があったと考えます。

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過去チャートから見る今後の想定

 25日線と75日線がデッドクロスした後に下落の勢いが加速せず、再び25日線を回復した時のその後の動きを過去チャートから探ってみます。

 

 2017年4月は株価が25日線、75日線を回復した後、25日線が上向くまで75日線の上で保ち合って再び上昇しました。

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 2019年6月は75日線に上値を抑えられ、25日線をサポートにしながら25日線が横向き→上向きに転じるまで保ち合い、最終的に75日線を上抜けていきました。

 2019年9月は底値圏で1ヶ月ほどの保ち合いを経て、25日線、75日線を回復して一直線に上昇しました。

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 いずれの場合も75日線に到達していますが、来週以降の想定として、まずは75日線が上値抵抗になるか否かを注視していく必要がありそうです。

 そのうえで下向きの25日線が横向きに転じるまでどの位置で(75日線の上か下か)保ち合うかも注視していきます。

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TOPIX

 TOPIXは75日線を回復して4月に下値支持として機能していた節目の1,950ポイントに到達しました。

 トレンドラインの上値抵抗線と合わせて、株価が上抜けてきたら個別株が堅調に推移する展開が想定できます。

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指標

 騰落レシオを見ると80を割り日経平均株価が安値を付けた5/13が結果的に買い場となりました。

 BOX相場入りしたのであれば、再び120を目指す展開が想定されます。TOPIXが節目を上抜けて個別株が堅調になれば、騰落レシオが120を目指す動きとも連動することになりそうです。

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 5/11を起点に40台を記録していた空売り比率でしたが、金曜日は低水準の35台まで下がりました。

 金曜日の大幅高は5/11を起点として溜まっていた空売りの買戻しが一斉に起きたことが要因であると考えることもできそうです。

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 先週の投資主体別売買状況は、海外勢、個人共に売り越しとなっています。

 今週の上昇で海外勢が買い越し、個人が売り越しているのであれば、更なる上昇も期待できるため、来週発表の投資主体別売買状況にも要注目です。

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来週の戦略

 BOX相場入りをメインシナリオとして立ち回ります。

 目先の上値、下値の目途は前述の通りで

 上値:29,500円および5/10高値(29,685円)

 下値:28,800円28,400円5/27→5/28の窓(下限:28,587円、上限:28,899円)

 を想定し、建玉を調整していきます。

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意識する日柄

・5/13安値から17日目の6/4

・4/21安値から26日目の6/1

・3/18高値から51日目の6/2