ヤマちゃんの備忘log

日々のこと、株式投資のこと、ポイント活動のことを思いつくままに備忘録として綴っています。

今週の日経平均株価分析(6月7日~6月11日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 ブログの時事ネタが思い浮かばず探すのも面倒なので(笑)、今週も漫画「ドラゴン桜2」の作中に出てくる名言「アウトプットの重要性」紹介します。

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 4枚の画像を順に要約すると、

・アウトプットを習慣化すると学習効果が向上する

・「分かること」「分からないこと」を明確化できる

・「分かる」から「できる」へのステップアップとなる

・「インプット」よりも「アウトプット」を重視せよ

・匿名でできるSNSを使って自分の考えを自由に表現せよ

 ということで、自分自身の理解度を深め成長するためにはアウトプットが不可欠だということです。
 
 私自身、アウトプットをし始めた頃は
「間違っていたらどうしよう」「稚拙な文章で恥ずかしい
 と消極的な気持ちになっていましたが、アウトプットを習慣化するとそんな些細なことは全く気にならなくなり、今では寧ろ、
「間違えは自分の伸びしろなのでラッキー♪」「もっと面白おかしく分かりやすく伝えられないかな?」
 くらいの軽い気持ちで書いています。(案外、ブログを書くことが日頃のストレス解消になるものです 笑)
 
 アウトプットをすると過去の記録が残るため、振り返ることで自分自身の成長を実感できたり、コツコツと積み重ねてきたことが自信にもなったりするため、今週も来週もアウトプットは欠かさずに実行していきます。

 

 長くなりましたが、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 今週も先週と同様に下向きの13週線に上値を抑えられ、上向きの26週線に支えられる方向感のない一週間となりました。

 先週のローソク足と合わせると「陰陰の被せ線」を形成して、下への警戒感を示唆する組み合わせとなっています。

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 週足が上昇トレンドの中で13週線と26週線が煮詰まっている現在の状況は2013年の8月相場と類似しており、今回も13週線と26週線が接する直前まで方向感のない動きが続く可能性は十分に考えられそうです。

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日足

 今週は月曜日に5/28の高値を上抜けて寄り付き「5/10高値を目指す上昇の展開になるか?」と期待されたものの、75日線に上値を抑えられる形となり上昇が継続しませんでした。

 先週に引き続き下値は節目の28,800円が意識され、一週間を通じては方向感のない小動きとなっています。

 ローソク足の組み合わせを振り返ってみると、

 火曜日:「陰陰のたすき線」で売りサイン

 水曜日:「黒三兵(三羽烏)」で売りサイン

 木曜日:「陰陽の包み線」で買いサイン

 金曜日:「陽陰の出会い線」でトレンド転換の警戒サイン

 となっています。

 5/13安値を起点に上昇してきた相場が月曜日に一服した可能性もあるため、今度はBOXの下限を試しに行く展開も視野に入れながら高値掴みには警戒が必要と考えます。

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 今週の月曜日は5/13安値から「18日目」、これまでの高値→高値の周期である「21日」の日柄および75日線の下で寄り付いたことから一旦の高値になることが想定されたため「売る動作」が必要な場面であったと考えます。

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 次に気にするのは高値→安値の周期であり、2/16に高値を付けて以降、短期で急落しない場合は「12日前後」の日柄で安値を付ける傾向が見られるため、6/7高値から12日前後の6/22前後に安値を付ける可能性があることを想定しておきます。

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 ただし、現時点では6/7高値(29,241円)を上限、6/2安値(28,565円)を下限とした狭い範囲でのBOXを想定します。

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 下限の目途を下抜けた場合にはBOXの階層を広げていく必要があるため、次なる下値の目途はこれまで何度も下値支持として機能してきた28,400円を意識します。

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 28,400円を下抜けたら5/20→5/21に空けた窓の下限(28,176円)を意識します。

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 最終的には5/13安値(27,385円)がBOX下限の目途となります。

 株価が調整した場合、どの節目で止まるかを当てることは不可能であるため、日柄と組み合わせて総合的に判断していく必要があります。

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 ボリンジャーバンドは依然として+1σに上値を抑えられる展開が継続しています。

 弱いBOX相場であれば+1σが上値となり、その後-2σまで調整する展開も考えられるため、前述同様に買いポジションを持つ場合には高値掴みに警戒が必要です。

 -3σ、-2σ、+1σ、+2σ、+3σは収束に向かう動きを示しており、薄商いになる夏に向けて更に値幅が小さくなる展開も想定されそうです。

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 日経平均株価が上昇フラッグを形成しているシナリオを仮定しても、現在はチャネルを上抜けできない状況で上限に留まっているため、チャネル下限を目指す展開(=調整する展開)にはやはり注意が必要です。

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過去チャートとの類似点

 75日線を上値抵抗、25日線を下値支持として保ち合っている状況は2014年前半の動きが参考になるかもしれません。

 高値および安値を切り下げる中で、前回安値を割っても下げが加速しないという展開が約3~4ヶ月続いています。

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  現在のチャートに当てはめて考えてみると、5/13安値を起点とした保ち合いが8~9月頃まで続く可能性も十分考えられ、5/13安値を割るような場面が途中であったとしても下げが加速しないため、その場面は「買い場」となる展開が訪れるシナリオを想定できそうです。

TOPIX

 TOPIXは2/16高値に迫ったポイントで上値を抑えられました。

 ただ、節目の1,950ポイントの下値も堅く、来週以降は上下のどちらに放れるかを注目していく必要がありそうです。

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指標

 騰落レシオは適正水準の100付近に留まっています。

 今後、騰落レシオが120に迫った時に株価がBOX上限付近を推移していれば、「売り場」になる可能性があることを視野に入れて日々の数値を確認していきます。

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 空売り比率が40台を記録していることが上値の重たさの要因の一つになっていると考えられます。

 調整した時に空売り比率が40台後半を記録しているか、上昇している時に40台を切った水準が継続されているかを買いや売りの判断材料の一つとしていきます。

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 先週の投資主体別売買状況は、海外勢、個人共に小幅に買い越しとなっています。

 海外勢の買い越し額、売り越し額の大きさに毎週注目していますが、例年夏に向けて商いが薄くなる傾向があります。

 海外勢の動きが小さくなった場合には株価の大きな動きを期待できない展開が数ヶ月続くため、夏枯れ相場はポジションを整理するチャンスだと捉え、今の内から対処する準備をしておくと良いでしょう。

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来週の戦略

 今週もBOX相場をメインシナリオとして立ち回ります。

 上値、下値の目途は引き続き先週と同様の部分が多く、

 上値: 29,241円(6/7高値)、75日線29,530円(4/19→4/20の窓の上限)、29,685円(5/10高値)

 下値:28,800円28,400円(過去のBOX下限)や28,193円および28,176円(5/20→5/21の窓の上限および下限)

 を想定し、建玉を調整していきます。

意識する日柄

・6/7高値から9日目の6/17

・5/13安値から26日目の6/17

・5/10高値から26日目の6/14

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今週の日経平均株価分析(5月31日~6月4日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 毎日コロナウィルスや東京オリンピックの開催可否に関するネガティブなニュースばかりで気が滅入ることが多くなってきたので、気分転換に今日は漫画「ドラゴン桜」の作中で出てくる言葉を紹介します。 

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人に教えることが自分の勉強にもなる

 私が日経平均株価の分析を毎週欠かさずに書いている理由が正にコレです。

 私の場合は人に教えている訳ではありませんが、「人に教える、説明する」心構えでチャートを分析し、文章を書いていると自然と頭の中が整理されて、来週以降の相場で自分が取るべき行動、意識する節目が明確になってきます。

 

 もちろん、想定と異なり相場が反対方向に動くことは少なからずございますが、自分が取るべき行動が明確になっているため痛手を負う前に対処、修正できるようになってきているとここ最近は感じています。

 この先も長く相場の世界に居続けるために、どんなに忙しくても毎週の分析だけは欠かさずに行っていこうと思います。

 

 それでは、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

月足

 5月は急落する場面が見られたものの、結果として長い下髭陰線を形成する1ヶ月となりました。

 4月のローソク足と合わせると「陰陰のはらみ線」を形成し、一旦の下げ止まりを示唆する組み合わせとなっています。

 また、3月から3ヶ月連続して月足陰線を形成しています。過去に月足上昇トレンドの中で3ヶ月連続陰線を形成した年は「2006年」「2018年」があり、いずれも3ヶ月目の陰線で12ヶ月線まで押して長い下髭を形成し、翌月は反発するという傾向が見られます。

 6月の月足が陽線になることを期待しつつも、12ヶ月線まで押してはいない現状から下への警戒も怠ってはいけない6月相場だと考えています。

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週足

 先週の大陽線から続伸が期待される今週ではありましたが、今週も先週同様に下向きの13週線に上値を抑えられ、上値の重たさを感じる一週間となりました。

 先週のローソク足と合わせると「陽陰のはらみ線」を形成して、5/13底値からの反発上昇の一服が示唆される組み合わせとなっています。

 しかしながら、26週線を押し目として下髭を形成していることから、下値の固さを感じることもでき、株価の動きとしては「13週線の上放れ」もしくは「26週線の下放れ」のいずれかの方向についていくことになると現時点では考えています。

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日足

 今週は先週金曜日の終値を高値、5/27→5/28に空けた窓の下限を安値とした600円幅の中で株価が動く一週間となりました。

 ローソク足の組み合わせを振り返ってみると、

 月曜日:「陽陰のたすき線」で売りサイン

 火曜日:「陰陰のたすき線」で売りサイン

 水曜日:「陰陽の切り込み線」で買いサイン

 木曜日:「陽陽のたすき線」で買いサイン

 金曜日:「陽陽のはらみ線」で買いサイン

 となっていますが、600円幅の中でBOX相場の動きをしていたため、順張りで玉を建てるトレードは中々難しい相場であったと考えます。

 

 先週の分析で今週の下値の目途の1つとしていた5/27→5/28に空けた窓に関しては、水曜日にザラ場ベースで窓埋めをする動きが見られたものの終値ベースでは埋めることができませんでした。

 火曜日および水曜日の下髭は「窓を埋めたくない=下へ行きたくない」という意思の表れと考えることができ、窓の下限に近付いたポイントは「買う動作」が必要であったと考えられます。

 一方で木曜日は横向きの75日線や先週金曜日の高値を超えられずに上髭を形成していることから「売る動作」をしても良いポイントであったと考えることもできます。

 小動きの中で売買する場合はポジションを建てた翌日に手仕舞うことは頻繁にあるため、トレードスタイルによってはポジションの整理で忙しない一週間であったと考えられます。

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 移動平均線を見ると25日線、75日線が共にを打ち、それぞれの移動平均線を下値支持および上値抵抗とする動きとなっています。

 前述の週足と同様に「75日線の上放れ」もしくは「25日線の下放れ」のいずれかの方向についていくことになると現時点では考えます。

 75日線を上放れした場合は4/19→4/20の窓の上限(29,530円)5/10高値(29,685円)を目指す動きとなりそうです。

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 25日線を下放れした場合は節目の28,400円5/20→5/21の窓(上限:28,193円、下限:28,176円)を目指す動きとなりそうです。

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 ボリンジャーバンドでは-3σ~+3σまでの全てのバンドが波打ち→横向きに転じ、BOX相場の動きとなりました。

 先週同様に今週も+1σに上値を抑えられていますが、+1σを上抜けて+2σに向かう場合は29,500円や5/10と価格帯が重なってくるため意識されやすいポイントになってきそうです。

 逆に-1σに向かう場合には、28,400円の節目や5/20→5/21の窓と価格帯が重なってくるため、下値として意識されやすいポイントになってくると考えられます。

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日柄から見られる傾向と来週の展開の想定

 日柄の傾向から上昇する場合、下落する場合の展開を想定してみます。

 2/16高値以降の高値→高値および安値→安値の周期を見てみると概ね「14日前後」もしくは「20日前後」の周期で動いている傾向が見られます。

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 現在のチャートに当てはめて考えてみると、来週の相場が上昇する場合は5/13安値から「15日目(6/2)」で安値を付け、5/10高値から「約20日目」に向かって高値を付けにいく展開が想定されます。

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 逆に来週の相場が下落するのであれば、5/10高値から「15日目(5/28)」で高値を付け、5/13安値から「約20日目」に向かって安値を付けにいく展開が想定されます。

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 周期の傾向からは上下のどちらにも動ける展開が想定されるため、移動平均線およびボリンジャーバンドの上放れ、下放れの動きと合わせて総合的に考えていく必要がありそうです。

TOPIX

 TOPIXは節目の1,950ポイント、上値抵抗線、5/10高値を同時に上抜けし、堅調な展開で推移しています。

 25日線と75日線が再びゴールデンクロスすれば再び3月高値を目指す展開が想定されますし、ゴールデンクロスせずに25日線が再び下向きに転じれば1,860ポイント~2,010ポイントでのBOX相場入りが想定されます。

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指標

 騰落レシオは適正水準の100まで回復しました。

 株価が上昇する(BOX上限を目指す)のであれば120を目指し、下落をする(BOX下限を目指す)のであれば再度80を目指す展開が想定できそうです。

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 月末売りで5/31に空売り比率が上昇しました。

 40を下回る日は2営業日に留まっており、41以上の比較的高い水準で推移していることが上値が重い要因の一つとなっていると考えられます。

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 先週の投資主体別売買状況は、海外勢が大幅に買い越し、個人が大幅に売り越しとなっています。

 株価が保ち合いだった今週も海外勢が買い越し、個人が売り越しているのであれば株価の一段高が期待できるため、引き続き来週発表の投資主体別売買状況も注視していきます。

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来週の戦略

 今週もBOX相場をメインシナリオとして立ち回りつつ、移動平均線をどちらに放れるか(13週線と75日線の上放れ、26週線と25日線の下放れ)に注意していきます。

 上値、下値の目途は前述の通りで

 上値:29,530円(4/19→4/20の窓の上限)や29,685円(5/10高値)

 下値:28,400円(過去のBOX下限)や28,193円および28,176円(5/20→5/21の窓の上限および下限)

 を想定し、ポジションを建てていきます。

意識する日柄

・5/28高値から9日目の6/9

・4/21安値から33日目の6/10

・4/6高値から42日目の6/8

・3/24安値から51日目の6/8

今週の日経平均株価分析(5月24日~5月28日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今週は気になるニュースが流れてきました(株式投資とは関係ありません)。

 女優の深田恭子さんが適応障害の診断を受けて休養に入ったニュースです。

 

 私自身も過去に「適応障害」→「うつ病」と症状を悪化させてしまい半年ほど休職した時期がありました。

 「適応障害うつ病ではないから大丈夫」と(職場も自分も)思い込んでしまって休養を取らなかったために負荷が積み重なってしまい、体(心)の異変に気付いた時には既に手遅れで、半年間の休養を取らなければならない程に悪化していました。

 今は症状も良くなり仕事もこれまで通り行っていますが、何に対しても興味がわかず無気力状態が続く地獄の日々は二度と経験したくないと心底思っています。


 適応障害は誰にでも起こり得るので、少しでも異変を感じたり違和感を覚えたりしたら「取り返しがつかなくなる前にしっかり休む」ことが大切だと感じます。

  

 話が逸れてしまいましたが、今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 「陰陽のはらみ線」を形成して、一旦の下げ止まりを示唆した先週の流れを引き継ぐように、今週は「陽の丸坊主」に近い大陽線を形成し終値ベースで26週線を回復しました。

 下向きの13週線に上値を抑えられる形での週末入りとなっていますが、5/13の安値で一旦下げ止まり、再びBOX相場入りした可能性が出てきました。

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日足

 週明けの月曜日はこれまでのBOX下限であった28,400円をザラ場ベースで上抜けてくる場面が見られたものの、終値ベースでは超えることができず依然として28,400円が意識される展開が続きました。

 火曜日に28,400円を寄り付きから上抜けたことで、次なる節目の28,800円や下向きの25日線を目指す動きが想定され、5/13から「10日目」にあたる水曜日に25日線にぶつかる動きとなりました。

「グランビル売➁」や「グランビル売➂」を想定していたのであれば、水曜日の大引けは「売る動作」を行うポイントであったと考えます。

 木曜日は前日比マイナスで始まるも、ローソク足は「トンボ」を形成し節目の28,400円や5日線が下値支持として意識される動きが見られました。

 「下に行きたくない」という意思が感じられるローソク足や株価の動きから木曜日は「買う動作」が必要な場面であったと考えます。

 木曜日の流れを引き継ぐように、金曜日は寄り付きで25日線や節目の28,800円を上抜けてきたことから、「グランビル売➁」や「グランビル売➂」を想定して建てた売り玉はロスカットする場面であったと考えます。

 波を打った75日線を目前にしての週末入りとなりますが、来週以降75日線を回復する動きが見られるか否かに注目していきます。

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 28,400円が再び下値支持として意識される動きが見られたこと、および25日線を勢いよく上抜けて陽線を形成したことから、5/10を起点とした下落は5/13で一旦底を打って再びBOX相場入りした可能性が出てきました。

 目先に関しては、

 上値:29,500円および5/10高値(29,685円)

 下値:28,800円28,400円5/27→5/28の窓(下限:28,587円、上限:28,899円)

 を上下の節目として意識したいと思います。

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 大局では5/13安値(27,385円)→2/16高値(30,714円)まではBOXの範囲として想定しておきます。

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 また、フォーメーションとしては上昇フラッグを形成しているシナリオも視野に入れておきます。

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 ボリンジャーバンドでは-3σ~-1σの全てのバンドが上向きに転じ、一旦の下げ止まりを示唆する形となりました。

 +1σに上値を抑えられる形での週末入りとなっており、来週以降+2σを試す展開が見られるのか、再度-1σまで下落する展開となるのかボリンジャーバンドでの株価の動きにも注意を払っていきます。

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 再びBOX相場入りした場合には各バンドが波打ち、株価は-2σ~+2σの範囲を動くことが想定されます。 

 上昇した場合、下落した場合の目途として-2σ~+2σおよび各バンドと重なる節目(過去の上値抵抗および下値支持)を意識していきたいと思います。

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過去チャートとの相違点

 先週までは過去の下落から戻り高値を付けるまでの日柄として「9日前後」を意識し、その後の続落を想定していました。

 今週も想定通り「10日」の日柄で25日線に到達したものの、翌日の株価の動きに過去のチャートとは違う傾向が見られたので今後のために振り返ってみます。

 

 3月以降「10日」の日柄で高値を付けた翌日(もしくは当日)は「窓空け陰線」もしくは「大陰線」を形成して下落しました。

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 2018年11月は「10日」で25日線に到達後、翌日は陰線を形成して続落しました。

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 2018年2月も「10日」で25日線に到達後、翌日は陰線を形成して続落しました。

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 2016年2月も「8日」で25日線に到達後、「宵の明星」を形成して続落しました。

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 しかしながら今回は「10日」で25日線到達後、翌日は陰線を形成せずに買いサインである「トンボ」を形成しました。

 25日線到達後の株価の動きがこれまでの「陰線」の傾向と違うことから、「続落しない可能性もある」と想定する必要があったと考えます。

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過去チャートから見る今後の想定

 25日線と75日線がデッドクロスした後に下落の勢いが加速せず、再び25日線を回復した時のその後の動きを過去チャートから探ってみます。

 

 2017年4月は株価が25日線、75日線を回復した後、25日線が上向くまで75日線の上で保ち合って再び上昇しました。

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 2019年6月は75日線に上値を抑えられ、25日線をサポートにしながら25日線が横向き→上向きに転じるまで保ち合い、最終的に75日線を上抜けていきました。

 2019年9月は底値圏で1ヶ月ほどの保ち合いを経て、25日線、75日線を回復して一直線に上昇しました。

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 いずれの場合も75日線に到達していますが、来週以降の想定として、まずは75日線が上値抵抗になるか否かを注視していく必要がありそうです。

 そのうえで下向きの25日線が横向きに転じるまでどの位置で(75日線の上か下か)保ち合うかも注視していきます。

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TOPIX

 TOPIXは75日線を回復して4月に下値支持として機能していた節目の1,950ポイントに到達しました。

 トレンドラインの上値抵抗線と合わせて、株価が上抜けてきたら個別株が堅調に推移する展開が想定できます。

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指標

 騰落レシオを見ると80を割り日経平均株価が安値を付けた5/13が結果的に買い場となりました。

 BOX相場入りしたのであれば、再び120を目指す展開が想定されます。TOPIXが節目を上抜けて個別株が堅調になれば、騰落レシオが120を目指す動きとも連動することになりそうです。

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 5/11を起点に40台を記録していた空売り比率でしたが、金曜日は低水準の35台まで下がりました。

 金曜日の大幅高は5/11を起点として溜まっていた空売りの買戻しが一斉に起きたことが要因であると考えることもできそうです。

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 先週の投資主体別売買状況は、海外勢、個人共に売り越しとなっています。

 今週の上昇で海外勢が買い越し、個人が売り越しているのであれば、更なる上昇も期待できるため、来週発表の投資主体別売買状況にも要注目です。

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来週の戦略

 BOX相場入りをメインシナリオとして立ち回ります。

 目先の上値、下値の目途は前述の通りで

 上値:29,500円および5/10高値(29,685円)

 下値:28,800円28,400円5/27→5/28の窓(下限:28,587円、上限:28,899円)

 を想定し、建玉を調整していきます。

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意識する日柄

・5/13安値から17日目の6/4

・4/21安値から26日目の6/1

・3/18高値から51日目の6/2

今週の日経平均株価分析(5月17日~5月21日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 東京証券取引所が「現物株」の取引時間拡大を検討すると発表しました。  

 後場の取引時間の延長や大型連休中の取引機会確保についても検討するとのことで、個人投資家(特にザラ場を見れないサラリーマン?)が今以上にマーケットに参入しやすい環境になってきそうです。

 ・取引時間の延長がチャートの形にどのように影響する?

 ・将来的には信用取引にも適用される?

 ・海外投資家はどのように捉える?

 疑問に思うことが多々ありますが、その時々の環境、流れに柔軟に対応していくことがこの先も大切であるため、これからも自分にできることを1つずつ着実にこなしていきたいと思います。

 

 それでは今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 「陰陽の包み線」を形成して続落を警戒しなければならなかった先週末でしたが、今週は先週の安値を割り込むことなく、週足としては長い下髭を形成する「トンボ」となっており下落した時の買い圧力の強さを感じます。

 先週のローソク足と合わせると「陰陽のはらみ線」を形成しており、一旦の下げ止まりを示唆する組み合わせとなっています。

 しかしながら、移動平均線を見ると今週は26週線に上値を抑えられている形となっており、下値の固さと共に上値の重さも同時に感じる状況となっています。

 2018年2月の下落後の反発時も、週足レベルで見ると26週線に上値を抑えられる形となっており、来週以降に上昇する場面があったとしても「下げ止まりからの転換」と決めつけるには注意が必要です。

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日足

 「陽陰のたすき線」を形成して上昇が期待される先週末でしたが、今週は株価が値幅を伴って上下に動く一週間となりました。

 ローソク足の組み合わせとしては

 金曜日~月曜日:「陽陰の被せ線」で売りサイン

 月曜日~火曜日:「陰陽のたすき線」で買いサイン

 火曜日~水曜日:「陽陽のはらみ線」で買いサイン

 水曜日~木曜日:「陽陽の包み線」で買いサイン

 となっており週前半はローソク足の組み合わせだけで判断すると逆を突かれてしまう難しい展開であったと考えます。

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 しかしながら、過去に上値抵抗、下値支持として意識されていた節目を俯瞰して見ると「月曜日の寄り付き」「火曜日の終値」「金曜日の終値」はこれまで下値支持として機能していた28,400円が抵抗として機能し綺麗に上値を抑えていることから、28,400円に近付く局面では「売る動作」が必要であったと考えられます。

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 来週以降、28,400円を上抜けた展開があった場合には安心感から「買う動作」をしたくなるかもしれません。

 しかしながら上述の内容と同様に過去に上値抵抗、下値支持として意識されていた28,800円の節目および下向きの25日線が重なってきます。

 上昇したとしても、これらの節目で上値を抑えられやすくなると想定できるため、28,400円の節目を上抜けた場合でも注意が必要だと考えられます。

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 ボリンジャーバンドを見ると金曜日は終値および実体ベースで-1σを回復してきており、下げ止まりを示唆する形となっています。

 しかしながら、全てのバンドが下向きのままであるため、-1σの回復だけで下げ止まりを判断せず、-3σ~-1σが完全に上向くまでは下落に備えておいても良さそうです。

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 2018年1月の反発時には-1σを回復するも、-3σ~-1σが完全に上向きにならなかったため、-1σがサポートとして機能せずに再度下落する展開となっています。

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 現在のチャートでも-3σ~-1σが下向きのままであるとサポートとして機能しない可能性があるため、バンドの向きには注意を払う必要がありそうです。

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過去チャートから見られる傾向

 続落に警戒しつつも、今週は5/13の安値から反発する局面に入りました。

 今回は5/13に一旦の底打ちをしたと仮定して、高値から3,000円級の下落をした際の反発の傾向を過去チャートから探ってみます。

 

 2020年3月は底打ちから4日で25日線付近まで反発し、25日線に対して日柄調整する中で再度下落しました(グランビル売➂)。

 下落幅に対して38.2%の戻り幅となっており半値戻しは未達成です。 

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 2018年10月は底打ちから10日で25日線まで反発し、下向きの25日線を抵抗にして再度底値付近まで下落しました(グランビル売➁)。

 下落幅に対して38.2%の戻り幅となっており半値戻しは未達成です。

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 2018年2月は底打ちから10日で25日線まで反発し、下向きの25日線を抵抗にして再度底値付近まで下落しました(グランビル売➁)。

 下落幅に対して38.2%の戻り幅となっており半値戻しは未達成です。

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 2016年2月は底打ちから8日で25日線まで反発し、下向きの25日線を抵抗にして底値を割れる下落となりました(グランビル売➁)。

 下落幅に対して38.2%の戻り幅となっており半値戻しは未達成です。

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 ただし、下落の起点から見ると61.8%戻しの直前で25日線が上値抵抗となり底値を割れたと考えることもできそうです。

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 2015年8月は底打ちから3日でネックラインまで反発し、高値および安値を切り下げる下落となりました。

 下落幅に対して38.2%の戻り幅となっており半値戻しは未達成です。

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 これらのチャートから、

 底入れ後の反発の日数は短期で「4日前後」、25日線まで反発すると「9日前後」

 ・戻りの値幅は下落幅に対して38.2%50%(短期目線で見ると61.8%の戻しもある)

 ・戻り高値を付けた後は底値付近まで再下落する場合が多い

 という傾向が見られます。

  

 現在のチャートに当てはめると、2/16高値→5/13安値の下落幅に対して、38.2%の戻しが未達成です。38.2%~50%の戻りがあるならば、来週は28,600円~29,000円までの戻りを試す展開を想定できそうです

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 一方、5/10高値→5/13安値の短期的な下落幅で考えると38.2%の戻しは達成しています。

 61.8%までの戻りがあるならば、28,800円付近まで上昇する展開を想定でき、上述の28,600円~29,000円の価格帯とも重なってきます。

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 5/13安値からの日柄で考えると今週の高値を付けた火曜日は「4日」で短期的な戻り高値を付ける日柄に該当します。

 来週、上昇せずに28,400円のネックラインを上値抵抗にして続落する場合には「4日」の日柄が該当したと判断できそうです。

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 来週、上昇する場面があるのならば「9日」の日柄および25日線を意識する必要があります。

 3月以降は安値→高値の周期が「10日」であったことから対等数値の考えからも「9日」が意識される可能性はありそうですし、下向きの25日線やフィボナッチの戻りの目途、過去の上値抵抗、下値支持となっていた節目が重なる28,800円付近は注意が必要だと考えます。

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TOPIX

 TOPIXも火曜日の高値を抜けられずに週末入りとなっています。

 下向きの25日線が間近に迫っており、1,910ポイントと25日線が重なるポイントで上値を抑えられるか、次の節目である1,920ポイントを目指す展開になるか注意深く見ていきます。

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指標

 騰落レシオを見ると80を割った5/13が一旦の下げ止まりポイントであったと判断できそうです。騰落レシオが売られすぎ水準から100を目指す展開になれば全体相場が堅調になるため、現在地からの一段高を期待することはできそうです。

 ただし短期的には過熱していることも否めないので、追っかけ買いには注意が必要です。

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 空売り比率を見ると今週は水曜日に40台後半を記録しています。空売りの買戻しが入れば、来週は上昇する展開も考えられそうです。

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 先週の投資主体別売買状況は、海外勢が大幅に売り越し、個人が大幅に買い越しとなっています。

 下落局面では依然として個人は強気であり、個人(信用)の買いの多さも目立ちます。

 ただし、5/13の安値を割れた時には個人の買いは売り圧力に転換することが想定できるため、買いポジションを持った際にはロスカットのルールを徹底する必要があります。

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来週の戦略

 戻り売りをメイン戦略として立ち回ります。売り上がる目途としては下向きの25日線、28,800円の節目を意識したいと思います。

 下値の目途は5/13安値、5/17安値(1/29安値と重なる)を意識して、売りポジションを超えない範囲での買いの新規建ても検討していきます。

意識する日柄

・5/13安値から9日目の5/25

・4/6高値から33日目の5/26

・3/24安値から42日目の5/26

今週の日経平均株価分析(5月10日~5月14日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 

 今週は4月の米消費者物価指数(CPI)の大幅な伸びにより、物価上昇圧力が景気回復を妨げるとの懸念から株価が下落しました。

 同時に米長期金利の上昇も株価下落に拍車をかけ、日経平均株価は大幅下落の1週間となりました。

 株価が上がった理由、下がったり理由を毎日確認していますが、ファンダメンタルは都合の良いように!?解釈されていることもあるため、私にとっては理解することがなかなか難しいです(笑)

 

 株価の動きはチャートに現れていて、材料は後から付いてくる(後付け解釈で何にでもできる)とおっしゃる人もいるように、私も過去のチャートと現在のチャートの類似点を見つけて先の想定を立てていくことをこれからも大切にしていきたいと思います。

 

 それでは今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 「陰陽のたすき線」を形成して上昇を暗示した先週末から一転、今週は警戒していた28,400円のネックラインと26週線の同時割れを達成してトレンドが転換した一週間となりました。

 今週の陰線で2020年3月安値→2021年10月安値を結んだトレンドラインの下値支持線も割り込み、コロナショックから1年続いた上昇トレンドが一旦の終焉を迎えたと考えられます。

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 26週線を回復できない展開が続いてしまうと52週線までの調整も考えられるため、来週以降は26週線と株価の位置関係に注目していく必要がありそうです。

日足

 週明けの月曜日は25日線を回復して陽線を形成するも、終値ベースでは4/19→4/20に空けた窓の上限を12円分埋めることができず「窓を埋めたくない=上に行きたくない」という意思が感じられる値動きとなりました。

 また、月曜日の終値は4月に何度も下値サポートとして機能していた29,500付近が上値抵抗として機能していること、これまでの安値→高値周期の対等数値である「10日」が該当していることから、窓埋めできなかった動きと合わせて「売る動作」が必要であったと考えられます。

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 火曜日は寄り付きの時点で再び窓を空けて25日線を割ってきたことから、月曜日の大引けと同様に「売る動作」が必要な場面でした

 水曜日はBOXの下限である28,400円を終値ベースで割ってきたことから「BOX下放れ」の可能性が高くなり、売る動作をする最後の場面であったと考えます。

 木曜日は25日線と75日線がデッドクロス且つ1/29安値も終値ベースで割り込み、明確な下落トレンドへの転換と思われました。

 しかしながら金曜日は続落せずに1/29安値を回復して寄り付き「陰陽のたすき線」を形成して反発を期待させる組み合わせとなっていることから、木曜日のトレンド転換はオーバーシュート(騙し)になった可能性も考えなくてはならない状況で週末入りとなっています。

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 ボリンジャーバンドで見ると月曜日の高値は+1σに届かず、火曜日の陰線で-2σに到達し各バンドが拡大に向かう動きをしたことから、上値が重く下落の兆候が見られました。

 先週のレポートに記載した傾向通り、水曜日にはネックラインと同時に-2σを割ってきたことが今回の下落のスタートの合図となりました。

 金曜日は終値ベースで-2σを回復していますが、下へのバンドウォークが始まっている場合には-2σや-1σが戻り売りのポイントにもなるので、買いを入れる際には注意が必要です。 

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下値の目途

 28,400円のネックラインを明確に割れたため、今回の下落の下値の目途をN値、E値、V値およびフィボナッチから探ってみます。

 2/16高値:30,714円→3/5安値:28,308円→3/18戻り高値:30,485円とした場合。

 N値=28,079円:達成済み

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 E値=25,902円

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 V値=26,131円

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 10/30安値→2/16高値の上昇幅で見た場合。

 38.2%押し=27,747円:達成済み

 50%押し=26,831円

 61.8%押し=25,915円

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 2020年3月安値→2/16高値の上昇幅で見た場合。

 38.2%押し=25,230円

 50%押し=23,536円

 61.8%押し=21,842円

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 10/30から半年続いた上昇相場の38.2%押しの水準で今週は下げ止まった形になっていますが、この水準を割った場合には節目の重なる25,900円~26,100円の価格帯が下値の目途になる可能性がありそうです。

過去チャートから見られる傾向

 下落が始まった中で、次に考えなければならないのは「いつまで下げるか?」「どこから買っていくか?」であるため、3,000円級の下落をした時の日柄の傾向を過去チャートから探ってみます。

 2020年は高値から43日で底入れをしました。途中21,000円の水準で下げ止まる雰囲気を見せるも5日線が抵抗となり更に下落しています。

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 2018年1月は高値から16日で一旦の底入れ、43日で大底を打ちました。途中で1,000円程の反発が入るも、下向きの25日線が抵抗となって再度下落に転じています。

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 2018年10月、12月は高値および戻り高値から17日で底入れしました。下落の後の反発や下落の最中の反発で下向きの25日線が抵抗となり、再度下落する場面が見られます。

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 2015年末から2016年にかけては34日で一旦の底入れ。その後2,000円近く反発するも、下向きの25日線が抵抗となって再度下落に転じ49日で大底を打ちました。

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 2015年は高値から33日で底入れしました。途中、1,000円ほどの反発が入るもネックラインが上値抵抗となり再度下落に転じています。

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 これらのチャートから、

底入れの日数は一目均衡表の基本数値や複合数値が意識される

下落の途中で1,000円程度の反発が入る

下向きの25日線やネックラインに上値を抑えられ再度下落に転じる

 という傾向が見られます。

 

 現在のチャートに当てはめると、下向きの25日線とローソク足がぶつかる時や、28,400円のネックラインに近付く時は戻り売りを狙っていく場面になると想定ができそうです。

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TOPIX

 TOPIX日経平均株価と同様に月曜日は窓の上限が上値抵抗となり、下落に転じています。

 木曜日の安値も2月の窓が意識されており、一旦は下げ止まった価値になっていますが、25日線と75日線がデッドクロス間近の状況となっており、反発したとしても25日線が抵抗となって上値を抑えられる可能性がありそうです。

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指標

 木曜日の下落で騰落レシオは売られ過ぎである70台に突入しました。コロナショック以外の暴落場面では騰落レシオが70台の水準になると下げ止まって「買い場」になることが多いため、騰落レシオから判断すると木曜日が買い場と考えることができます。

 ただし、コロナショックの様に70台で下げ止まらずに更に深堀りすることもあるため、買い場と決めつけないように注意することも必要です。

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 空売り比率は久しぶりに40台後半を連日記録しました。40台後半~50台を記録すると株価が底打ちする傾向があるため、上述の騰落レオと合わせて考えると木曜日に一旦下げ止まって買い場になった可能性はありそうです。

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 GW前および先週の投資主体別売買状況は、海外勢が買い越し、個人が売り越しとなっています。

 来週発表される今週の投資主体別売買状況は恐らく海外勢が売り越し、逆張りの個人は買い越しとなっているのはないでしょうか。

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来週の戦略

 戻り売りをメイン戦略として立ち回ります。下向きの5日線、25日線、-1σ、28,400円のネックラインを上値が抑えられる抵抗として見ていきます。

 下値は今週木曜日の安値を目途とし、売りの利益確定よりも先に打診買いを入れていくように心掛けます。

 仮に安値を割れたら買いポジションをロスカットして、できるだけ売りポジションの利益を伸ばせる行動をしていくことが大切だと考えます。

 

 気がかりなのは先物市場で、先物市場は28,100円のネックラインおよび5日線で綺麗に上値を抑えられているため、金曜日が戻り高値になった可能性も考えておく必要があるかもしれません。

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意識する日柄

・5/10高値から9日目の5/20

・4/21安値から17日目の5/19

・4/6高値から26日目の5/17

・3/18高値から42日目の5/20

メンズ脱毛専門店RINX(リンクス)でヒゲ脱毛を始めました

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 これまで申し込もうか迷っていたヒゲ脱毛を、重い腰を上げてようやく今年から始めました。

 ヒゲ脱毛といってもニードル脱毛、レーザー脱毛、フラッシュ脱毛、脱毛クリニックやサロンも沢山ありどこで申し込めばよいか迷う方が多いと思います。

 

 今回のブログでは私がヒゲ脱毛を申し込んだ「RINX(リンクス)」について綴っていきます。

 このブログがリンクスでのヒゲ脱毛を申し込もうか迷っている、これからヒゲ脱毛をしたいがどこにしようか迷っている、という方の参考になれば幸いです。

ヒゲ脱毛の料金プラン(2021年5月現在)

 ヒゲ脱毛の部位は6ヶ所に分かれていて、部位ごとに1回、5回、10回と選択することができるようになっており、10回保証パスを申し込むと11回目以降は永久80%OFF保証のサポートが受けられます。

 個人差はありますが、ヒゲ脱毛は10回以上施術する場合が殆どですので初めから10回保証パスを申し込み、11回目以降に80%OFFで施術するプランが最もリーゾナブルだと思います。

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 HPには部位ごとの料金が記載されており、顔全体(6ヶ所)を10回保障パスの正規料金(キャンペーン適用なし)で申し込むと174,700円の費用になります。

カウンセリングでのアドバイス

 RINXは無料でカウンセリングを行ってくれるため、脱毛回数の目安や料金について気軽に相談することができます。 

 その場で契約しなくて問題ありませんので、気になる方は一度カウンセリングを受けてみるのも良いかと思います。 

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 ヒゲ脱毛の回数の目安に関して私が受けたアドバイスは下記の通りです。

 両ほほ:必要なし(もともと生えていない)

 両もみあげ:10回

 鼻下:15~20回

 口下:15~20回

 あご:15~20回

 あご下・首:10回

 ヒゲの量自体は標準的とのことですが、自分でも気になる「鼻下」「口下」「あご」は重点的に脱毛しなければならなそうです。

実際の料金(筆者の場合)

 私はキャンペーンを利用して顔・ヒゲ全体(6ヶ所)脱毛プラン10回保証パス(11回目以降永久80%OFF保証あり)を115,000円(税込み)で申し込みました。

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 通常申し込みの10回保証パスプランの料金が174,700円と考えると30%以上の割引率になります。 

 各部位10回のプランではありますが私は両ほほの施術が殆ど必要ないため、初回のみ顔全体をヒゲ脱毛し、両ほほの残りの9回分は「鼻下」「口下」「あご」の3ヶ所に3回ずつ(鼻下、口下、あごのみ合計13回の施術)振り分けてもらうことにしました。

想定されるトータル料金(筆者の場合)

 私の場合、「鼻下」「口下」「あご」の3ヶ所を15~20回施術する予定です。

 3ヶ所を予定回数施術した場合、トータルでどの程度の料金になるか試算を出してみます。

 前述の料金プランの内「鼻下」「口下」「あご」を11回目以降80%OFFの料金で利用した場合、1回あたり2,310円(鼻下:840円、口下:630円、あご:840円)の費用が必要です。

 80%OFFの料金プランを利用する時点で、各部位13回の施術を終えているため、

 15回利用した場合のトータル料金は、

115,000円+2,310円×2=119,620円

 20回利用した場合のトータル料金は、

115,000円+2,310円×7=131,170円

 となります。 

 満足の結果を得るためには、おおよそ13万円ちょっとの費用が必要となりそうです。

いつ申し込むのがお得?

 RINXは毎年4月に1ヶ月間、周年キャンペーンを実施しているそうです。

(2021年は緊急事態宣言の影響を考慮して5月31日までキャンペーン期間を延長)

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 本申し込みの他にお試しプランもあるため、お得に脱毛をしたい!お得に脱毛を体験したい!という方は毎年4月に開催される周年キャンペーンを利用するのが良いと思います。

ご紹介特別優待券を利用するのもお得!

 もし、知人にRINXを利用している方がいれば「ご紹介特別優待券」を利用するのも良いでしょう。

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 特別優待券を利用することで価格が50%OFF(キャンペーンとの併用可。併用時は10%OFF)になるため、キャンペーンの時期を逃したとしても出費を抑えて脱毛することができます。

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キャンペーン利用時の注意点

 周年キャンペーンの中で、顔全体のヒゲ脱毛10回保証パス59,800円のプランがあります。

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 11回目以降が80%OFFになるなら59,800円で10回保証パスを申し込み、11回目以降も利用すれば費用をかなり安く抑えられるのではないか!?

 

 と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら

10回保証パス59,800円のキャンペーンは11回目以降の施術料金80%OFFの対象外

 になってしまいます。

 対象外になってしまうため、11回目に顔全体のヒゲ脱毛をする場合には1回あたり25,200円の通常料金が適用されてしまうため注意が必要です。

おわりに

 いかがでしたか?

 私の場合の脱毛料金のプランを記載しましたが、このブログが少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

 

 今後はヒゲ脱毛を行う度にどの程度の脱毛効果が現れるかを時系列でブログにしていこうと思いますので、引き続きブログを読んでいただけると嬉しいです。 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

今週の日経平均株価分析(5月6日~5月7日)

 こんにちは、ヤマちゃんです!

 今月末まで緊急事態宣言の延長が決定しました。

 我慢の続く日々が1年以上続き、昨年同様にステイホームでのGW。

 アウトドア派の私にとって外で思いっきり羽根を伸ばせないとストレスが溜まってきてしまいます 笑

 

 1年前と状況は全く変わらず、医療現場では「命の選別をしなければならない状況が迫ってきている」と話を聞くこともあります。

 ゴールの見えない中で今後も走り続けなければなりませんが、1日でも早くこの状況が落ち着くことを願うばかりです。

 

 それでは今週の日経平均株価を振り返っていきます。

週足

 4週連続の陰線且つ「陰陰のたすき線」で続落を警戒するGW前でありましたが、今週は続落から一転、反発して陽線を形成しました。

 ローソク足は「陰陽のたすき線」を形成し上昇を暗示する組み合わせとなっています。

 しかしながら上値は13週線に抑えられており、13週線を回復できるか否かを来週は見極めていくことになりそうです。

 また、来週はいよいよ26週線が下値の節目の28,400円付近まで上昇してくるため、週足レベルでの株価と26週線の絡みにも注意していく必要があります。

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日足

 GW明けに大きめの陽線を形成して大幅反発するも、木曜日、金曜日と上値は4/19~4/20に空けた窓の下限で抑えられており、窓が抵抗帯として意識される動きが見られました。

 金曜日のローソク足は上下に髭の長いコマ足を形成しており、25日線と75日線の間で迷っている状況が窺えます。

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 今週は4/6高値→4/9高値を結んだトレンドラインの上値抵抗線終値ベースで突破したように見ることもでき、4/6を起点とした短期的な急落が一旦落ち着いた可能性が出てきました。

 窓埋めを達成できれば再び上値を狙いに行く展開も想定できそうです。

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  しかしながら、日柄で見ると5/7は4/21安値から9日目、3/18高値から33日目、3/5安値から42日目でもあり、「9日」「33日」「42日」の日柄が意識されていると仮定すると金曜日が下落への転換点となり、再びBOX下限を目指す動きになる可能性も想定されます。

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 上値を目指す、BOX下限を目指す、どちらの展開になったとしても目先は下値28,800円、上値29,400円(窓の下限)が意識されるため、狭い範囲でのBOX相場になる可能性も含めて対応していく必要があります。

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  ボリンジャーバンドでは-3σ~+3σまで全てのバンドが横向きになりBOX継続の動きとなっています。 

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過去チャートから見られる傾向

 過去2週間の分析では現在のチャートとコロナショックの類似点を記載しました。
 

 今回はボリンジャーバンドから見たコロナショックとチャイナショックの傾向を探ってみます。

 

 2020年のコロナショックは、-2σに触れた後に+1σまで反発する過程で各バンドが横向きとなりました。

 バンドが横向きになった後の収束は見られませんでしたが、+1σが上値抵抗となり再び-2σとネックラインを同時に割れて下落が加速しています。

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 一方2015年のチャイナショックは、-2σに触れた後に+1σまで反発し、-1σ~+1σを動く過程で各バンドが横向き→収束となりました。

 バンドが収束した後に-2σとネックラインを割れてバンドが拡大したことで下落が加速しています。
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 現在のチャートに当てはめてみると、今後バンドが収束する展開になるかどうかは分かりませんが、+1σまで反発する場面があった際には上値を抑えられる可能性があるとして準備した方が良さそうです。

 現在は28,400円にネックラインがあり、今後ネックラインを割れた際には、-2σを同時に割れていくかどうかも注目点として意識しておきたいと思います。

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TOPIX

 TOPIX日経平均株価と同様に窓の下限が上値抵抗として意識されています。

 25日線と75日線に挟まれた状態で、75日線がサポートとなるのか、25日線が抵抗となるのかを今後見極めていきます。

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指標

 騰落レシオは依然として売られ過ぎである80付近の水準に滞在しています。

 決算発表の結果やSQの思惑で買われる展開があれば100を目指す展開も想定されますし、材料に乏しければさらに深堀りして70を目指す一段安の展開も想定しておく必要があります。

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 GW前は空売り比率が増加しましたが、GW明けには40以下の水準まで減少したことから、2日間の上昇は空売りの買戻しの動きも影響していたように感じます。

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来週の戦略

 先週と変わらず大局では2/16高値を上限、3/5安値を下限としたBOX相場継続がメインシナリオです。

 短期的な節目も明白で下の節目は28,800円、上の節目は29,400円の窓を意識します。

 5日線、25日線、75日線、100日線が収斂し次の動きが出そうな環境でもあるため、まずは25日線と75日線がデッドクロスするか否かにも注意しながらポジションを調整していきます。

意識する日柄

・3/24安値から33日目の5/13